その引き継ぎは大丈夫か?異動や退職の去り際にこそ本性が出るぞ、という話
こんにちは!今日は異動や退職に伴う引き継ぎの時って、ものすごく人間性が出るという話をしたいと思います。
引き継ぎの思い出あれこれ
皆さんは異動や退職に伴っての引き継ぎをしたり、受けた事はあるでしょうか。
私も社会人生活を10年以上続けている中で、自分が引き継ぎをしたことも、引き継ぎを受ける側になったこともあります。
その中で、ものすごく分かりやすい引き継ぎをしてくれた方がいる一方、このやり方はちょっとな。。、という方も一定数いらっしゃいました。
その困った引き継ぎについていくつかパターンがあると思ったので、それについてお話ししたいと思います。
よくある引き継ぎと記事の大前提
引き継ぎとしてよく紹介されている方法としては、自分の業務をリストにして、それに関連する書類やマニュアルがどこにあるのか書いておく、またそのマニュアルを作り、その内容を引き継ぎ相手に説明する、という手法が教科書的というか、よくある引き継ぎ方法だと思います。
注意点として、異動や退職の理由が体調不良の場合は今回の記事は当てはまりません!特にメンタル疾患等で体調不良の原因がチームや上司の場合、引き継ぎが出来ないのはあなたの責任では全く無いですので、引き継ぎは最低限として一秒でも速やかに場所を移しましょう。
私が困った引き継ぎ事例
①引き継ぎしたら相手がすぐ完璧に出来るものだと思っている
自分が引き継ぎを受ける側として異動者や退職者から説明を受ける場合、短時間に大量の説明があるケースが多いと思います。
とはいえ、その短時間ですべてを咀嚼して、いきなり100%のアウトプットを出せるかと言われると、なかなか難しいものがあります。
わからないことがあって前任者に連絡が取れる場合は本人へ連絡するわけですが、まるでこちらの質問の仕方が悪いとでも言いたいように『は?なんのこと?』という趣旨で回答される方が時折いらっしゃいます。
もちろんこちらも取り組み始めたばかりで質問の表現に至らない点があるのは重々承知なのですが、こちらも元々の仕事がある中でせっかく引き継いだ訳ですので、少しだけでもカオスな状況に寄り添ってくれてもいいのになと思います。
②頼まないと全然引き継ぎを始めない
マイペースといえば聞こえはいいのですが、自分で仕事を囲い込んでいる割にマニュアルも作らず、頼まれなければ全く引き継ぎをする様子のない方もいます。
私が経験したケースだと、お願いしてやっと引き継ぎを始めてくれたはいいものの、本人に引き継ぎのやる気がないので、引き継ぎに必要な事前準備が無かったりと引き継ぎそのものも効率悪く、ものすごくストレスでした。
まぁその方の場合は事実上クビのような形での退職だったので、引き継ぎにやる気が出ないのは正直無理もない話ではありますが。。汗
③引き継ぎ中の相手に〇〇の話
引き継ぎそのものは問題がなくても地味にダメージなのは『有給消化中の楽しい予定を嬉々として話されること』です。
とある方の退職に伴い、その人の業務を私が多数引き継ぐことになったのですが、退職前のランチにて彼女は頻繁に『有給消化中は〇〇の勉強をする』『〇〇に遊びに行く』などと、有給消化中のプランをお話するのです。
それ以外には現職の悪口ばかりで、業務を引き継ぐ私への労いの言葉などは無く、私にとっては削られる時間でした笑。 楽しい有給消化中に彼女の業務でアップアップするのは私ですからね。。
もちろん退職前の有給消化は権利なのでどんどん行使してほしいのですが、退職に伴い彼女の業務を引き継ぐ私に対して、現職の悪口と有給消化中の楽しい予定ばかり聞かされるのは、正直苦痛でした。
これらの三点に共通していること
私が経験した困った引き継ぎ事例を紹介したわけですが、これらに共通して言えるのは、悪い意味で全て自分(異動・退職する本人)にしか視点が向いてない状態だと思うのです。
こんなにたくさんのことを一度に説明しても、おそらく理解するには多少時間がかかるだろうな、とか、引き継ぎしないまま退職したら残されたメンバーは困るだろうな、とか、引き継ぎで一気に業務量が増える相手にこんなことを言ったら困惑するかな、など、多少はこちらの立場になって考えられないのかなと個人的には思ってしまいます。
とはいえ、同じことが起こっても全く気にならない人もいるでしょうから、お前の感想を押し付けるなという指摘も考えられます。
もちろん『そんな引き継ぎは許さん!改善せよ!』などと人様を矯正する筋合いは私にはないので、本人のやりやすいように引き継ぎしてくれればいいです。
その代わり、少なくとも①〜③のような引き継ぎスタイルの方に対しては私も『相手の状況や気持ちを想像できない人』とジャッジせざるを得ないし、こちらもそれ相応の対応をとるしかないかな、という見解です。
最後に
仕事の引き継ぎに関する私の見解をお話しました。
私が常に100点満点の引き継ぎができてるかどうかは相手が判断することではありますが、それでもちょっと困ってしまう事例を紹介しつつ、想像力や客観視という観点でのお話に繋がるかと思いました。
立つ鳥跡を濁さずとはよく言ったもので、立つ時に濁しまくった方とはその後一切連絡を取っていません。
退職後も社会資本という形でご縁が続くことも大いに考えられるので、私は(少なくともハラスメント等での退職でなければ)退職後も縁が続く関係づくりや引き継ぎを心がけたいなと、過去の事例から思った次第です。
それではまた!
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