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シリコンバレー銀行の破綻と私たちの生活への関係性

こんにちは
ファイナンシャル・ジャパンの竹村です。

アメリカのシリコンバレー銀行(以下SVB)が破綻したと言うニュースはご存知ですか?
資産規模(預金残高)ランキングでは16位の銀行です。


アメリカの地で起きた出来事が、私たちに何の関係があるのか?
そんな風に感じる方も多いのではないでしょうか。

私たちの生活との関係性を理解するために、過去事例からおさらいします。

2008年に起きた『リーマン・ショック』
15年も前の出来事ですが、皆さんの記憶には残っていると思います。
これは、アメリカにある投資銀行、リーマン・ブラザーズの経営破綻が発端となり、連鎖的に世界規模の金融危機となりました。
1929年の世界恐慌以来の世界的な大不況です。

日本では、日経平均株価が一時は6994円まで下落し、1982年10月以来、26年ぶりの安値を記録しました。
そして、為替相場はドル安・円高となり、10月31日には、1ドル=75.32円の史上最高値を記録しました。

日本には、物資の大半を輸入に頼っている島国です。
為替相場は、私たちの生活に大きく影響を及ぼします。

時は流れて、2022年は、モノの値段はどんどん上がり、物価上昇を目の当たりにしました。
そして、1990年以来、実に32年ぶりに1ドル=150円を突破する『円安』となります。
日銀では為替介入を行い、円高にしようとしましたが、あまり効果はありませんでした。

単純に資金を投入すれば解消するという問題ではないからです。

アメリカと日本の金利差にからくるドル高・円安だからです。

もし、皆さんがお金を投資するなら、金利が高く多くのリターンが見込める国と金利が低くリターンはあまり見込めない国では、どちらに投資をしたいですか?

おそらく前者、投資をするなら多くのリターンが見込める国だと思います。
そうじゃない方は、この投稿にコメントください(笑)

輸入する商品(仕入れ)が高くなるから、私たちが購入する時の値段も上がる。
これは至極当然のことです。

さらに、電気やガス、ガソリンなども高くなるので、生活コストが上がり、家計を直撃します。

当然、輸出をメインにしている企業は、日本製品が海外で安く買えるようになるので、業績が良くなるという側面もあります。

今回のSVBの破綻は、人ごとではなくて、私たちの生活に影響をもたらす事例かもしれないということです。

SVBの破綻に続き、スイスの金融大手、クレディ・スイスの経営も危ぶまれています。

直近の情報では、問題ないというニュースもありましたが、連鎖的に銀行が破綻するなんてこともあるかもしれません。

ちなみにSVBの顧客は、スタートアップ(創業)などのベンチャー企業が多くいます。

破綻により講座が凍結して、従業員の給与が支払えない、取引先への支払いができないということがあれば、生活で使用しているインフラが止まったり、普段使用しているアプリが使えない。なんてことも考えられます。

そして、何より、安心だと思っている銀行が破綻する時代です。
物価の上昇に伴い、円の価値も下がっていきます。

何か対策を講じなければ、皆さんの大切な資産を守ることはできません。

じゃあ、何をすれば良いのか
それは、皆さん、それぞれ違います。

一人ひとりに合わせた、適切なアドバイスをするために、私たち、『ファイナンシャルプランナー』が存在します。

長くなりましたが、遠い地で起きた出来事は、私たちの生活に密接に関係しているという話でした。

花粉症の方には過ごしづらい時期ですが、体調を崩すことなく、年度末をお過ごしください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

感想やコメントいただけたら嬉しいです。

引き続きよろしくお願いします。

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