キャロットラペ
何事も“無理しない”がモットーな私。「これ以上やると無理してる感じになるなあ」と思ったらその時はそこまで。
そんな私が無理じゃないギリギリのラインで毎回頑張って作っていると思うのが、キャロットラペ。フランスだとスーパーでパックに入って売っていて、うちは電気のマシンがないし、手間を考えたら買った方が早いのですが、家で作るのがやっぱり美味しいと感じます。
誰に教わった訳でもないので、本当はどんなレシピなのか知らないんだけど、うちの場合は人参をスライサーで細かくしたら、塩をまぶしてちょっと置いてから、胡椒、レモン汁、オリーブオイルで和えるだけ。量はいつも目分量です。気分でタイムを加えたり、キンピラみたいにすりごまを入れるのも好きです。時々とびきり美味しい人参に当たると、ご馳走って言えるぐらい口福をもたらしてくれます。
写真のスライサーは、フランスのキッチン用品店で割と見かけるんですが、実は日本メーカーのもので、ベンリナーという名前。私はフランスに来てから知りました。日本にいた時は人参と言えば、私にとってはキンピラが定番だったし、本当に面倒くさがりなので、こういう洗いにくい道具を敬遠していました。キャロットラペの美味しさを知らなかったし。今は味醂がお高くて買ってないこともあり(日本食材スーパーにある)、キンピラを作ることはなくなり、キャロットラペばっかりです。所変われば品変わる。
道具は良くても手作業はやっぱり大変。やる気になって取り掛かっても、無理しないがモットーなので、端っこは割と早めに諦めて、別の料理に使ったりカットしてポリポリ食べてしまいます。
ちょっと面倒なことでも、何処かでハードルを下げる小さな工夫が成功すると続けられるってもんですね。いや、ただの食いしん坊根性が勝っているのか…。
今日も読んでくださってありがとうございました!
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