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親に貸したクレカが原因で住宅ローン審査が通らなかったが妻だけで通りますか?という相談


審査が通らない原因の確定

毎日公式LINEからさまざまな相談をいただいております。相談内容の大きは住宅ローンの審査に関することでセールスやFPから見放された方や、信用できずに自分の手で解決しようとしている方からチャットをいただいております。

当オフィスは住宅ローン相談をHPなどを通じていただき、お客様が住宅ローンでつまずいているハードルを取り除くことで無事にマイホーム購入をしていただいておりますが今回の相談は本人が原因で審査が通らなかったという相談です。

工務店さんを通じて夫婦の収入合算で住宅ローンの仮審査をしたのですが思いがけぬ結果に。『否決』と聞いて驚いたのですが最初は妻の問題かと思いました。

『CICを取得してみてください』

と言われたので取得してみるとセールスの方から一言、これが原因ですね、と指を差されました。そこには『異動』という文字がありました。『異動』って何?と聞くと簡単に言えばブラックリストに載っていると思ってと言われました。

支払いが遅れた覚えが1つもなかったのですがそこにはある会社のクレカの利用状況でした。そんなクレカ持ってないぞ、と思っていましたが『あ!』と思い出したそうです。

そう、親に貸していたクレジットカードでした。使っていない通帳を親に渡してここに支払うようにと言っておいたクレカでした。確かにスマホに電話が入ったり手紙が来ていたような気がするが無視していた。

それからというもの妻の機嫌がすこぶる悪い。もう申し訳なくてという本人。相談はどうにか審査が通る方法はないのかということでした。今回の象団は夫が審査に通らない場合の相談です。

妻の話を聞いてみると話が違った

妻で住宅ローンをということなので妻と話をしないとなんとも言いようがないので別の日に妻とZoomで面談。最初のヒアリングで聞いたことを言うと少し話が違った。

妻はクレカを使って支払いが悪かったのは夫と思っていた。クレジット会社からの手紙を渡していたので知っていたはずとのこと。

クレジット会社に勤務していたのでこの手の本人の話は違うことがあることはよく知っていた。『親や友人の保証人になってローンが通らなくなった』と言われたけど本当は本人だったことが多かったからだ。

しかし今回は本当のことはどうでもよく妻に住宅ローンを組んでマイホームを自分名義で建てる意思があるのかが聞きたかった。そしてぜひお願いしますと言うことで相談が始まった。

妻だけで審査する場合のハードル

妻だけで住宅ローンは通るかと聞かれたら『通ります』もちろん妻の年収や返済比率、個人信用情報などに問題がなければの話ですがマイホームを購入した人は何人もいます。

ここでのハードルは主に3つあります

1、銀行から『なぜ夫は名義に入ってこないのか?』と聞かれた時の対応
2、妻の年収が少ない場合の対応
3、年収はなんとか大丈夫だが契約社員などの場合

今回の相談では『変動金利』がご希望だったので難易度が高めです。年収さえ足りていれば、もちろん返済比率内であればですがフラット35の選択枠があったのですがまずは変動金利からスタートです。

実は年収は夫より妻の方が高かったので問題はありませんでした。どこの金融機関で審査をするかはお住まいの地域によって違います。ある金融機関で仮審査をしようということにしました。

セールスから邪魔が入った

こういう相談でよくあるのがセールスや不動産屋さんの介入です。審査が通せないから、不信感があるからFPに相談に来ているのに方針が決まったら入ってくることがあります。

実はこれがいい方に出ることがあります。その不動産屋さんやセールスに力があり有利に働くことも結構あります。しかし今回はそれが反対に働きました。妻単独でと言っているのに『金融機関が理解してくれたから』などの理由で再度収入合算で審査したようです。

『これはダメだな』

そう思って結果を待っていたのですが結果は予想通りでした。夫の内容を見た保証会社は次に妻単独で審査しても通る可能性がかなり少なくなったように感じました。

マイホーム引き渡し後の話

いろんなことがありましたが夫からの依頼が最初でしたがその後は妻との話ばかりでした。引き渡し後にその後の住宅ローン控除の確定申告の話をしているときのことでした。

『今までは夫を立てていましたはこれからは私が中心にやっていきます』

この家族の今後の幸せを心より祈っています。

永野FPオフィス 永野 修『審査の通らない住宅ローンに価値はない』

クレジット会社で17年間毎日CICを見てきたのでどうしたら審査が通るのかがわかるという職業病を武器に他社ではできない住宅ローン選びをメインとしています。

ローン業界に30年以上の豊富な経験と年間100件以上のマイホーム購入のお手伝いをしています。お客様の80%は公務員であとの20%は医師と看護師になっています

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