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こんなときだからこそ自分褒め♥

「私の得意なこと、強みは何ですか?」と、質問させる方は結構いらっしゃいます。

初対面の人とも和やかに話せる、達成力がある、抽象的なことを分かりやすく説明するのが得意、人のとりまとめが上手……など、分かりやすい(面接などでアピールしやすい)長所がある方はいいんですけど、中には――言葉は悪いけど――ニッチな特技を持っている方もいます。

・一度、失敗した人を立ち直らせるのが上手

・危機的な状況で被害を最小限に食い止めるのが得意

・お母さん的な包容力で、みんなを受け止め安心感を与えるのが上手い

……などの「特技」は、組織の評価軸では測りにくいせいか、誰に褒められることもなく、本人も気づかないまま……ってケースが多いです。

でも、それは間違いなく「特技」ですし、意識して伸ばしていけば、それに関して「右に出る者がいない存在」になれる可能性もあります――ニッチだから余計にね。

最近、相談に来られた方は、例に挙げた「危機的状況で被害を最小限に食い止めるのが得意」な方で、企業広報として ”各種トラブルによる変更案件” の対外的後処理も業務の一つとして担当されていました。

その方は「危機的状況」になると、モードが切り替わって一瞬で事態を俯瞰し、必要なことを段取りよくこなしていける「ER勤務医/看護師」タイプ。

意識してその資質を鍛えていけば、危機管理の専門家にもなれると思いました。

だけど、広報としては割と地味な業務で、誰も褒めてくれないせいか、ご本人的にも「危機管理が得意」とは認識していなかったようです。

あのね「一芸に秀でた何か」だけでなく、「苦もなく続けられて、ラクにまあまあ上手にできてしまうこと」も得意なことなんですよ――というより、多くの人は後者です。

なので――その彼女にもお伝えしましたが――これといって大望がないなら、自分の「当たり前のように、まあまあ上手にできること」を大切に育てていくほうがいいです。

そして、誰も褒めてくれなくとも、今日も問題なくちゃんとできた自分を「グッジョブ。よくやった。今日もいい感じよ」と、褒めてあげること。

他人に褒められても、自分に褒められても、褒めれば人は伸びますから(笑)。脳が「これが私は得意なんだ」と認識すれば、その能力はますます伸びますから。

日本人って、なかなか人を褒めないでしょ?人を褒めると自分の価値が減るとでも思ってるんじゃないかと疑いたくなるほど、褒めない人もいるでしょう(笑)。

特に今年みたいに、イレギュラー続きであたふたしているときは余裕がなさすぎて、ますます褒めないし。

だけど、みんなちゃんとやっているから社会は回っていて、その中で自分も密かな特技を生かして活躍しているわけですから、ちゃんとできていることはーー誰も褒めてくれなくてもーー自分で褒めたたえましょう。

それを続けていると自己肯定感が上がって、他のポテンシャルも開花しやすくなりますよ。

みんな気持ちが折れやすいこんな時期だからこそ、自分褒めは大事。誰かが認めてくれるのを待たずに、小さなことでも自分で自分を褒めて、自己充足しちゃうことをお勧めします❤︎

自分の良さを自分で認められる健全な自己愛は大事です。

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