#057_意外と便利?先進国株式を深掘りしてみる
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#057_意外と便利?先進国株式を深掘りしてみる
NISAやiDeCoをきっかけに、投資を始めようと思ったとき、
「どんな商品に投資をすれば良いのかな?」ということ調べると、
おそらく高確率で「全世界株式のインデックスファンド」に行きつくと思います。
今でこそ、1つの商品で全世界株式へ投資ができるようになりましたが、
これは最近のことなんですね。
ひと昔前は、全世界に投資をしたいと思ったら、
先進国株式・国内株式・新興国株式のインデックスファンドを組み合わせて、自分で全世界風にアレンジしていたものでした。
そのころは、海外への投資といえば、
先進国株式インデックスファンドが主流だったのですが、
今はすっかり、全世界株式 vs 米国株式みたいな構図で語られることが増えましたね。
そんな感じで、ちょっと存在感が薄れてしまった(気がする)のが、
先進国株式なのですが、
企業型DCでは、まだまだ主役になることが多いですし、
先進国に投資ができるという仕組み自体は、決して悪くないよなぁとも思います。
そこで、先進国株式ってどんなもの?ということについて、
軽くご紹介してみますね。
アメリカのMSCI社という金融サービス企業が、株式指数を算出する時には、
国や地域を、
ワールド(先進国)
エマージング(新興国)
フロンティア
という、3つの枠組みに分類しています。
現在、先進国に分類されている国は、23の国・地域です。
この分類は、その国の経済の発展度合いだけで決まるわけではありません。
市場の規模や流動性、海外からの株式市場へのアクセスのしやすさなどが考慮されて、分類されます。
毎年6月が定期的な見直し時期となっているのですが、「国」ベースでは、
2010年に、イスラエルが先進国に昇格
2013年に、ギリシャが債務危機を受けて新興国に降格
このような入れ替わりがありましたね。
つまり、先進国株式インデックスを買っておけば、
今後もずっと「先進国」の位置づけにある国だけに、
分散投資ができるというわけです。
今の先進国株式は、約7割がアメリカになっていますが、
今後、仮にアメリカの勢いが弱まったとしても、
それに応じて比率が変更されるというわけですね。
ちなみに、
日本で先進国株式といえば、「MSCIコクサイ」に連動するものが多いです。
これは、先進国(=ワールド)から、日本だけをのぞいて計算される株価指数なんです。
要は、日本の投資家向けに、日本から見た「コクサイ」投資ができるように作られているものです。
日本に偏らず、米国や欧州などの先進国に投資できる仕組みを買いたい!
このようなニーズがある場合には、ぜひ活用したい指数ですね。
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