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フランス語サイト「フランス語学習ライオンさん」を見てくださっている方へ「必死の」お願い

はじめに

こんにちは。
フランス語サイト「フランス語学習ライオンさん」を運営している者です。いつもサイトを見てくださり、本当にありがとうございます。

なんだかクセの強いレイアウトと、読者を困惑させる解説でお馴染みのこのサイトですが、(自己満足で始めた割には)今ではそれなりに多くの人に見てもらっています。とは言っても、まだまだ弱小ブログであることには違いありませんが。

普段はブログの方で、フランス語に関する文法や表現などの解説記事を中心に文章を書いていますが、今回のこの記事では、読者の方へ向けた個人的なメッセージを書いてみようと思います。

いや、実のところを言うと、「個人的なメッセージ」というのは、「フランスに関するとっておきの有益な情報」なんかではなくて、一方的な「懇願」にほかなりません。

要するに一言でまとめちゃうと、

  • 「このサイトを使ってフランス語の勉強がはかどった」

  • 「わからなかったところが明瞭に理解できた」

  • 「学習のモチベーションが高まった」

  • 「試験勉強に効果的だった」

などなど、なんらかの理由で「有益だ」と感じてくださっている方がいらっしゃいましたら、「よろしければぜひこの運営をサポートしてください!」ということです。

ただし、ここでお願いするだけではただの「くれくれ野郎」、今風に言うと「テイカー」だと誤解されるかもしれませんので、「以下の2点について」手短に(=あなたの時間を奪わないように)まとめたいと思います!

  1. 何をやりたいのか(やるつもりなのか)

  2. 何をしてほしいのか

本当は死ぬほど長くなりそうですが、できるだけ簡潔にしますので、ぜひ最後まで読んでいただけたらと思います。

① 何をやりたいのか

初めに、わたしが「何をやりたいのか」というビジョンの話をします。

それは何かというと、わたしは「フランス語を学習する日本人を増やしたい」という希望を持っておりまして、その上で、その役に立つことをしたいという個人的な野望を持っています。(目的語が「日本人」とやや乱雑な括りですが、これは「自国民」というよりむしろ、「日本語の発信を受け取れる人」という意味です)
具体的にいうと、学習者のモチベーションの維持・向上の手助けや、つまずきやすい文法の解説、フランスへの留学・旅行情報などの提供がそれにあたると考えています。

そのような考えのもと、5年ほど前からこのブログを開設し、フランス語に関する情報を発信してきました。ここで発信している内容は、何から何までフランス語に関する「わたしが知りたかったこと」です。

当然ですが、「フランス語を学習する日本人を増やしたい」と考えるからには、より良い人生のために「フランス語学習が役立つ」と考えているわけであります。
ただし、ひと口に「役に立つ」と言っても、それは「国連で働ける」とか、「アクセス可能な情報が増える」とか「移住先としてフランス語圏を検討できる」とかそういう話ではないです。
あくまで、「個人の幸福にとって重要だ」とわたしは考えています。
このパートでは、それについて書きたいと思います。

(ここでは「フランス語」としていますが、正直なんの言語でも良いと思っています。ポジショニング的に、急に「スペイン語は役立つ」と言い出したらさすがに皆さんズッコケると思いますので、「フランス語」で進めさせてください。)

ここで大前提として、言語を学ぶことは「その国の文化を学ぶこと」と不可分であると考えています。要するに、ここでいう外国語学習とは、歴史や文学、時には経済や政治を理解するための勉強も内包するという意味です。

フランス語学習が個人の幸福にとって重要だとわたしが考える理由は、以下の2点です。

  1. 自分の倫理観の暴走を止める

  2. 自己を相対化し客観的になる

上記の2点です。これからを生きる私たちにとって、これらの点は非常に重要な資質になると思います。

自分の倫理観の暴走を止める

近年、多様性の時代だと随所で叫ばれていますが、この傾向はこれからますます加速するでしょう。これは換言すると、「自分とは異なる価値観の人が周りにいる確率が今よりも高まってくる」ことを意味しています。

こんな時代に重要なのが、自分が築いてきた「当たり前の基準」を冷静に見つめ直し、異なる価値観の人に対して「相手の文脈で理解をする」ことだと思います。なぜなら、自分独自の倫理観を構築することはとても立派なことですが、これが暴走するとただの不寛容な人間になるからです。

