見出し画像

未来と文化の交差点#009 〜世界から見た日本、日本から見た日本〜

こんにちは。本記事では、音声メディア「FRACTA Future Forecast|未来と文化の交差点」の第9回の様子をお届けします!

今回は、6月以降の外国人観光客受け入れ緩和のニュースを受けて、世界から見た日本の価値について話しました。

観光地として魅力ある国ランキング1位

つっちー:今後外国人観光客の受け入れが増えるということで、我々のオフィスがある渋谷の風景もガラッと変わるのかなと思いました。

チャーリー:そうですね。一時期スクランブル交差点あたりを撮影する外国の方々が多かったのですが、またその景色が見られると。改めて日本の価値を見直す機会になりそうですね。

つっちー:僕は前々職が観光の仕事をしていたので、観光コンテンツも価値があるなとは思うのですが、もう一つ面白いなと思う記事があって。
日本の交通インフラや公共サービス周りが整っていることが世界的に評価され、観光地として魅力ある国の1位になったそうです。

チャーリー:なるほど。確かに東京や京都の主要都市は、大体交通インフラが整備されていて、電車やバスでほぼ移動できる。あとは国土の話もありますけど、場所と場所の距離が近いから車の移動も楽だったり、タクシーの配車サービスもだいぶ発達しましたよね。意外と見落とされがちな魅力のポイントとして、安全性みたいなものもあるのではないかなと思います。

つっちー:あると思います。

チャーリー:我々はずっと日本で暮らしているから、安全であることが当たり前のレベルになっているのでしょうね。

つっちー:そうなんですよね。例えばカフェでも日本の人って、普通にパソコンを座席に置いたままトレイに行く場面を見かけますよね。ヨーロッパの友達からしたら「あり得ない」と話していて。

チャーリー:これはルールとかガイドラインというよりは、まさに文化レベルの話ですよね。隣の人に対する攻撃性が、そもそも日本は低いのかなと思います。

つっちー:今後は観光から拡張して、移住してくる方もいるのかなと思います。僕はサッカーが好きなのですが、ヨーロッパとか第一線で活躍した選手のキャリアオプションとして、日本に来られる方がいますね。
ヴィッセル神戸にイニエスタ選手が来ましたが、インタビューを見ると「家族や子供のことを考えて日本を選んだ」とコメントされていて。日本の安全性は、こうした海外選手の誘致に寄与できるんだと思いました。

チャーリー:そうですね。心理的安全性があることが、海外から見ると日本を選ぶポイントの一つになり得るのだなと思います。
最近だと世界一フォロワー数のいるYouTuber・PewDiePie(ピューディパイ)さんが、日本に移住したことで話題になりましたね。そういう方々が生活の拠点を日本に置き始めているという意味では、住みやすい国・街の基準を持っている気がします。

路地裏に入れること

つっちー:所得だけ見ると「ああ、日本って……」と思うのですが、これまで築き上げてきた治安や公共サービスの充実さはやっぱりすごいなと思います。あとは、どのエリアに行っても自治体からある一定のサービスが受けられるところもすごいなと。

チャーリー:そもそもの水準が高いのかもしれないです。公共交通機関や、電気水道などの生活インフラがほぼ満遍なく受けられるというのは、結構貴重なことですよね。

つっちー:お手洗いなどの衛生レベル的にも水準が高いですよね。

チャーリー:世界屈指でしょうね。住宅レベルでめちゃめちゃ気を遣っているし、レストランに行っても高い水準で衛生状態を保とうとする姿勢がありますね。
ビジネスや所得の話で数値を出されると、日本の水準は低い方だと判断されてしまいますが、心理的安全性や治安の良さは日本の価値のひとつと言ってもいい気がします。
法律や国民の習慣としての安全面のレベルの高さが国外から評価されていることを、自覚しても良いのかなと。

つっちー:そう思います。それこそこの前もアメリカのテキサスで、悲しい事件がありましたね。日本もずっと安全だとは思わないですが、心が病んでしまった人が守られる公共サービスやコミュニティはあって、積極的に補助し合うところはあるのかなと思いました。

チャーリー:確かにケアし合う機能は実際にありますね。
あとは、路地裏に入れる国という点でも貴重な国だと思います。ニューヨークやロンドンの主要都市であっても、日中ある程度人通りがある上でないと路地には入れない。そういう安全性の違いが顕著に表れているんだろうなと。

つっちー:今後日本は観光だったり、外に向けたブランディングを絶対していかないといけないと思うのですが、これまで当たり前で気づかなかったことに気づけるのは面白いですね。

チャーリー:そうですね。最近SNSで見かけたのですが、グッドデザインカンパニーの水野学さんが友人の方から聞いた話で「日本自体が世界に対して、世界の京都になると良い」と仰っていたそうで、これは結構的を得ているなと思いました。
日本はテクノロジーの先進性が飛び抜けている訳ではないと思うのですが、文化としての歴史的資産があると思うので、世界基準の京都という存在に日本がなるというのはわかりやすいですよね。

つっちー:国の歴史としてずっとあるものは京都以外の場所もちゃんとプッシュしていけるんだなと思いました。

*こちらの番組の収録は2022年6月に収録しました。


過去の番組はこちらから🎙️

「未来と文化の交差点」では、毎月2回さまざまなトピックを発信してまいります。ぜひご注目くださいね!


FRACTAはブランドの立ち上げから強化、DX、体制構築まで企業の成長に寄り添い伴走するトータルブランディングパートナーです。ブランドの挑戦をテクノロジー、クリエイティブ、ビジネスの力で支えます。

お問い合わせはこちらより▼

FRACTAからのおしらせ

FRACTAのコーポレートサイトにて、新着記事を公開中です。

新着記事のご案内は、FRACTA Twitterアカウント、Newsletter(メールマガジン)にてお知らせしています。
ぜひTwitterアカウントのフォロー、Newsletter登録をお願いいたします◎

▼新着記事一覧ページはこちら

▼Newsletterご登録フォームはこちら


▼Twitterアカウントはこちら