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ワインエキスパートの勉強まとめ(フランス概論)

はじめに

在宅3日目。早くもワークとライフの境目が崩れ気味です。終業のタイミングで、仕事用のPCと携帯は物理的に見えないところにしまうことにしました。

今日はワイン輸出額No.1を誇るフランスの概論をおさらいです。この章自体は試験にはそれほどでないけれど、これからもっとフランスのワインを知るうえで大事な内容。文字と数字だけではなく、ヴィジュアルと一緒に覚えたいところです。

フランスのワイン産地


キャプチャ

・シャンパーニュ地方・・・シャンパンの産地。この地域を流れる二つの川はやがて合流してセーヌ川となり、大西洋へ流れる。この地方の代表都市・ランスには画家藤田嗣治が建てた礼拝堂がある。

・アルザス・ロレーヌ地方・・・ヴォージュ山脈ライン川にはさまれており、リースリングなどの白ワインが有名。代表都市のストラスブールのクリスマスマーケットではスパイスの効いたホットワインが飲める。

・ブルゴーニュ地方&ボジョレー地区・・・フランス2大醸造地のひとつ。東部を流れるソーヌ川に沿って縦に伸びた地域。北にディジョン、南にリヨンが位置する。そして最南端にあるのが日本でもおなじみのボジョレー。

・ジュラ・サヴォワ地方(地図表記なし)・・・ブルゴーニュのさらに東側、フランスとスイス国境沿いに畑が点在。個性のあるさまざまなワインが作られている。

・ローヌ地方・・・ブルゴーニュより南側・ローヌ川沿いの地域で、生産量はボルドーに次いで2番目。北部は大陸性気候、南部は地中海性気候に影響を受けるため、同じ地域のくくりでも南北で味わいに差がある。

・プロヴァンス地方・コルシカ島(地図表記なし。コルシカ島も抜けているが、本土の右下に位置する)・・・プロヴァンス地方は地中海沿岸沿いに位置するロゼワインの産地。海の街マルセイユはフランスで一番はじめにぶどうの栽培とワイン造りが始まった。地中海に浮かぶコルシカ島は、ロゼのより赤ワインの生産が多く、隣国イタリアの影響が強い。

・ラングドック・ルシヨン地方(地図表記なし)・・・プロヴァンス地方の西側の地中海沿岸地域で赤ワインが8割を占める。昔は安価なワインを生産していたが、最近は栽培方法にこだわり有機ワインを造る生産者が増え、注目を集めている。この地域には「カルカッソンヌ見ずして死ぬな」ともいわれる世界遺産・カルカッソンヌの城塞がある。

・南西地方(地図表記なし)・・・ボルドーとスペイン国境ピレネー山脈の間にぶどう畑が点在する。赤ワインとロゼの産地。地域によって個性豊かなワインを楽しめる。大西洋沿い、スペインとフランスの国境近くのバスク地方の大都市・バイヨンヌは生ハムやチーズもおいしい。

・ボルドー地方・・・ブルゴーニュに並ぶフランスワイン2大醸造地のひとつ。赤ワインがメインだが、甘口の白ワインも作られる。ワインの格付けが早くから行われ、トップに君臨する「5大シャトー」は世界的に有名。歴史的にイギリスとの関係が深い。

・ロワール地域・・・フランスで一番長いロワール川沿いに位置し、赤、白、ロゼが作られる。川沿いには美しい古城が点在し、風光明媚な景色を楽しめる。

川と山脈などと一緒に覚えると腑に落ちる気がします。


気候

・海洋性気候・・・大西洋の暖流の影響が強く、温暖湿潤。ボルドーや南西地方がこの地域に該当。

・大陸性気候・・・乾燥しており、一日の気温の差が激しい。ロワーる川上流、ブルゴーニュ、アルザスなどが該当

・地中海性気候・・・気温の変化が少なく、降水量が冬に集中する。地中海に面したラングドック、プロヴァンス、ローヌ南部などが該当。


おわりに

昔パリに行ったとき、ノートルダム大聖堂の近くの路面店で質の悪いエプロンを買いました。そのエプロンにはフランスのワインとチーズの産地がプリントされていて、まさに今日学んだことの復習にぴったり。エプロンとして使うには生地あまりに薄く、何度か捨てようとしたもののかわいいので捨てられず、今もどこかにしまってあるはず(の割には所在不明という・・・)。週末、そのエプロンを探してみようと思います。

#フランスワイン

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