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新社会人の息子へ夫が渡したのは、心に余裕をもたらす“あるもの”だった


「いつも心の余裕、持っていたいな」

そう思う人は少なくないでしょう。


ゆったり過ごせる時間が持てたり、
好きなモノに囲まれて生活できたり、
旅行して非日常を楽しむことができたり。


私たちは
自分の好きなモノやコトがあると
心の余裕が持てたりします。


でも、もう1つ、
心の余裕をもたらせてくれるものがあります。


それは、
「お金」です。


お金といっても
変な意味で捉えないでくださいね。



私の言うお金とは、
【命金】
のことなんです。

夫から新社会人の息子へ渡されたものとは?


我が家には、
この春から社会人になった息子がいます。


父親の扶養から抜けて
経済的に独立しました。


そんな息子が社会人になる前の日、
夫が息子にあるものを渡したのです。


それは、
貯めてきた教育費の残金が入った通帳。

我が家では、
子どもが生まれた時から
教育費としてコツコツお金を貯めてきました。


いちおう大学を卒業するまでのお金は
なんとか貯めることができました。


しかし、息子は
大学へは行かず、
大好きな音楽を学ぶための専門学校へ入学しました。


専門学校は2年間なので、
大学進学用に貯めてきたお金が
約2年分残ったのです。



「残ったお金、どうしようか?」

これをどうするか、夫婦で話し合いました。



貯めてきたのは、
息子の進学費用として使うつもりだったお金。


だから、
「残った分は、息子に渡そう。」

そう決めたのです。



そうして迎えた学生最後の日。


夫は教育費の残金が入っている通帳を息子に渡しました。


そのとき、
息子へある話をしたのです。

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父から息子へ語られた、意外な話


夫から息子へ語られたのは、
こんな話でした。


ーーーーー

このお金は【命金】だ。
命と同じくらい大事なお金だよ。
だから、大切に持っておけ。


そして、本当にお金が必要になったときに
よく考えて使うといい。


社会人になっても、最初は給料が安くて
大変なこともあると思う。


けれども、命金があると思えば、
心に余裕が持てるようになるんだよ。


これがあるから、
大変なことも乗り越えられると思う。


そんなお金だ。大切にしろよ。

ーーーーー


この話を隣で聞いていて
ハッとしました。

お金は「お守り」


お金があることで、
心の余裕を持つことができる!


お金といっても
大金が必要というわけではありません。


お金の額は関係ないんです。


ただ、
いざというときのために貯めておくお金は、
「お守り」みたいな役割をはたしてくれる
ということです。



命金(いのちがね)とは、
命をつなぐお金。



心の余裕をもたらせてくれる
大事なものなんですね。

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安心感をもたらしてくれるのは、半年分の生活費


私はファイナンシャルプランナーとして
お金の大切さをお伝えしていますが、

いつも

「半年分の生活費は持っておくようにしてくださいね。」


とお伝えしています。


この半年分の生活費というのが、
「命金」にあたるんですね。



私たちの身には
何が起こるかわかりません。


災害が起こるかもしれないし、
今回のように、急に経済社会が止まってしまうかもしれない。



そんなとき、
命金があれば、
どんなに苦しい状況になったとしても、
生きるための糧になってくれます。



また、
普段の生活の中でも、
命金を持っていれば、
経済的な不安を感じなくてもよくなります。


命金があるから、
前を向いて生きていけるんです。



だからこそ、
最小限でもいいので、半年分の生活費は
常に持っておいてほしい。


そう思っています。



お金は、
時に安心感をもたらせてくれて、
心に余裕を与えてくれる。

私たちが生きていくために
大切なものなんです。



お守りのような役目をはたしてくれる
「命金」


あなたにとっての「命金」
持っておきたいと思いませんか?

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