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苦しみのエキスパート?

知り合いの中に、できていないことを指摘されたり、コミュニケーションのまずさ(言い方が攻撃的とか、偏見に満ちているとか)をやんわり咎められると、「私はずっと父に否定されて育ったから。どうせ私は何もちゃんとできないから」と、被害者モードで逆ギレする人がいます。

彼女の子供時代の話はけっこうシリアス。のちに父親は自殺して、成人した彼女は結婚して専業主婦になるも離婚。突如、働くことに……と、人生波乱万丈で、知り合った頃は「大変だったね。ここまで頑張ってきて偉いね」と、同情していたのですが。

でも、何か上手くいかないことがあるたびに「私は父に否定されてきて……」と、子供時代のトラウマ話に戻ってしまい、自分を省みて「まずいところ」を改善する方向にはいかないのです。

同情的に相槌を打っていると、延々と「いかに自分が不幸で、これまでどれだけ人に貶められてきたか」を聞くことになり、かといって「ねえ、その話、この間も聞いたよ」などと言おうものなら、怒りの矛先がこちらに向くので、私はだんだん話につきあわなくなりました。

その人はエネルギーのことを勉強中で、宇宙の法則も知っているのになぜ、何年もあんな状態を続けているのか⁉ というのが、私の疑問。

何も知らないならともかく、知ってるくせになぜ?
習ったワークとかやってないのかしら? 何のために学んでるのかしら?

そこで私の『上の人』に尋ねてみました。
すると、深い答えが降りてきたのです。『上の人』によると……

彼女や、彼女のように哀しい過去や悲惨な記憶を握り続けてその中に浸り、自分を傷つけた相手を赦さず、似たような体験を繰り返している人は、「苦しみのマスター/苦しみのエキスパートになりたい人」なのだそうです。

とことん苦しみ抜いて「誰も癒すことができない特別な存在」になろうとしているのだとか。

なんとー!!!!!

そして、陰が極まれば陽に転じるしかなくなるため、苦しみを味わいつくしたのちに、光の方に顔を向けて自己再生する……というプランを持ってるらしい。

なんという壮大な話でしょう。

かくいう私も、8人の子供と大家族の世話で一生を終えた中国の纏足履いてるお母さん時代(過去世です)に、「あーもう人の世話は十分。誰かに尽くすだけの人生はもうたくさんだ!」と思って亡くなり、今回は自分のために時間を使える人生を送っているので、苦しい体験も「もう、こういうのは卒業する」と、決断したくなるまで極めることが大事なのかもしれません。

はたから見ると苦しそうでも、なんでも自分で体験することで学びたい「若い魂」もいるから、邪魔しちゃいかんそうです。

そして、そういう人でも必ず本質は光で、自分を幸せにする力は持っているので、遠くから「頑張ってるね♡」と、静かに見守ってあげるのが良いとのことでした。

こういう姿勢こそが、地上で悲喜こもごもな毎日を過ごす私たちを見守る『上の人たち』の愛なのですね。


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