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CFP合格

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CFP®になるためには、何をどのように学習すべきか。 特に重要なポイントがどこなのか、解説しています。
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#cfp試験対策

資格試験を受けるにあたって大切なこと

はじめに 私が主催する試験対策講座が個人レッスンである理由は以下の通りです。 ●習得度が人によって異なる ●理解の方法、適切な学習方法が人それぞれ  見て覚える人、聴いて理解できる人、書いて覚える人など、あなたのtタイプをお教えします) ●計算が苦手なひともいれば、文章題が苦手なひともいる  そのため、あなたにピッタリの学習方法で進行します。 試験対策でとくに大切なこと 効率よく学習して、受験までの時間を有効に過ごすことです。そのためには、不必要なことは積極的に省略する

CFP®試験(2023年第2回)の合格ラインが公表されました。

 CFP®2023年11月試験を受験された方、本当にお疲れ様でした。  2023年12月20日に発表された合格ラインは以下の通りです。今回もまた、どの課目も難易度が高く、全体としては最も難しかった課目が並んだように感じます。 合格ラインの設定について 資格審査試験ですから、深く広い知識が求められるのは仕方ありません。しかし、試験の実施時期によって合格ラインが大きく異なることに違和感をおぼえます。  国家試験としてのFP技能士(1級から3級)、協会認定の検定(1級、AFP

CFP®試験2023年第2回・振り返り

 2023年11月12日と19日に、CFP®資格審査試験が実施されました。受験されたみなさん、お疲れさまでした。課目によってはかなり難易度が上がったようにも感じます。一方で、過去問にてしっかり学びを繰り返していれば、十分に合格圏に入れる出題構成だったとも言えます。  さて、これまで通り、私なりの「回答した感想」に触れます。以下、各課目の感想です。 金融資産運用 これまでと同様に、専門的な知識や行動な計算能力が求められています。しかし、前回(2023年第1回試験)のような”

CFP®試験(2023年第1回)の合格ライン

 CFP®2023年6月試験を受験された方、本当にお疲れ様でした。  また、テキストをお買い求め頂いた方、講座を受講頂いた方からの合格メッセージ、ありがとうございます。皆さんからの御礼メッセージに励まされております。  7月19日に発表された合格ラインですが、以下の通りです。全課目を通して、近年稀に見る、難易度の高い出題でした。  資格審査試験ですから、深く詳細な知識が求められるのは言うまでもありません。ただし、実施回によって合格ラインが大きく変動するのはいかがなものか

CFP®試験2023年第1回・振り返り

 2023年6月11日、18日に、CFP®資格審査試験が実施されました。受験されたみなさん、お疲れさまでした。これまで同様、私なりの「回答してみた感想」に少し触れたいと思っています。  前回、2022年11月試験であまりに難題ばかりだった分野では難易度が下がり、その逆で、久しぶりに難題が登場した分野もありました。  以下、各課目の感想です。 金融資産運用 相変わらず、出題者の趣味と人生観にしたがって出題されている印象があります。細かいところまで理解したうえで、さぁ計算で

CFP®試験に必ず合格したいあなたへ。

 多くの方に購読いただきありがとうございます。以前より掲載の「CFP®試験に必ず合格したいあなたへ」の記事について、 複数の記事で重複がある 解答解説が、いま(2023年5月)では法令等に基づき変更されている 分かりにくい部分がある などの理由で、各記事(下記の6件)を改定いたしました。  CFP®資格は、合格してからも知識の更新が必要です。毎年、多くの事柄が変更になったり、翌年以降の改正(予定)事項などを理解しておかないと、クライアントさまの資金計画が大きく狂って

割引率って何なん?

