amazarashiライブ『騒々しい無人』の感想を一言で表すと、感謝

※こちらはamazarashiさんのライブ『騒々しい無人』の感想文です。セトリや秋田さんの言葉など、かなりのネタバレを含みます。ご注意ください。


初めてamazarashiライブ行ってきました。
いやーーー、一曲目から泣きました。1小節目何が起こったかわかりませんでした。圧倒的な爆音。肋骨あたりに響くような、地響きのような、音圧。私は大抵のamazarashiの曲を知っているし、歌詞も大体覚えているつもりでした。でも、一番最初の1小節、一言目は、何が起こったか分からず、二言目に歌詞が頭に入り、じわじわとこれが何の曲か気づきました。
「ジュブナイル」だ。
瞬間涙が込み上げてきました。まさかこの曲を歌ってくれるなんて。ずっと歌ってきました。高校時代に口ずさんでは、泣きながら歯を食いしばって、生きてきました。

そこから一歩も動かないのなら、君は侮辱された人間だ
そこから一歩歩き出せたら、君は負けなかった人間だ

『ジュブナイル』amazarashi

負けなかった人間になりたくて、この歌を頼りに生きています。
秋田さんはこのライブの途中、「ここにいる人にとって、amazarashiは色んなアーティストのうちのひとつかもしれません」(曖昧)というような内容を喋っていたのですが、そんなことはないんです。確かに私には好きなアーティストいっぱいいます。でも、amazarashiがなければ、今の私はなかったのだろうと思います。本当にamazarashiへ、感謝しています。

もう一曲目から泣いていて、次の『たられば』では逆に落ち着いてじんわり聞いていました。まあ涙ぐんでいました。

『隅田川』と『さくら』をな、生でな、聞けたのは本当にありがたかったです。
秋田さんが、「古い歌も歌おうと思っています」(曖昧)的なことを言った瞬間、(amazarashiの古い歌って良曲ばかりでずっと聞いていた歌ばかりだわ、あかんどうしよ。)と軽くパニックになりました。な、な、何を歌うんだ?もういっそ怖い。そこで『隅田川』ですよ。『隅田川』本当に美しい曲じゃん。毎回聞いては毎回美しい曲じゃん…ってなります。なんかもう『隅田川』良すぎて秋田さんの歌以外何も考えたくないってなって、一種の瞑想をキメていました。怖いね。
そして『さくら』ですよ。人は美しいものを見ると泣く。あまりに美しくて泣きました。豊川さんのコーラス美しすぎる。豊川さんの音域広すぎません?例えば普段のリビデとか空洞空洞とかのコーラス結構低い気がするんですけど、さくらのコーラスまじで高くて美しい。賛美歌かな?神々しさまである。

時々、秋田さんが咳払いしたり鼻をすする?音がして、体調には気をつけてください!!!って思っていました。無理をせずに体調が良いamazarashiをもっと見ていたいよ。

私は『空白の車窓から』が来ると思っていたんですよ。聞きたかったというのもありますけど。違いました。『ロストボーイズ』が来ました。「ロストボーイって迷子って意味で、毎日迷子で繰り返しの日々に、昔のわいならそこから抜け出せってなったかもしれませんが、今はそれでもいいんじゃないかなって思います」(曖昧)と秋田さんの曲紹介があり、人が歳を取ることの良い面を見た気がします。土台は揺るがず、しっかりと根を張り、幹は頑丈で、でも枝や葉はたおやかなのかもしれません。思考は日々変わります。今思っていることが、1年後には少し変わり、もしかしたら10年後には真逆のことを思っているかもしれません。泣かないで、ロストボーイ。君の事もわかってる。君の感情もわかる。その上で今の僕はこういう考えを持つようになったんだよ。

まあ、泣かないでって言われても、一曲目から泣いていますが!

ねえ〜〜〜『夕立旅立ち』来ると思った?私は思ってなかったので、不意打ち!!照明的に眩しかったですけど、夕日って眩しいからな(???)。『夕立旅立ち』って本当に良い曲だな。個人的に歌詞中の、友達には、またな、で、恋人へは、さらば、なのがめちゃくちゃ分かる。人間関係そういうところある。

このライブで、東京出て挫折して青森帰って音楽続けて、色んな曲を出して、今があるっていうのがありありと伝わるのが本当に素晴らしい。
『夕立旅立ち』で旅に出て、『さくら』『ひろ』『そういう人になりたいぜ』あたりで理想と現実の狭間でもがいているところがあって、何かを成し遂げられなかったとしても『帰ってこいよ』『ロストボーイズ』。
たまんないですね。最高です。ありがとうございます。

追伸、『帰ってこいよ』で秋田さんと豊川さんが最後顔見合わせて曲終わったんですけど、可愛すぎます。ありがとうございます。


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