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フランス人がよく使う言葉10

(2018年9月13日に書いた記事です)

フランス人がよく使うことば10選
フランスで1年間、フランス人の友達や恋人と過ごした中で、みんながよく使っていた言葉や単語10をご紹介します!

1、C'est ta vie(セ・タ・ヴィ)

『これはあなたの人生よ。』という意味。

これは友達同士、恋人同士、家族、先生もよく使う言葉。どんなことでも決定権はあなたにある。だってこれはあなたの人生だから。あなたの好きなように選んで、やってみるといいよ。

2、liberté, égalité, fraternité(リバテ、エガリテ、フラテニテ)

『自由、平等、友愛』という意味で、フランスの標語。

フランス人の多くはこれらを本当に大切にしている。自分たちの自由を守るために、自分の意見も言うし、デモもする。人種や性別、恋愛面でも平等を目指している。いろんな国の人やLGBTの人々も自分らしく生き生きと暮らしているように見える。友達も大切にしていて、よくみんなでパーティーをして支えあっている。

3、comme tu veux (コム・チュ・ヴ)

『君の好きなように。』という意味。

フランス人は自分のことは自分で決めるものだと考えてる。だから相手も、相手自身でどうしたいか決められる、決めるべきだと考えているから、この言葉をよく耳にするのだと思う。「お皿洗いしようか。」「君の好きなように。(comme tu veux.)」これは、『君がそうしたいと思ってくれるなら、お願いする。嬉しいよありがとう。』の気持ちだから、ムカつかないであげてね。

4、Je m'en fous (ジュ・モン・フー)

『どーでもいい。』『気にしない。』という意味。

それぞれみんなが違う意見を持っていて、好みも違うことをよく理解している人がすごく多い。だから他の人が自分の好きなもの、人を悪く言っても、それに影響されない強さを持っている人が多い。「あの人みんなに嫌われてるんだよ。」「どうでもいいよ。僕は好きだから。」そんな時にも使う。フランス人は自分が大事にしたいものと、どーでもいいものをよく区別しているような印象を受ける。

5、discuter (ディスキュテ)

『話し合い』のこと。

話し合い、対話、討論、いろんな程度があるけれど、友達の間でもよくこれらをする。頻度は明らかに日本より多いと思う。私も何度もフランス人の友達や恋人とした。思っていることは直接本人に遠慮なく伝えることが大切だと考えられているから。好きなこと、嫌いなこと、やめてほしいこと、嬉しかったこと、全て遠慮なく本人に伝える。家族、恋人はもちろん、友達とも本気で向き合っていると感じる。

6、quitter (キテ)

『(関係を)切る』という意味。

自分の人生は自分のもの。自分の人生は自分で幸せにしないといけないと考えている人が多い。だから、自分の人生に害をもたらすと確信した場合、どんなに近かった友達でも、関係をすっぱり切る。これに至るまでには何度も話し合いを試みるが、それでも合わない、自分の人生にいい影響を与えないと思ったら、同じ学校でも、同じクラスでも、関係を切る。上辺だけで付き合おうとはならない。

7、aimer (エメ)

『好き、愛する』という意味。

これは家族、恋人、友達、ものにも使う。Je t'aime.は家族や恋人に。Je t'aime beaucoup.は友達に使う。日本では友達への好きと、恋人への愛は違う動詞だし、別物って考えがちだけど、フランス語で同じ動詞を使うのは面白いと思う。そして恋人や家族に対して愛してるはとても頻繁に伝え合っている。

8、amitié (アミチエ)

『友情』のこと。

フランスではとても頻繁に友達の家に集まってパーティーをする。友達といる時間が本当に多い。料理を一緒に作ったり、誕生日パーティーをしたり、いろいろな時を一緒に過ごす。

前フランス人の友達に、「どうしてフランスはカップルが多いんだろう。」って聞いたら、「みんなよく外出をしていろんな人と出会ってるからじゃない?」って言われて、それはあるかもと思った。そしてフランスは男女関係なく遊ぶので、同性の友達も異性の友達もたくさんできる。

9、amour (アムー)

『愛』のこと。

フランスでは恋人になると、よくあだ名で呼び合う。多いのは、ma chérie(僕の大切な人)、mon amour(僕の愛)。家族の中でも親が子供をそうやって呼んだりもする。そして恋人とはどこにいても堂々とイチャイチャしてる。友達とのパーティーでも、恋人はキスしたり手をつないだりしているのが普通。周りもそれが普通だと思っているし、仲良い証拠で可愛いって思う人が多い。嫌な顔で見る人は、今まで見たことがない。親同士も毎日寝るときとかにキスをする。

10、Je sais ce que je veux faire (ジュ・セ・スク・ジュ・ヴ・フェ)

『自分がしたいことは自分が知っている。』という意味。

自分の人生は自分のもの。自分のことは自分で選ぶ。好きなことは他の人が何と言おうと好き。夢や趣味を持っている人が本当に多い。そしてフランス人が言ったこの言葉。「自分がしたいことは自分が知っている」。この言葉は全く嘘でも、背伸びでも、口だけでもない。自分がどうしたいか、どう生きたいかを彼らはよく考えている。そんな彼らに私は強く強く惹かれている。

フランス人のよく使う言葉から彼らの価値観も少し覗くことができたのではないかと思います。イメージ通りでしたか?違いましたか?そんな考え方もあるんだねと、少しでも彼らの考え方や生き方に興味を持ってもらえたら嬉しいなと思います。読んでいただいてありがとうございました!

À bientôt! ;)

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