CFP®試験でちょくちょく出てきます金融では「割引率」のほかに、複利最終利回りとかスポットレートなどとして出題されることがあります。 ライフプランでは、現価係数とか年金現価係数として出題されます。 不動産では、複利年金原価率やら還元利回りなどの出題があります。 このときの10%(=0.1)のことを割引率と言います。 割引率割引率とは、原価(もとで)を知るために使用する利率(%)のことを言います。 計算式に”1+”とあるのは何故か?と質問を受けることがあります。 割り算

CFP®試験(2022年第2回・第1日程)の出題分析

 2022年11月13日(日)に、CFP®試験(第1日程)が行われました。「出題傾向」「難易度」「時事問題」など。さっそく回答して難易度を確認しました。 金融資産運用▶詳細分析記事  全体的として、これまで通り「難しい課目」との印象がありました。一方で、債券に関する出題は、もはや出題者の趣味で出題しているとしか思えないほど、どうでも良い「文章読解力」「数学解答力」を問うものでした。今後の改善を求めます。  外貨建て商品については、相変わらずのマニアックな出題でした。ここ

【CFP®】試験対策は「図解」「図説」で❷

 CFP®試験が終了しました。  日本を取り巻く時事問題を反映して、公官庁の公表する資料の読み取りや、税制や社会保険制度の改正事項、ひとり親家庭・貧困層を対象とした福祉制度などの社会問題など、課目ごとに傾向は様々です。 2022年第1回試験の結果第1日目 6月12日(日) 金融資産 総括、試験対策 不動産 総括、試験対策 ライフ・リタイアプラン 総括、試験対策 第2日目 6月19日(日) リスクと保険 総括、試験対策 タックス 総括、試験対策 相続・事業承継 総括、試験対

CFP®であり続けるために

 CFP®資格審査試験(2022年第1回)が終わり、試験問題が公開されたので、自分なりの”解答集”を制作しています。第1日程【振り返り記事】、第2日程【振り返り記事】とも、おおまかな出題構成は変わらず、少しずつ変化や新しいテーマも盛り込まれています。 どの程度の得点ができたか まだまだ講師として活動しても良いかな?と自負できる水準でした。どの課目も”うっかり”があったので、気を付けたいところです。7月下旬にならないと合格点が分かりませんが、どれくらいの水準になるのか気になり

CFP®試験(2022年第1回・第2日程)の出題分析

2022年6月19日(日)に、CFP®試験(第2日程)が行われました。 第1日程と同様、出題内容を確認してみました。 リスク管理▶分析結果詳細(リスク)  計算は定番問題が大半で、読み取りに集中する必要がありました。 商品知識はこれまで通り、損害保険中心の出題でした。 計算問題は、個人年金や収入保障保険の計算がなく、税金関連の計算問題は難易度が低かったように感じました。 読み取り問題は、生命保険商品の商品性について2問、証券から保証額の計算が4問、損害保険の約款の読

CFP®試験(2022年第1回・第1日程)の出題分析

2022年6月12日(日)に、CFP®試験(第1日程)が行われました。 出題内容を確認するとわかってきたことがあります。 金融資産▶分析結果詳細(金融)  過去問演習にどれだけ取り組んでいたか、しくみ・制度をどれだけ正確に理解しているかを問われるものが多かったです。  債券やポートフォリオについては、知識だけでなく、高度な数学(計算)のスキルが求められる出題もあり、「はて?ここまで理解する必要があるのか?」と疑問に感じる部分もありました。  とはいえ、ここ数年の経済・

CFP®試験対策は「図解」「図説」で

いよいよCFP®試験が近づいてきました。 確認事項第1日目 6月12日(日) 金融資産 前回総括、試験対策 不動産 前回総括、試験対策 ライフ・リタイアプラン 前回総括、試験対策 第2日目 6月19日(日) リスクと保険 前回総括、試験対策 タックス 前回総括、試験対策 相続・事業承継 前回総括、試験対策 これまで10年ほど、CFP®試験対策の講座を実施してきました。毎回感じるのは、概ね出題内容は変わりませんが、少しずつ出題傾向が変化しているということです。 日本を取

税制が改正されても、”区別”は続く

配偶者に対する扱いライフスタイルの多様化を反映し、日本でも、結婚せずに同居生活を営む”事実婚”が珍しいことではなくなりました。しかし、”内縁の妻”の場合にはパートナーが亡くなっても法定相続人にはなれないなど、法律上では、婚姻関係にある場合と、いわゆる「パートナー」には大きな扱いの差が存在します。 配偶者と税金所得税の配偶者控除  配偶者に所得があっても、配偶者の年間の合計所得金額が48万円以下(令和元年分以前は38万円以下)であれば配偶者控除が受けられます。  ここでい