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自動スイープで配当金生活

利子や配当で生活できたらいいなあと思うことがあるかもしれませんが、80年代や90年代の高利の頃ならいざ知らず、マイナス金利下の現在では夢のまた夢です。

ただ、家賃を配当でまかなうようなことは無理がありますが、光熱費程度なら何とかできなくもありません。

国内ETFで配当金

とはいえ、手数料の高い毎月分配型投信などはもってのほかです。しかし、手数料の安い、ニッセイ外国株式やemaxis slimなどの非上場型投資信託は通常無配当です。ただ、インデックスファンドでも国内ETFは構造上配当が必ず出るようになっているので、こちらを生活費の足しにすることはできます。

TOPIXやMSCIコクサイ、SP500などに連動する株式ETFだと、1-2%の配当が出ます。2%とすると、100万円投資した場合、年2万円で、20%の税金が源泉徴収され、手取りが18000円といった具合です。12ヶ月で割ると月1500円ですね。ネットフリックスは月880円、アマゾンプライムは月500円で、合計1380円/月なので、TOPIX連動ETFに100万投資すると、ネットフリックスとアマゾンプライムをタダで見られるような気分になります(単なる気分ですが)。

Jリート指数に連動するETFだと、4%程度の配当が出ます。100万円投資すると、年4万、税引き後で32000円、月あたりの手取りは2600円。格安SIMの料金ならまかなえそうです。株式のETFは配当回数が年1,2回ですが、JリートETFは年4回配当のものが多いので、使い勝手が良いです。同じJリートETFでもmaxis,nextfundsと銘柄を分けると、年8回配当にできます。

楽天銀行の自動スイープで配当を生活費に充当

そんなときに便利なのが「楽天銀行の自動スイープ」です。これを設定しておくと、配当が自動的に楽天銀行の普通預金に入金されます。ネットフリックスやアマゾンプライムや格安SIMをカード引落にして、引落口座を楽天銀行に設定すると、カードで引き落とされたのちに配当金が入金されて残高がプラマイゼロ近辺に回復します。ちょっとだけ配当金生活が味わえます。

SBI証券だと配当金はハイブリッド預金に入金されるのですが、ハイブリッド預金は決済には使用できません。手作業で普通預金に振替える必要があります。これは面倒でいまいちです。

楽天銀行だとマネーブリッジで利子がついたり、振込の自動設定などもできたりと利便性が高いので、使いやすいです。投信自動売却サービスとの組み合わせも可能です。

そんなわけで

何から何まで配当でまかなおうとするとポートフォリオに無理が出るので絶対やめたほうがいいですが、生活費の一部をちょっとだけまかなうくらいなら、モチベーション維持の一環として利用してもよいかもと思います。コロナショックのような下落相場では、株価が下がる一方で配当利回りは上がるので、相場下落時の狼狽売りのブレーキにもなります。

なお、教科書的には分配金は再投資することで複利効果を出すのが良いとされているので、上記のような投資法は邪道です。



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