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ヒト畜生の映画評 | POV映画をdigる3

ラムネってあるじゃないですかビー玉入ってる飲み物のやつ。

アレって昔めちゃくちゃビー玉が飲み口に引っかかって飲みにくかったんですけど、この前 居酒屋で飲んだらめちゃくちゃ飲みやすくてグビグビいけちゃって、でも僕としてはラムネって飲みにくさがあってこそのラムネみたいなとこもあって、こんなんで夏を迎えれるんだろうか。もっとビー玉よ私を虐めて!ってなっちゃって、

ビー玉に虐められたくて 夏

こんにちはヒト畜生あらため小野寺です。

今回でPOV紹介記事も3回目になりました、3といえばシャークネードだったらホワイトハウスを崩落させてるくらいです。僕もホワイトハウスを崩落させれるくらい進化していきたいものですね。

ではPOV映画紹介いってみましょう

P :プリティーで
O :おませな
V :分度器

それでは紹介していきましょう!(*)

(*編集部注):
違います。
POVは「プリティーで おませな 鰤」の略ではありません。

Point of View, つまり「視点」のこと。転じて一人称視点で作られた映画のことをPOVと呼びます。悪しからず。


***

①『ヴィジット』(2015)

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(C)Universal Pictures.

エクソシストでお馴染みシャマラン監督が何とPOVに殴り込みです。

シャマラン監督といえばカメオ出演大好きおじさんで親しまれていますが本人がインド系のためモロバレであり1発で「あ、監督出てきた」ってなります。かわいいね。

こちらのヴィジットという作品、流石名のある監督が撮っているためPOVといえど酔いません、目に優しいです、そして単に予算がないからPOVではなくPOVでしか表現できない演出と雰囲気。そしてエクソシストばりのどんでん返しとかなり良いです。

それに真面目に映画するのが疲れたのか謎のラップパートなどギャグ要素等々かなりカマしてくる映画なので是非見て頂きたいです。

②『武器人間』(2013)

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(C)2013 MPI MEDIA GROUP

僕は「好きな映画は何?」と聞かれるとノータイムで「武器人間」と答えて微妙な空気にすることでお馴染みの『武器人間』人間です。

まぁなに、天才博士が武器と死体をくっつけて人間を襲わせるだけの映画です 好きでしょこういうの。もうね、武器人間の何がいいってね、そらもう武器人間ですよ。皆さんは武器と人間を合体させるなら何をくっつけますか?

ライフル銃? ガトリング? ロケットランチャー?

粋じゃないですね。そんなこと天才博士はいたしません。

登場する武器人間は全部槍だったり鎌だったり。はたまたプロペラとか調理器具など武器(?)みたいなものまで、まぁジョン・ウィックが鉛筆で人を殺すので何だって武器といえば武器です。

兎にも角にも登場する武器人間全てが機能性よりもビジュアル重視なんですよ。まぁ武器人間展覧会です。ストーリー?ないですよ。そんなもんは邪魔です。ラストは爆破オチですし。

でもね、たまに良作映画を見ればみるほど自分のステータスになると勘違いしてやたら青白い綺麗な雰囲気映画ばっか見てる奴いるじゃないですか

そういう人達には一生武器人間の面白さなんて分かんないんだろうなって。そう思いながら今日も胸を張って「好きな映画は武器人間です」そう言い続けています。

③『VH/S ネクストレベル』

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(C)2013 8383 PRODUCTIONS, LLC

この映画を見た後に率直に感じたのは「これからのホラー映画界は明るい」の一つでした。この映画はPOVホラーの短編集で4人の監督が一本20分ほどの動画を担当しています。そもそも皆さんホラー映画ってどういう風に生まれるか知ってますか?

まず一つのアイデア(TVから飛び出てくるとか)があってそれを極限まで90分という時間に引き延ばすか、そういう勝負になってくるんですね。だからまぁ従来のB級映画ってのはアイデア一本で90分だから妙な引き伸ばし(内輪揉めや別行動して一人ずつ死ぬ等)ストレートつゆを10倍ぐらいに薄めてどんどん粗悪になっていっちゃうんですよ。

しかしこの「VHSネクストレベル」は一発アイデア20分勝負のため6倍濃縮をそのまますするような濃厚で大満足の容量なんですよ。4本の内容は

 ・幽霊
 ・ゾンビ
 ・カルト宗教
 ・宇宙人

の4つなのですが、中でも「ゾンビ」と「カルト宗教」の2本はこれ90分見てえぞ!? と思うくらいズバ抜けて出来がいいです。

特にゾンビの話は頭にカメラをつけた人がゾンビになってしまい 人間を襲う側視点で進み、車に引かれたり生きた人間を食べる体験ができます!めちゃくちゃ斬新アイデアでなんて濃厚で芳醇な‘かえし‘なのこれ水で薄めるだけで上品なスープなるわいなってなります。

この『VH/Sネクストレベル』一本の映画で4、5本のホラーみたかのような満足感、また1本20分のためテンポも良く飽きさせない見たこともない演出の数々、ホラー映画ファン大満足です これを見ないという手はないです。

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セブンイレブンのコーンマヨパンってあるじゃないですか、あれって昔めちゃくちゃ食べずらくて、一口食べるとボロボロとコーンが落ちていっじゃってたんですけどアレを大口で貪るのが好きだったんですね、でも最近細長く食べやすいように変わってて「女性のために食べやすいよう改良しました!」って書いてありました。

改悪だバカ。

ぼくとしてはもっとあのコーンをボロボロこぼしながらも、こう、コーンよ私を虐めて!ってなっちゃって。

春眠 コーンマヨに虐められたくて

以上 小野寺でした。



文・小野寺(旧 ヒト畜生)

鈍角でドーーーーーーーーーーン

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ブログ「生活」: https://otibi111.hatenadiary.jp/


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~ここ最近のフラスコ飯店~

「100日後に死ぬワニ」で顕在化した、僕たちを取り巻くインターネットのあれこれについて語りました。

この連載は、365日不眠不休でグジグジうだうだしている和島咲藍が、心から信頼する藤原基央さんと(勝手に)がっぷり組み合ってBUMP OF CHICKEN に「追いつく」試みです。歌詞を中心に見ていくけれど、解説や解釈といったものはありません。わたしという人間が BUMP OF CHICKEN の曲を通して藤原基央という人間に挑み、自分のややこしい人生に向きあって泣いたり笑ったり、悔しがったりするコラムです。




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