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海外生活とにほんご

フランスに住んで早いもので10年以上になります。田舎なので日本人は周りにほとんどいません。というかフランス人の友達すらいません(こわっ)

幸い、日本語を教えているので毎日話してはいますが、それでも新しい言葉やら表現に疎くなってますし、日本に住み日本人と話しているよりは圧倒的にその量も少ないため、自分の日本語力、表現力が心配になることだってあります。

考えたら私は学生の頃から国語が得意ではありませんでした。本を読むのが大好きで小さい頃から学校の図書室やら、地元の図書館に通ってたくさん読んでいましたが、それでも成績は良くなかったし、作文だって上手に書けませんでした。国語が得意で文章力があったほうが、本当は日本語の先生に向いてるのでしょう。仕事にしているくせにそんな発言をしていいのか!と言われそうですが、私自身はそうでない部分でカバーしながらやっている日々です。最近は仏語話者向けに短い読解テキストを作ってネットで公開しているものの、もっと文才があればいいのになぁと少し凹んだりもします。

海外にいる日本人で日本語の文章が上手な人をたくさんX(旧Twitter)で見かけます。そのような人たちは、きっとどこに住んでいても日本語を上手にあつかい、私みたいに海外生活が長くなってきたからとかの言い訳なんてしないんでしょうね。

元々小説を読むのもそんなに好きではないので(推理小説は別)時々自分の日本語のインプットをキンドルでしています。
それもキンドルアンリミテッド。ちょっと怪しいのもありますが、おかげで様々なジャンルの本が立ち読み感覚で読めるので助かっています。私は毎月登録してるわけではないのですが、数か月おきにお気に入りの雑誌だったり、軽い読み物だったりをまとめて読んで日本語をインプットしています。

日本語の学習者さんと話す日本語は限定されますので、本当は気軽に会って話せる日本人の友達が周りにいたらいいのになぁとはよく思います。年をとると余計にそうかもしれないですね。


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