省エネ投資でランニングコスト削減

電気・ガス・水道といった光熱費は毎月の固定費なのでなるべく少なくしておきたいところです。電力ガス自由化業者を検討するのもいいですが、まずはそもそもの光熱費を下げられないか考えてみましょう。

まず現状把握

事前準備として、mytokyogas、でんき家計簿、東京水道マイネットといったインフラ業者のネットサービスで過去2年分の光熱費のデータを取得しましょう。CSVでダウンロードできるので、エクセルにコピーして、月ごとの変動や年平均、前年度比などを見ながら、増減要因を考えてみるといいです。

電気代を減らそう

さて、家の中で最も電気代がかかるものは何でしょうか?

ダララララ・・・ジャン!

答えは「冷蔵庫」です。(リンク先参照)

地味すぎて存在を忘れがちですが、24時間365日クーラーをつけているようなものですからね。電気代食いますよね。

扉の裏の製造年月を見て、2000年以前のものであれば買い替えをおすすめします。

80年代から2000年までは家電の高機能化が進みましたが、機能を増やしても使いこなせないし逆にわずらわしいとのことで、2000年以降はシンプル家電が好まれるようになりました。と言っても家電メーカーも何か仕事はしないといけないので、「エコ」に全精力を注ぐことになりました。2000年以降に発売された家電は省エネスペックが年々向上しています。

でもまあ2000年と言うともう20年前ですからね。2010年以降としてもいいかもしれません。自宅や実家にある家電で、購入から10年経ったものは買い換えると、毎月の電気代が1000円くらい下がると思います。

冷蔵庫だと小型よりなるべく大型のものの方が逆に電気代が安いようです。内部のモーター構造にゆとりが持てていいそうです。メーカーは日立が無難かと思います。

白熱灯はLED電球に交換

次に家の中に白熱電球が残っていたら、LED電球に替えるといいですね。LED電球の消費電力は7w程度なので、白熱電球なら40wが1/5になります。60wなら1/8です。1回買えば10年持つので、球切れで交換する手間も省けます。交換に脚立が必要な高いところの電球などは特にさっさとLEDに替えたいです。

白熱灯は出火による火事の危険性もあります。蛍光灯はもともと消費電力が低いので、無理に替えなくても、機会があればという程度ですが。

あと、LEDにすると明りに虫が寄り付かなくなります。

テレビやエアコンも買い替え

テレビも新しいほどエコですね。昔のブラウン管テレビは白熱灯みたいなものですから、危険だし、電気代も食います。最近の液晶テレビがいいです。最新型を買わずとも、1期か2期前の型落ちを買うのがコスパがいいです。

エアコンは高いですが、20年経ってたら替えてもよいかと思います。

持ち家ならエコガラス

賃貸は家電の買い替えくらいしかできませんが、持ち家だともっといろいろできます。

エコガラスに替えるのもいいですよ。
日本板硝子の「スペーシア」のような二重ガラスです。既存のサッシをそのまま流用して、夏は涼しく、冬は暖かさをキープできます。
取り付けは工務店にお願いしないとできないですけど。

節水型トイレも効果抜群です。
TOTOの「ピュアレスト」「ネオレスト」などがいいですね。毎日使うものですから、水道代がガクンと下がります。
タンクレスタイプにするとトイレ空間も広くなって気分が良くなります。

節水型水栓、節水型シャワーヘッドなどもあります。

東京ガスなら、ガス湯沸かし器をエコジョーズという省エネ型に替えるのもいいです。

年によっては省エネリフォームエコポイントなどの制度で政府から補助金が出ることもあります。2020年の東京都では、東京ゼロエミポイントと言って、エコ家電の買い替えを促進する補助制度を実施しています。

キモはランニングコストの低減

まあ30万かけて光熱費が月3000円下がったところで投資回収できるのは何年後?という感じではありますが、日頃からランニングコストを少なくしておくとコロナで収入減の危機などになったとき身軽に対応しやすいですからね。漫然と貯金を積み上げておくくらいなら省エネ設備投資をするのも一案です。


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