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没ロゴを11点掲載。少しばかし改変してます。

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はっきしいって、例えばクラウドソーシング系のサイト、かなり打率悪い。ある種がんばってやったことが無意味に思える程、不採用だと虚無ってしまう。

自分では結構今回のはイカしてんじゃね?とか思って提案しても、あっさりとボツってしまい、んじゃあ全体どんなロゴが採用されたんだい?って覗いてみると「はぁ!?それなの?」みたいなことが、しばしば起こる。

確かにクオリティがバチクソ高い、まさにプロ!って感じの人は、そりゃあ採用率も高いけれど、そんな人をもってしても、だぜ?落ちる時は落ちるし、そんなまさにプロ!って人が戦ったコンペですら、結局選ばれたのは「いや、ヘボくない?」みたいなデザインも結構あるんだよね。参っちまうよな、まったく。

それでも僕がたまにそういう系のサイトでせっせことロゴを作ったりするのは、わりかし案外意図があってすることなんだ。ちょっとばかしその話をしてみようと思うんだよね今日は。

まずなんといってもさ、他の人の提案が見れるってことはしこたま良いんだよね。しかも同じテーマで作った別案が見れるってのがさ。そりゃまぁたまに躊躇無くパクる泥棒野郎もいるもんだよ。つまりさ、人が提案してクライアントに運良く「いいね!」みたいな評価されようもんなら、盗む事こそ正義!っていう確信犯なデザイナー風情はためらい無く、似たようなテイストで恥ずかしげもなく提案するんだぜ?信じられるかい?テイスト、と言ってるけどさ、ほぼそのいいね!された案の修正、バリエーション案って感じの代物なんだぜ?

まぁでも僕も最初はそんな輩に面食らっちゃったもんなんだけれどさ、ここんとこはもう、慣れたよ。慣れるってのは良くはないんだろうけれどさ。でも言いたいのはさ、そこじゃあなくて、良質な「うふわぁ!そんなアイデアあったんだ!」みたいなデザインをただで見れるってことの方が、いいかい?重要なんだよ。

そういう刺激的なデザインを見ちゃうとさ、悔しくなるんだよね。どうして僕にはあんなアイデアが降ってこなかったんですか!!神様!!ってね。情けない話だよ。だけどくじけず奮起してさ、また次のコンペへとチャレンジするとだね、多少はレベルが上がってくるんだ。

それになにしろ手を動かしておかなきゃ、実感はないけれど、デザイン力が鈍る、みたいな恐怖があるんだよね。実際鈍っちゃったわけじゃあないんだけれど、そんな気がするってだけなんだけれどさ、そういう恐怖心ってのはわりかし大事だと思うんだよね。

まぁそうは言ってみたもののさ、君にはこれは負け犬の遠吠えって感じてるんじゃあないかな。その意見は概ね当たってるよ、正直言うとさ。僕だってそりゃあほんとはさ、コンペに勝ってクライアントから報酬を得たいし、なにしろ称讃を得たいってことには変わりはないわけだからね。いいさ、負け犬の遠吠えついでにもうひとつ教えておくよ。

こんな負けっぱなしの僕にだってね、「サイコーだ!まさにそういうデザインを待ってたんだよ!やっぱり君に依頼して良かった!!」ってな具合に言ってくれる人もいるんだぜ?数は少ないけれどさ。この違いはなんなんだろうなって、僕は考え出すとほんと眠れなくなっちまうほどなんだけれどさ、ひとつ事実としてわかってることがあるんだよ。

それはさ、不特定多数の参加する、見ず知らずのクライアントからのコンペは、僕にとっては負ける確率の高いフィールドだってことさ。僕のデザインを好きだって言ってくれる人はさ、僕のことをよく知ってる人だし、僕のデザインテイストも見馴れてて、そもそもその段階からして好みがマッチングしてるんだ。だからこそ僕に指名依頼してくるわけなんだよね。指名されてる時点で余程の事が無い限り、デザインは通るって寸法なんだ。これがつまり事実であり、同時にわりかし大切なことなんだよ。

今までの経験からわかるんだ。いきなし無法地帯に飛び込んでって疲弊しちゃいけない。僕にはその戦い方は向いてない、ってさ。僕が勝つためには、まず僕自身のファンになってもらう事、そういうことなんだな。だからさ、随分遠回りしたけれどさ、リアルでまず友達になることが、もしかしたら君にとってもだけれど、すごく大事なことなんだって思うんだ。

ずっともやしを食べて生活してます。。。サポートしていただけたら野菜炒めに昇格できます。よろしくお願いします。