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晩夏にまつわるエトセトラ


壁にかけた絵を
替えたくなったのは、
少しでも空間が涼しく感じられるよう。
お盆頃の、ちょっと今更感もあったけれど。

デザイン教室で、以前制作し、
水をイメージしたつもりはなかったのに
ウォーターっぽくなってしまった画。
はずみで額装した、あれにしようと。

作り方は、

とろんとした糊をボール紙全体に塗り、
ポスターカラーの好きな色をのせ、
クシなどを使って模様をつけ

ドライヤーで乾かして、出来上がり。

(一部分)

凸凹があるので ↑ 風通しが良い感じもあって・・
(簡単なので、オススメです)

絵の真ん中あたりを
切り抜きした写真だけど、
見ているうちに「バームクーヘン?」と
思ってしまった。笑

薄荷ミント、ブルーベリー、メロン、ソーダ・・・
色んな味が、かわりばんこにする
仮想クーヘン ( 夏季限定 )。

少し冷やして、船の白い帆のように
生クリームを添えて、どうぞ―
みたいな・・・

(戯言でした。笑)



ともあれ、

この長らくの
強すぎる日ざしと
熱エネルギーにくったりした
身体、そして疲れ気味の魂には
ひんやり、甘やかな滋養も必要。


けれど、目に見えない
メランコリックさをきっと
八月は、隠し持っている。


空の色も、雲の形も
さほど変化はないけれど、

ひっそり咲いている萩の花、
トンボの淡い羽、ひぐらしの声の陰影、
予期せぬ涼風、もう葉っぱが落ちていく、
夕立後、いつもより気温が下がった夜、
それから・・・


微量の秋を見つけたとき、
ああ、もうすぐなんだ
ホッとすると同時に、
はかとない淋しさと
無常も感じます。


感性を刺激されるに
よい時期といえるのかも
しれませんが。


そういえば、

「あゝはやく九月になればー」
という、オフコースの曲のフレーズ。

八月後半にさしかかると、
このワンフレーズのみが、決まって
耳の奥から聴こえてくる不思議。
かなり昔の曲だけど。

久々に曲全体を聴いてみたら、
美しいメロディ―と小田さんの澄んだ歌声に
癒されました。曲名は「I Love You」。

24℃以下の、優しくも研ぎ澄まされた清涼感。
高音がクリスタルチューナーみたいに
頭頂部に響いてくるよう。。

ずっと恋愛の歌だと思ってきたけれど、
今聴くと、それに限定しなくても
全然、構わないなと。

友情でも家族でもペットでも隣人愛でも
自己愛でも地球愛でも自然や物に対してでも、
農家の人、宅配の人・・私を成り立たせている
無数のご縁の、いっそそれら丸ごとにでも。笑

そんな感覚で、漠然と聴いていると
存在してくれて、ありがとー。
愛というより、ただ有り難さで心が充足したのでした。


どなた様も引き続き、暑さには
くれぐれもお気をつけて。

あの角を左に曲がれば、
そこはもう、九月。




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