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インターセクショナリティーを通して見る差別の現実【NYガールズダイアリーから学ぶ】

インターセクショナリティとは、どのようなものか。
それは、人種、性別、性的指向、国籍、障害などの属性が交差した時に起こる差別について理解するための枠組みであり、これは差別問題を考える上でとても重要になる考え方である。

例えば、
同じ女性でも、白人の女性と黒人の女性が感じる差別が違うように、同じ黒人でも、黒人の男性と黒人の女性が感じる差別が違うように、さまざまな属性が交わると、それに応じて、差別や不利益を被る度合いが変わってくる。

インターセクショナリティを通してみることで、私たちがそう簡単には見えない差別の現状が見えてくることがある。そして同時に、単に、人種におけるマイノリティや、性別におけるマイノリティが受ける差別として考えるだけではいけないのだと感じる。

近年、LGBTQ+などというように、性差別やフェミニズムに焦点が当たっている研究や問題や事象が多くあるが、その中に感じるインターセクショナリティについて考えてみたい。

LGBTQ+といっても、性には多くの種類があり、Lのレズビアン、Gのゲイ、Bのバイセクシュアル、Tのトランスジェンダー、Qのクイア以外にも、多くの性が存在する。しかし、# blacklivesmatter運動のように、社会運動などが盛んになり、LGBTQ+についても多くの人が認知してきたように感じる。

しかし、現実はそう簡単にはいかないのだと感じることが多い。レズビアンやゲイのように、いわゆる同性愛について理解できていても、バイセクシュアルのような両性愛、クエスチョニングのような自分の性がわからない人やアセクシュアルのように恋愛感情などを抱かない無性愛者については理解できなかったり、認知していない人が多い。

それはおそらく、身体の性・性自認・性的指向がさらに複雑に交わっているからであり、そのような人たちは、レズビアンやゲイの人たちが合わない差別に合ってる場合がある。

インターセクショナリティは、差別を理解するためだけではなく、自由や平等から置いていかれている人たちを見つけるための物差しの役割もあるのではないかとも思う。そしてそこから、社会やわたしたちがどんな人たちをどのような理由で差別しているのかを理解することができるのではないかとも考える。

インターセクショナリティを理解するということは、さまざまな見方を知り、理解し、差別をなくすことにつながる。だからこそ私たちはこれから多くの事象を知り、インターセクショナリティの見方を身につけていかなければならない。

最後まで読んでくださりありがとうございます:)

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