見出し画像

2020年の8月9日という日

1945年、日本では2か所に原子爆弾が落とされ多くの人が亡くなりました。
8/6の8:15に広島に、8/9の11:2に長崎に。
今回は長崎の方中心に色々書いていきます。

V・ファーレン長崎の平和活動

長崎をホームタウンとするサッカークラブ、V・ファーレン長崎は「平和」を非常に意識した活動を行っています。
昨年までは8月に「平和記念ユニ」を出し、J1にあがった2018年は同じ原爆被災地でもある広島(サンフレッチェ)と「ピースマッチ」を開催しました。
今年度は8/8に開催された「平和の灯」で使用されるキャンドル製作、式典参加(ヴィヴィくん)。7/22には選手への平和学習を長崎原爆資料館ホールで行っています。
他には「平和への願い」を思い思いの言葉で日本語、英語、イタリア語、ポルトガル語で配信しています。(※英語は勉強中の選手が自ら英訳したものになります)
詳細は下記のリンクから詳しく知れます。

平和記念活動概要(公式サイト)

潜入ヴィヴィくん第5回(キャンドル製作、選手への平和学習)※動画

朝日新聞デジタル(※要会員登録

また選手個人では鹿山拓真が昨年Instagramで投稿し、大きな話題になりました。記事にもなっています。

ちょっと余談にはなりますが、公式が掲げる「愛と平和と一生懸命」にて松田直樹のお姉さんがツイートしていて、通ずるもんがあったのかな、と個人的にうれしくなりました。


コロナ禍での8月9日

長崎では8/9には学校に登校し、黙祷して語り部さんから話を聞くのが一般的と言われています。しかし今年は新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐため「蜜」になることが良くないとされるため式典は縮小しての開催(一般参列はなし)、登校などもできない状態。そんな中長崎新聞が独特の企画を行いました。(これはTwitterでもモーメントになりました)
それは一面に平和祈念式典の床面の写真になっていて、一面分の式典会場を模したもの。会場にいけなくても自宅で式典に参加できる、といった試みです。
長崎新聞平和ラッピング企画

選手たちの平和への思い

「当たり前のことが当たり前ではないと思い知らされた2020年の8月9日。」(長崎新聞平和ラッピング企画より引用
とあるように今年は様々なことが大きく変わってしまいました。そんなこともあってか8月9日、V・ファーレン長崎の多くの選手が家で式典に参加し、思い思いの言葉で投稿していました。
またこの日は練習日でしたが11時2分に黙とうをしたためその時の写真を使用する選手も多かったです。
黙祷の様子(公式Twitter)

とある選手は「長崎に来るまではこの日を特別に思わなかった」と言ったように、現状(特に東側)では8月9日の事は浸透していないのも事実です。
しかし今年は「平和」について考える機会があったからか特にかつてV・ファーレン長崎に在籍した選手や長崎県出身の選手の投稿も多く見られました。

私自身は関東住まいですが両親は長崎出身で、祖父の兄弟は原爆で亡くなっています。それ故に時たま長崎の原爆の扱いがおろそかになる時があり(学習活動ではあまりないですが、メディア面で割とある)時たま複雑になる時があります。
そういった意味でもV・ファーレン長崎の平和活動はすごい大事だと思いますし、支持していきたいと思っています。
そして、また平和である日常に戻りその有難さを実感できる日が来てほしいと願っています。








いいなと思ったら応援しよう!