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高齢の両親とのビデオ通話
4年前に渡仏したときには、一時帰国が難しくなる時が来るなんて思いもしなかったので、もう後期高齢者に近づいている両親が元気でいてくれることがどれだけ有難いことか身に染み、タブレットでのビデオ通話の操作を学んでくれた両親にも感謝。ただ、ちょっと設定が独特のうちの両親。
週に一度ビデオ通話をするのが習慣になっているのですが、時差やお互いの活動時間の関係で、だいたい両親が晩ごはんを食べ始めるときに連絡をするのがお決まりになりました。
通話が始まったらお互いの顔をみてちょっと挨拶したあと、両親は私が映っているタブレットを食卓の“お誕生日席”に配置するので、私は食卓に並んでいるおかずと、その向こうにある壁を見ながら話すことになります。私は両親の顔が見えないので「なんだかなあ・・・」という感じ。
最初は両親が画面に映るのがイヤなのかと思っていたのですが、ある日気が付いたのが、両親側の状況はばっちり、三人で「コの字型」に食卓を囲んでいる体裁になっているのでした。それを両親に言ったら「そやで!」というドヤ顔をしているだろうと想像できる応答。私に顔が見えていないのを重々承知の上のポジショニングなのでした。まるっきり自分優先の両親ですが、高齢でタブレットの操作を覚えてくれただけでも万々歳。
最初は健康確認のつもりだったのが、外出したり人と会話することが減っているなか、他愛ないことでも色々話題を見つけて会話をすることが、お互いに心の健康を保つことにも役に立っている気がします。
早く日本との往来が簡単に叶う、平和な日常が戻ってきますように!
Yukikoさん イラストお借りしました。有難うございます!
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