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WAM助成のシンポジウム


WAM 助成 シンポジウム視聴
※メモ書きです

 〈厚労省 地域共生社会推進室長 唐木啓介室長 基調講演〉
1.地域社会を取り巻く背景
 子育て 虐待件数増加
 孤立死 都内65歳以上の孤立死増加
 防災 短時間強雨の増加 
 地域の人とのつながり
 将来に関して、地域の担い手減少 交流場所減少
 地域コミュニティの現状 防災・危機管理、地域福祉、空き家対策等で活動が薄い

2.地域共生社会の推進
 リスク別の制度であったが、現状複合が多い 縦割りで難しい
 共同体が対応できなくなってきている
 制度や分野を超えて協働
 地域福祉の推進
 社会的孤立や社会的排除といった現実に対応 
 地域生活課題の把握、包括的支援体制の整備

3.重層的支援体制整備事業
 重層化のイメージ → 相談支援 参加支援 地域づくりに向けた支援
 高齢・障害・子育て・生活困窮  分野またぐケースは分野ごとに分けずに 
 アウトリーチ 参加支援 重層的支援会議 に追加予算が
地域づくり事業 改正の法
 場や居場所づくりの支援 縦割りにしない 
 相談窓口が相談の入り口とは限らない
 プラットフォーム 地域共生に資する地域活動
 ・事例
 岡崎市 重層支援 市とNPOと 岡崎アイディアソン
 横浜市 多世代交流スペース 宮ノ前テラス
 久留米市 久留米10万人女子会 WeLab46
地域住民の課題は全分野的
 

ファシリテーター 上智大学 総合人間学部  鏑木奈津子 先生
・視点の提示 
1 どのように充実させていったか
2 地域共生社会を推進していくヒント
3 連携

『フードバンクシステムによる、ひとり親家庭生活困窮世帯への「宅(食)所」「健康」「相談」総合支援事業の取組み』
〈一社 ひとり親家庭福祉会 ながさき 山本倫子氏〉
 フードバンクシステム 長崎市 
 戦争未亡人を支援するための団体としてスタート 52年目
・子ども食堂ながさき
  冷蔵庫に何もない ケチャップ舐めて済ますなどの子供
 寄付と食品ロス対策で賄う 学びと相談と食 大学受験まで対応
 親の学びも支援 常勤職員になれるように
 親も面接の洋服がない レンタルを用意
 法 医 その他専門家が相談受ける法律相談会 夜も電話受ける時期も
 取り残さない・地域で・アウトリーチ
 行政が把握してない家庭が多い 
 関係構築が足りず支援につながらない ニーズと行政とのギャップ 
 家庭への配慮 信頼関係の構築 孤独感の軽減 安心感
・最初の接点づくり 
 入り口とで出口 専門機関は多いが 行きつかない家庭が多い
 入口へとつなぐ役目
 WAM助成への申請 プレゼンしてまわる 行政・地域・企業・NPO法人 月の半分長崎にいないくらい
・2年の準備 フードバンクのための備品・倉庫
       名称とロゴマーク
       資金 ロータリー・ライオンズへ寄付依頼
       議会質問 行政としての支援の在り方
       国の背策との連動 企業としての地域貢献のあり方 メリット
       アウトリーチの考え方 コレクティブインパクトの考え方
フード&グッズバンク つなぐBANK
専門機関 と委員会設置
 県・市・企業・相談支援の弁護士会歯科医師会精神科 子供に関する育成会 
 児童心理施設 住宅相談
 食品ロスをつなげる 相談ブースと託児スペース

入口の設定 児童扶養対象世帯 生保は外す(ケースワーカーがいるので)
情報を届ける チラシを市役所で児童扶養手当の書類と同封してもらう(粘ってお願いした)手配りもした
 行政の書類が面倒 LINEやメールで入力できる かわいいチラシで メリットがわかりやすい 
事業の出口 心理的 物理的壁 周囲の視線  → 週末に 駐車無料 ライン予約 当日OK
 受付 食品等手渡し 福引等 託児と相談ブース
知られたくない人が多い プライバシーに配慮 堅苦しさを排除 明るく
YELLながさきのメルマガ登録義務 地域支援サービスの認知度確認 個人情報保護と取り扱いの確約
全国へ情報発信 
子どもの貧困早期発見チェックリスト フロー
県内につなぐBANKを広げる

※相談とセットで支援 届けるための努力 事業設計に2年間かけた
 一年目は市役所からチラシ同封を断られてた  一年間市役所の人に会議や活動に参加していただいた
 お米を抱えて泣かれる方、鉛筆を楽しそうに選ぶ子供などの姿を見ていただいた
※県の施策になった経緯 当初から国の政策が市町へ貧困対策を、という情報を知っていたため
 当初から県がそのモデルになるように十分に働きかけた お金はいりません力を貸してくださいと
 寄付などの企業回りに行政職員の同行をお願いしたり
役所や企業の人などへ時間をかけながら関係性を作ってこられた

支援対象者を特定しない、住民運営型の生活支援「まちのよろず屋」事業の取組み(西宮市)
〈特定非営利活動法人なごみ  田村幸大氏〉
住民運営型のNPO  西宮市鳴尾東地区 小学校区
まちcafeなごみ・つどい場café・赤ちゃんスペース・なごみで晩御飯 
体操 介護予防講座 専門相談日
※住民運営型 常設型 共生型 情報交流拠点 相談拠点

近隣住民 支えあう地域が 今はかかわりが希薄
困ってるがわからない 言えない
利用者とサポーターの双方の声をつなぐ
つなぐツールとして ワンコイン
年会費500円 
利用料金 10分以内100円 30分につき500円など

地区ボランティアセンターの機能低下
担い手不足・高齢化
すべての世代に対応できる
突発的に生じる困りごと
制度・サービスのはざまへの対応
依頼者 → 本人・住民・ご家族・近隣・民生委員・地域包括・ケアマネ
     福祉施設・マンション管理事務所・お弁当屋さん・ヘルパー
     医療・ボラセン・相談窓口 他

サポーターが40代が多い 利用者は70代以上が多い
相談に対応して、さらに深刻なことがわかるケースも多い
無償活動と有償活動の共存(立ち上げまで4年間の準備)
社共の地区ボランティアセンターの機能低下→ 相互に共存・連携していく
当初から有償を検討 今までのボランティアの方と一緒に
最終的には有償がなくなる方向でと

地域づくりにつなげる 
利用者と活動サポーターをつなげる コーディネーター
地域にかかわれる意識づくり

行政・関係機関との連携 
7年前から 実践を報告 検証 チャレンジの繰り返し
準備委員会や試行期間を大切に
初めてのことや分からないことは とりあえず動いてみようという空気
依頼ケースを通じて協働・連携できる機関を拡大
居住支援・食の支援と連携したサポート


〈Q&A〉
マイナスから始めずにどうやったらやっていけるか考える
山本さんは社長秘書や人材育成、社共での勤務の経験(民間と行政のしくみ、かかわり方について知っていた)
NPOとの連携の仕方 顔の見える関係を作る 地域における社会資源の把握
行政の困ってるところにアプローチする
NPOは地域に来てほしい現場に来て一緒に考えてほしい
机の上だけで見る書類だけではない
課の中にも内容によって得意不得意がある
活動についてどういう変化があるのかを十分に説明する
行政の問題は壁ではなく ずれ ずれのすり合わせが必要


今日は仕事早退しての受講でしたが、大変勉強になりました。
そして道場で90分ほど練習、半杖や杖はまだ全然です。

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