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松竹梅の法則~仕事で使える心理学①~

聞いたことがある人も多いかもしれません。
松竹梅の法則とは、値段の違う商品が3つ並べられている時、その特徴に差異があまり感じられないと真ん中の値段の商品を選んでしまうという人間の心理作用です。

「一番高い」と「一番安い」は極端であるため、選択しにくいものです。
高ければ値段に見合っていない可能性を考えますし、安ければ質が悪いことを疑います。
そのため、「極端性回避の法則」なんて呼ばれることもあります。

ビジネスに活用するコツとしては、一番売りたい値段を真ん中に設定することです。そこを基準にしてあとの2つの値段設定を上と下で定めましょう。

この松竹梅は大中小やプランABCに置き換えてもOKです。
例えば誰かに何かを提案する際にコストが高い順にプランを3つ用意します。当然、品質もコストが高い方が良い訳です。
すると人間の心理としてプランB、すなわち平均的な物が選ばれやすくなります。

この心理を逆手にとって、あらかじめ本丸とするプラン、考えを真ん中に用意しておきます。
仮にそれ以上のプランが無かった場合は、さらに単価が高いプランを用意しておくと良いでしょう。一番安価なプランが選ばれることはほとんど無いので、ちょっと雑なプランにしておけばよいと思います。

人間というのはあらかじめ、決められたプランを提示されると視野が狭くなる性質があります。

「この3つのプラン中で何がお好みですか?」

上記のように言われると、提示された3つの中から選ぼうとしてしまうのです。

「この中だったら、これかなぁ・・・。」

こんな経験、誰しも1回はあるのではないでしょうか。

ビジネス、プライベート問わず、大事な場面ではこの松竹梅の法則はとても効果的です。

「マジックナンバー3」(3は魔法の数字)という言葉もあるように、「3」は記憶するのにもちょうど良く、4つ以上になると覚えられずに混乱しやすいですが、2つだと物足りず、そこで3となるわけです。

みなさんもぜひ、意識的に取り入れてみてください。
ちょっとしたメンタリストになれるかも。笑

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。<(_ _)>
また次回の記事でお会いしましょう。
ではでは。
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