【Shopifyレポート】Shopify Post-Unite Japan 2019

こんにちは。PR担当の花沢です。今回は2019年8月6日(火)東京で開催された、「Shopify Post-Unite Japan 2019」の内容レポートをお送りします。

「Shopify Post-Unite Japan 2019」とは

カナダで行われているShopify社主催イベント「Shopify Unite」の日本版であり、国内では今回が2度目の開催です。(カナダにて開催された際の関連記事はこちら)新機能発表はすでにカナダのUniteで行われているので、今回は日本の商習慣についてと、コマースの未来についてをお伝えいたします。

日本のECにおける商習慣について

Shopify Japanカントリーマネージャーのマーク・ワング氏より、他国と比較した際の日本のECにおける商習慣の特徴について発表されました。

日本の特徴として挙げられたことは、
・リピーター保持率が高い
・一回の決済額が最も高い
・購入までの意思決定時間が長い

上記の3点でした。

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△オンライン購買行動における、購入までの時間の各国比較

このことから、日本のユーザーは慎重に検討して決定したブランドに対して愛着をもち、継続して利用する傾向があることがわかります。ユーザーに愛着を持ってもらうために、ブランド側は、あらゆるタッチポイントにおいて顧客ロイヤリティを高めることが非常に重要です。

コマースの未来について

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2021年には店舗売上が82.5%、EC売上が17.5%の割合になると予想されています。日本のECは成長率が低下しているというデータも一部にはありますが、販売チャネルのひとつとしてブランドにとっては重要な市場です。現在は実店舗やECの売上が高いですが、ソーシャルコマースも伸びているとも言われています。そのようにチャネルが多様化している中で、DtoC(Direct to Consumer)モデルのブランドやデジタルネイティブ企業が成長しており、今後ますます発展すると予想されています。

本イベントではDtoCブランドの例として、「Allbirds」が挙げられました。ニュージーランドのシューズブランドである「Allbirds」は、実店舗やSNS、Webサイトといった、ユーザーとの全てのタッチポイントで一貫したブランドエクスペリエンスを意識的に提供していました。そのようにデジタルも含めたチャネルでの体験提供に集中したことが成功の要因であると解説されました。

今後はユーザーとのタッチポイントにおいて一貫したブランドエクスペリエンス=ブランド体験、を展開することが重要です。ブランドへの信頼感を高め、顧客エンゲージメントを高めることがブランド拡大につながります。

フラクタが考えるブランドのこれから

フラクタでもECサイト構築やDtoCブランディングで多くのブランドさまに携わるなか、一貫したブランド体験提供の流れはさらに拡大・加速すると感じています。情報の流通量が増えつづけ、製品がコモディティ化しているいま、いかにお客様に自社ブランドへの興味を持ってもらうかがブランドにおける課題のひとつです。そのため、販売チャネルを拡大することも重要ですが、その中で伝えていくブランドストーリーを統一し、ブランド価値を高めていくことが大切です。ECサイトは今後さらにブランドを体験する場となるため、自社ブランドが提供できる価値を見直す、高める必要があります。

フラクタでできること

フラクタではEC×ブランディングを強みとし、ブランドの世界観を反映したEC・Webサイトの構築・コンサルティングを実施しています。Shopifyを使用したECサイトの制作実績は弊社サイト実績ページからもぜひご覧ください。サイトだけではなく、ブランドの世界観を一貫して提供するために必要なものをブランドチームの一員として提案します。ぜひお気軽にご相談ください。




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