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Mrs.fictions「花柄八景」二次創作短歌

こんにちは。永田佑衣です。

約2週間前に、Mrs.fictions「花柄八景」が終演いたしました。19回のロングラン、たった5人で走り抜けた夢のような時間でした。本当にたくさんの人に見てもらえて、笑ってもらえて、拍手をもらえて、すごく幸せでした。
ご来場くだすった皆様、本当にありがとうございました。

近年毎回恒例となりつつある、二次創作短歌を今回もしこしこ作りましたので、よろしければ見てってください。今回、ありがたいことにとてもフォロワーが増えたので初めてご覧になる方もいらっしゃるでしょうから、二次創作短歌って何、ってのを簡単に説明いたしますと、私が登場人物や物語の愛しく思っていたところやこんなことあったらいいなを短歌にのせるといったような風流ぶった趣味の創作行為のことを指します。
いいなと思っていただけたら、なんか、あのー、これからもご贔屓にしていただけると嬉しいです。あ、6月22日からまた舞台に出ますのでTwitterチェックしてください。あとnoteにはサポートという嬉しい機能もありますが気が向いたらそちらもよろしくお願いします。長々とうるさ〜。


きみたちは無限の未来の先っちょに立っているのだ若き馬鹿ども

生垣の向こうに届くその声はあたしのもんじゃなくてもいいのさ

家じゅうを花の匂いが駆けていく 最後の光 続いてく光


変態の面倒を見る変態だ 自覚してるタイプの変態だ

あの人はパラソルとお弁当持って海に行くように死んでしまった

ぶかぶかの羽織をかぶり眠ってる 妖怪じみた静かさだ 夏


LONDONのPUNK界隈騒がせるSTAGEでSEIZAするJAPANESE

俺が南京錠2つ買ってった夜は肉じゃが 今笑ったろ?なあ

アナーキー・イン・ザ・U.K. 銭湯のむこうの風呂から響くダミ声


最前のお客様笑う お前ドヤる 私最後列で腕組む

初めての着物に鋲を打ちながらネギを切る音聞いていろバカ

ジンジャエール飲みながらえんぴつで書く内臓溢れる滑稽話


裸足で踏む土はぬくいと笑いながら言うさっき吐いたばかりの女

大切な人からもらったこの名前 神様に自慢したくて寝転ぶ

マブダチの遺影の周りの花たちに一生枯れない呪いをかけた

よろしければサポートお願いします。舞台に立てる体を作る資金にします。