見出し画像

【イベントレポート】Designship2019に行ってきました

こんにちは!TCAディビジョン(フラクタの教育担当 兼 チョコ・エキスパート)の森田です。11/23-24に開催されたDesignship2019に行ってきました!

Designshipとは・・・
物語の力で「デザイン」の壁を越える。
特にデジタル・グラフィック・プロダクトにおける「デザイン」の知識や経験は、それぞれの業界を超えて共有できるものが多いにも関わらず、デザインコミュニティは業界内で閉じている傾向にあります。
デザインシップは、そんな分断されたデザイナーたちが壁を越えて一同に会し、学び、鼓舞し合うような機会を提供し、もって国⺠の創造性向上に寄与することを目的としたカンファレンスです。
参加者の皆さまには、業界も業種も時代も年代も経験値も越えた、あらゆるデザインナレッジと物語がきける日本唯一の場所として、かけがえのない2日間を過ごしていただきます。
Designship(2019/11/27)
https://design-ship.jp/

丸2日間終日開催なので、全部は体力的に無理かなと思い、両日半分ずつくらい参加。その中で、これからのブランドを推進する方にはこれが役立ちそう・・・と思った内容を挙げていきます。
詳細レポートはこちらをご覧ください。(まとめてくださってる方ありがたいですね・・・)

Designship 2019 登壇資料&グラレコまとめ ※随時更新します。(2019/11/27)
https://note.com/taqno/n/n553deddb5c33

Day1

画像1

■ほとんどTakram田川さんのセッション内容ですが、VUCA(ヴーカ)と言われる先の読めない時代の中で、悩める人には勇気が湧く言葉でした。
・ドラッカー:「今我々はイノベーションの時代に生きている。
 教育者は、存在しない仕事をする人を育てるべき

・「自分は何モノなんだ?」何とかデザイナーという名前つけて安心したい・名前がないと不安になるが、10年以上前の人が考えた概念。
 今までにない職業に就く可能性の方が高い

越境型デザイナー:AとBの間ですと言うと、なんとなくわかってもらえる
  ※越境とは…平たく言うとちがう領域もカバーしていこうという言葉。
・肩書きでモヤモヤする人は感覚が鋭いからモヤモヤする

・今はインターネット、フィジカルーデジタルの時代で、
 技術の飛躍のタイミング
・そういう時は越境人材、BTC人材が必要になる
・30年後は不要かもしれない

デザインエンジニア:プロトタイピングはすごく早い、
 仮説検証のスピードがチームでやるより早い
ビジネスデザイナー:ビジネスー>プロダクトデザイン
・デジタルに慣れたデザイナーにクラシカルデザイナーの
 洗練された仕事を見せると伸びる(mercari sansの例)
・越境するには大ジャンプを狙わずに小ジャンプを狙うとよい。
 得意領域を少しずつ越境

■ブランディング会社の登壇者セッションより、ブランドに必要なものは以下とのこと。私たちフラクタも感じている部分ですが、やはりどこでも重要ですね。
・ブランドに必要なもの
1:トップの熱い思い:社長だけじゃない、ブランドをやる最初の人
2:良いもの
3:コミュニケーションチーム

Day2

画像2

■無印良品のデザインも語ってくれた原研哉さん。
・西洋のシンプルと日本の空っぽはちがう
・イノベーションは常に意識しながら、昔からある価値をどう使うか。
 日本は気付くのがすごく遅い

■グロービスのデザイナー向け論理思考ワークショップがあったので受講。
・ビジネスの人の思考をデザイナーは学ぶ必要がある
・身につけるには反復するしかない
無数の見方や感じ方を日常のものやコミュニケーションに
 意図的に振り向けていくことがデザイン

■買う体験の変化とこれから。楽天、yahoo、cookpadの体験の考え方が聞けました。
ecは物欲が出てから届くまで、カスタマージャーニーが超長い
・yahooではドローン飛ばすとかではなく、ユーザの選択肢を増やす方向
・cookpad martは保育園やマンションに食品のピックアップ場所を置いたりしている。ユーザの生活動線に

■クライアントワークとの向き合い方。日本のデザイン第一線の4社がどのような考えでクライアントワークをしているか、といった内容。
・人の行動は変わってきている。
 昔:ビジネス目線→今:生活者目線で考える。
 ユーザに1番近いのはデザイナー
・Fjordはdesign rule of 3という文化があり、それを意識して取り組む
・グッドパッチのクライアント条件: 一緒に作る時間を取ってくれるか、
 サービスに対する熱意を考慮している
・越境は必要

感想

画像3

デザインのイベントだけあって、会場装飾・ノベルティ・演出・グラレコ等、凝っていて、よい体験でした。高そうでしたが。。
ここまで徹底してこだわるのは、ユーザに最も近いデザイナーの活躍が大きいと思います。うろうろしていると声をかけてくださるのも、ちょっぴり嬉しい体験でした。

Designshipの世界観を体現するスタッフ衣装の紹介(2019/11/27)
https://note.com/designship_jp/n/nbd29efc69767

これからのブランドに必要な人材とは

キーワードとして「越境」「ブランディング」がよく話にでていたように感じます。田川さんのセッションの、ドラッカー「今我々はイノベーションの時代に生きている。教育者は、存在しない仕事をする人を育てるべき」という言葉が、人材育成を担当している私的にはしっくりきました。○○デザイナーとか○○エンジニアとか多数の職種がありますが、これからの仕事ではそれを作っていくぐらいの気持ちが必要でしょう。

特にリソースの限られがちなD2Cブランドには、専門性がありつつも、広い範囲をカバーした知見を持ったスタッフが必要になります。フラクタでは、これからの時代を築く方達と一緒にブランドを盛り上げていけたらと考えています。

フラクタでは、ブランディングやEコマースに関する情報を発信しています。ぜひフォロー、スキをお願いいたします!