直近の例で言いますと、このような「自分とは異なる価値観の人」が如実に可視化された経験が、あのパンデミックでしょう。
人々は、「自宅にいるべき」「イベントは中止するべき」「ワクチンを必ず打つ(打たない)べき」など、自分の価値観に合わない人に対して、鬱憤をつのらせるばかりでした。
もちろんそれでは建設的な議論にすらなり得ません。異なる価値観の人に出会ったとき、これを打破するために大事なことは、自分の当たり前を見直し、相手の文脈で理解をするという流れへの転換です。
この例で言うと、「自分はリモートワークだけれど、コロナ禍でも外出せざるを得ない状況にはどんな背景があるのだろうか」とか、「自分は正社員だから固定給が毎月振り込まれるけれど、イベント会社の利益は自粛要請でどれぐらい減っているのだろうか」など、まずは「相手の文脈に沿って理解する」姿勢が大切です。

このような訓練にもってこいなのが、フランス語学習です。

なぜなら、「日本語」と「フランス語」、「日本文化」と「フランス文化」、「日本思想」と「フランス哲学」などは、あまりに異なる背景を持つからです。基本的に理解できないことが多すぎて、もはやこれらの違いに怒りすら覚えません。
たまに苛立ちを感じることもありますが、そんなことを思ってもどうにもならないことには一瞬で気づきます。

このような学習者として抱える「一方的な理不尽さ」は、自分の思考の枠組みを超えさせ、自分にとって「当たり前でないもの」を「当たり前でない人の倫理」で理解するための訓練になると考えています。

わたしたちの身の回りでも、個人の幸福追求に対する価値観の多様化や、人口減少に伴う移民受け入れで、もしかしたら今「当たり前」だと感じている倫理観なんてものは、一瞬で書き変わってしまうことも不思議ではないです。

そんな時代の潮目だからこそ、フランス語学習という、異なる価値観の中に身一つで放り込まれる孤独な体験は、今随所で求められる「コミュニケーション力」を育むのではないでしょうか。

自己を相対化し客観的になる

2つ目の「自己を相対化し客観的になる」とは、簡単にいうと「今自分が立っている場所を俯瞰して見れるようになる」ということです(こちらの説明は短くします)。
「立っている場所」とは、「個人」でも「家族」でも「地域」でも「国家」でもいいです。

特に「国家」においては非常に重要で、日本で今を生きるわたしたちにとって当然に思えてしまう現代のシステムの多くは、実は「近代西洋思想」をベースに作られていることがほとんどだからです。

所有権、表現の自由、市民、さらには憲法や選挙まで、長い目で日本史を見ると突然これらが日本で発生し、今に至るわけです。しかも、これがベースとなって今の国際的なスタンダードが形成されています。

ですので、フランス語を学んでこれらの基礎概念と向き合うことは、今の自分たちが生きる社会を理解する上でも大事ですし、ひいては国際社会でどういう立ち振る舞いをすればいいかが明確になってくるかもしれません。

もしかしたら「NFTやブロックチェーンの仕組みを理解するのにホップズやリヴァイアサンの『所有権』の概念が役立つ」かもしれないし、「性的同意に関する法改正を理解するのに西洋における『契約』の概念が役に立つ」かもしれません。

このように、フランス語を学ぶことで俯瞰的な視点を手にいれ、今の社会を客観的に見る目を養うことができます。それは、多くの悩みや問題点を緩和させ、時にはわたしたちに新たな選択肢を提示してくれることでしょう。

上記の①より、
できるだけ日本語と異なる言語が良いので、比較的文化が近い「中国語」や「韓国語」、あるいは幼少期から学ぶ「英語」ではない

上記の②より、
近代西洋思想の基礎概念を学べる言語、つまり、「フランス語」、「ドイツ語」、「英語」など

よって、可能性としてはフランス語は数少ない有力な言語になると思います。

②何をして欲しいのか

最後、簡潔に言いますと、可能であれば上記のわたしの野望を達成するために、同意していただけた方がおられましたらサポートをしていただきたいです。

方法は簡単で、この記事を購入して(1500円)いただくだけで構いません。

まだまだフランス語力も不十分ですし、経験も未熟です。何より、若さゆえに語学力を磨いたり、経験を得るための資金が不足しています。

もし、ブログを日頃から見ていて「参考になるな」と思っていただけた方は、購入していただけると幸いです。

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