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【強みと弱みは紙一重】 強みを出しすぎて面倒くさい人にならないためには

こんにちは!長所や強みって使い方によってはめんどくさい人になりうる、という話をしたいと思います。

きっかけは林裕也さんのstandfmで、コミュニケーションコストの高い人についてお話しされていたことです。

コミュニケーションコストとはコミュニケーションを取るのにこちらがすごく気を使わないといけない人、例えばすごく機嫌の波が激しい人、発言がやたらと攻撃的な人とか、そういった人を指します。

私の身の回りにもそういう人いたよなと思いつつ、最近の事例で私がパッと思い浮かんだコミュニケーションコストの高い人を思い出したので、その事例も踏まえつつお話します。


強みと弱みは紙一重

強み分析ストレングスファインダーの例

皆さんは自己分析の文脈で自分の強みや弱みをテストしたり周囲の人からフィードバックされたような経験はあるでしょうか。

強みや弱みのテストだと有名なのはストレングスファインダーですかね。

ストレングスファインダーは、資質と呼ばれる項目が30個以上あり、テストの回答によってその受験者本人の一番強い資質から一番弱いものまで順位付けて出してくれる試験です。

例えば私の場合のストリングスファインダーは上位から下位までこのような順番でした。

私のストレングスファインダー結果

このストレングスファインダーで言うと、私は最上志向(もっと高みを目指したい、強いものをもっと磨きたい)という特性が強く、反対に権威を持って人に指示をしたりする指令性はとても弱いと分かります。

ただ、この段階で、強みは〇〇なんだ!よかった!、〇〇は弱みか。ガッカリ。。、で終わるのはちょっと危険だと思うのです。

どういうことかというと、自分の強みというのは自分が無意識で発揮しているものである可能性が高く、同じ対応を周囲にも求めてしまうということがあるからです。

自分の強みを人に押し付ける悲劇

私の強みの一つである最上志向を例にとると、私の最上志向はおそらく無意識のうちに高みを目指したいと思える望ましい側面がある一方、同時に人にももっと高みを目指すべきとか、ここで妥協してるなんて信じられない!、みたいな思いを持ってしまう可能性があるということです。

実際に私も昔の職場にて、とある自分の得意なことをやっていたら先輩から「苦手なことも改善するように」注意され、ものすごくイラッとした記憶があります。おそらく最上思考が邪魔をして、「私の得意なことを伸ばすのを邪魔する人=嫌な奴」みたいな思考回路になってしまったのでしょう。(先輩の注意の仕方の良し悪しは置いておくとします)

自分の強みを自分の特性として周囲へ貢献だったり、自分のジャンプアップのために活用するのであれば大いに結構ですが、それを人に求めたり、その強みを軸に価値観を人に押し付けるようではただの面倒くさい人になってしまう可能性があります。そのため、強みの取り扱い方は一筋縄では行かないというのが私の見解です。

周囲の強みが『???』だった事例

コミュニケーションコストが高い人、という文脈で、チームメンバーの強みと思われる資質が暴走し、周囲が困惑する光景もよく目にします。

例えば、書類のミスとかをすごく細かいところまで気づいてくれる方っていませんか?少なくとも私はそういった作業が苦手なので立派な強みです。

人のミスを普通に指摘してくださるだけなら全然ありがたいです。ただし、その指摘方法にいちいちトゲがあったり、指摘するだけして全然協力しないといった姿勢、またマネジメントポジションでもないのに必要以上に指摘の方法が上から目線だと、強みは使ってるけどただの面倒な人、コミュニケーションコストの高い人、と私は思ってしまいます。

ちなみに私の知ってるその方は、周囲からもコミュニケーションコストの高いめんどうな人という扱いをされ、どのチームでも上手くなじめずに部署を転々とされていた記憶があります。

つまり強みとされるものも使い方によっては周囲に疎まれたり嫌われたりすることにも繋がるだろうなと振り返っています。

強み弱みというのは周囲と比べての強み弱みという意味なので、まず大前提として周囲の人とチームとして協業することを考えると、強み単体だけを押し出すだけではなく、周囲との最低限のコミュニケーション能力や最低限のリスペクトは必要だよなと思います。

それらの土台があって初めて、〇〇さんの強みは✕✕だね、と言ってもらえるのであって、周囲とのコミュニケーションに難がある人を分析して、わざわざ強み見つけて適材適所においてくれる神のような人はそうはいないよな、という認識です。

面倒な人と認定されないために、自分は相手に無茶なことをお願いしてないか、理不尽な期待してないか、一回立ち止まるクセをつけたいなと思います。

また自分の言動も周囲へ変にプレッシャーを与えてないか、無駄に周囲のコミュニケーションコストを使わせてないか振り返りたいものです。

それではまた!


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