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離婚するので夫名義の住宅ローンを妻名義にしたい。パート勤務でも出来るのかという相談

住宅ローンからおさらばしたい夫、そのまま住むので名義を変えたい妻


離婚での借換相談の特徴

住宅ローン相談の中で1年を通じて途切れないのがこの離婚による夫名義から妻名義に変える住宅ローンの借換相談です。HPを通じでお客様から連絡がある場合と弁護士さんからの紹介の2つのパターンがあります。

求められる結果は1つで夫の所有を全て妻に移して妻100%所有に変えることです。この相談の特徴は相談前の不安な表情と無事に借換が終わった後では妻の表情がつがうことです。

離婚するかどうか、経済的な不安も大きい中かなり迷ったり悩んだりして離婚を決断したにも関わらず、実際に借換をしようと銀行に相談しても全然前に進まないので困り果てて相談に来られるからでしょう

ある女性はあまりにも悩んで不眠症となり医師の診察を受けている方もいましたしそれは1人や2人ではありませんでした。

離婚での借換のハードル

何がそんなに難しいのでしょうか。今の住宅ローンが夫単独もしくは妻との収入合算の場合それを妻の単独にするには2つのハードルがあります。このハードルを乗り越えるには住宅ローンの知識が必要になります。

1、妻単独で住宅ローン借換ができるか
2、金融機関がこの借換に適しているか

まずはこの離婚での住宅ローン相談の最初のハードルは妻の年収です。この年収が住宅ローンの残高に対する返済比率に入らないと借換の土台に乗らないのはいうまでもないです。この計算から始まります。

そしてもう1つ。妻の勤務形態の問題です。これが契約社員や派遣社員、パートの場合では話が変わってきます。今回の相談はパートではどうかという相談です。

パート社員は住宅ローンを組めるのか

今回の相談はパートを2つしており残高に対して年収は問題ないのですがパート社員を住宅ローン審査はどうなのかです。

パートはさすがに難しい。ちなみにフラット35は勤務形態は気にしませんがこの離婚での住宅ローン借換では利用できません。フラット35が使えるのはフラット35からフラット35の時だけです

なんとかしてあげたいと出来る限りに金融機関を回って調査しましたが1つの銀行だけ審査の土台に乗りました。しかし結果はいいものではありませんでした。

パートの年収が350万円程度必要とのこと。その年収は熊本では社員並みでありやはりかなりのハードルとなっているということ。

成果はあった

しかしこの件を調べているときに契約社員ならどうか、派遣社員ならどうかの金融機関別の審査情報を取ることができたのは唯一の収穫だった。ある金融機関では年収の半分しか見ないとか契約社員は70%とかです。

次の相談の時にこういった情報を生かして女性のセカンドチャンスに役に立ちたいと考えています。

もう1つのハードルは離婚での借り換えに適さない金融機関を選ばないことです。先ほどのフラット35はその代表例です。今の金融機関がどこなのかでも借り換え方法が全く違いますのでそれもまたハードルを高くしています

もしこの離婚での住宅ローンで借り換え問題でお悩みの方は早めにご相談ください。まずは借換が可能かからお話しします。


住宅ローン相談なら永野FPオフィス

永野FPオフィス 永野 修『審査の通らない住宅ローンに価値はない』

クレジット会社で17年間毎日CICを見てきたのでどうしたら審査が通るのかがわかるという職業病を武器に他社ではできない住宅ローン選びをメインとしています。

ローン業界に30年以上の豊富な経験と年間100件以上のマイホーム購入のお手伝いをしています。お客様の80%は公務員であとの20%は医師と看護師になっています

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