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研究職を辞めた時の心の引っかかりが2年後のいま取れた話

こんにちは !
今日は身近な人のふとした一言がきっかけで、前々職の研究職を辞めた時の頃の心の引っかかりが取れたよ 、という話をします。

2年ほど前に超ホワイトな研究職を退職しています

私は新卒からこれまでに2回の転職経験があり、 新卒で入った会社はとてもホワイトな福利厚生の揃ったメーカーでした。

独身時代は大変居心地が良かったのですが、結婚して、妊娠、育休から復帰となるにつれて、自分の価値観が変わってしまったせいか 、会社や周囲の大多数の人たちの価値観にあまり馴染めなくなってしまいました。

具体的には、育休から復帰した後の上司たちとことごとく馬が合わなかったのです。 そのため私は体調崩し、3ヶ月ほど休職、 そしてそのまま引き継ぎもせずに退職をした経験があります。

退職をするのに引き継ぎを全然しなかったということが 、自分で決めたこととはいえ、ずっと引っかかっていたのです。

実際 、3ヶ月間の休職中には当時の直属の上司から2、3回電話がかかってきたこともありました。『引き継ぎのために研究所に来てください』というメッセージ付きです。ちなみに、私の体調を気遣うメッセージは何一つ入っていなかったことをよく覚えています。

大嫌いな上司であるとはいえ、社会人のマナーの一つとして引き継ぎも行けない自分は本当にダメだなと、ずっと思っていました。

2年後の今、ひょんなことで心の引っかかりが取れる

新卒で入ったメーカーを退職し、その後 2回転職して 今の会社に至ります。

私の会社のプロジェクトでは他の会社から参画してくれるパートナーさんがいらっしゃるのですが 、そのパートナーさんの社員が体調不良でプロジェクトを離れるため、契約内容を変更しないといけないことがありました。

しかし、そのプロジェクトの客先のお偉い人は、体調不良でもなんでも引き継ぎをしてからプロジェクトを離れるのが常識だ、などと言っているとのこと。

まるで、かつての私の上司のようですね。

そんな話を聞いている時、私の同僚がこう言ったのです。

客先の上長は、自分のプロジェクトのことばっかで、体調不良の人のことなんか何一つ考えてないよね。引き継ぎなんかさせてもっと体調悪化したらどうするんだろ。』

要は、体調不良で仕事を離れる人に対して、無理に引き継ぎなんてさせるべきではない、ということです。

なんだか2年前の引き継ぎに行けずモヤモヤしていた自分に言われたようで、とても心が軽くなりました。

もちろん当時の同僚たちへの罪悪感はあるけれど。。

『いやいやお前、とは言っても引き継ぎしないでチームに迷惑かけたんじゃないのか?』と言われてしまうと 、一時的に当時の同僚たちへ負荷を増やしてしまったという意味で迷惑をかけたことはもちろん事実だと思います。

でも私がパフォーマンスが低いまま当時のメーカーに居続けて、そのせいで後輩や同僚たちの給料が上がらない、ポストが占領される(超年功序列JTCなので)のではその方が迷惑だと思います。

私が辞めた分、優秀な新卒や中途の人を採用できたかもしれないですしね。

また 職場で誰にも何一つ迷惑をかけずに働き続けられる人なんて、よほどの猛烈なサラリーマンじゃない限り無理ではないでしょうか(しかも現代ではいわゆる猛烈な働き方には色々な面で逆風が吹いていますね)。

引き継ぎもしないで退職してしまったことはもちろん 迷惑をかけてしまったと認識しているけれども、 社会人生活のうちの多くの割合の迷惑をあの時かけただけだというつもりで、少なくとも現職では少しずつ恩返しができたらなと思います

現職の同僚からのひょんな一言で、 2年前の退職時の心の引っかかりが軽くなったという話でした。

それではまた!

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