見出し画像

No.60 同じようなタイトルの本ですが…

質問者:将来に備えて、もっと勉強しなくては、とあせるのですが、本を読むのは、あまり得意でない30代男子。

Q:先生、本を読もうとすると、どれか1冊選ばないといけないのですが、書店に行くと、同じようなタイトルの本がたくさん並んでいて、どれを選んでよいのか、まったくわかりません…  どうすればいいですか?


A:結論から言うと、本を選ぶときには、その著者の経歴をよく見て、選ぶことが大切です。


『雑談力』はおかげさまで90万部を突破し、そのせいか、「雑談」とか「雑談力」「コミュニケーション」とタイトルについた本、話すことをテーマにした本が、かなりの数、出版されています。

今の勢いだと、さらに出るかもしれません。

ですが、同じテーマを扱っているようでも、著者の経験や蓄積の差によって、本に書ける内容は、当然、大きく異なります。


その著者は、これまでにどのような仕事をし、どのような実績を上げてきたのか?


残念なことですが、よく売れている本でも、著者自身がやっていない、実際に使っていないスキルを書いただけの本が少なからずあります。

そういう本は役に立ちません。

読者にとって重要なのは、その本が役に立つかどうかです。



本に書かれたことは、著者が長年の経験から得た「知恵」や「スキル」で、著者自身が実際にやり続けていて、読者の役に立つものでなければならないのです。

だから、著者の経歴や実績をよく見る必要があるんです。


書店で、私の「雑談力」の本と、他の方の雑談の本を手に取って見比べてください。きっと違いがわかるはずです。


質問者からひとこと:

ありがとうございます。まだ、自分でうまく選ぶ自信はありませんが、少なくとも、コミュニケーションに関するものは、90万部の先生の本を読むのが安心とわかりました。

これからは、書店に行ったら、著者の経歴をよく見るようにしてみます。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?