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WAM

WAM主催オンライン学習会 視聴メモ
「地域共生社会に必要な連携とは何か?」
(独立行政法人福祉医療機構NPOリソースセンター配信 後日視聴)

第1部 協力世界 松原 昭氏(NPO法の作成など)
    特定非営利活動法人シーズ・市民活動を支える制度を作る会元代表 
「地域共生社会に必要な連携のポイント」

WAMとしては連携を生かした事業を実施してほしい。
本講座参加者に地域共生の自治体等職員も多い。
地域連携活動支援事業と全国的・広域的ネットワーク活動支援事業でWAM助成がある
連携やネットワーク化を勧めている。
継続した協力関係で総合的支援・誰もが役割を持てる社会
「相利」の考え方 「相利共生」
協力とは 同じ目的のために力を合わせること 
協力のタイプ分け
1 目的が同じで同じような活動
2 目的が同じだが主役AがBに協力する
3 目的は違うが同じ目標を達成することで各目的を達成
例:地域猫活動 NPOが地域の猫の世話と避妊手術もする⇒野良猫のトラブルを解決。
(猫好き・町内会・保健所・管理人・行政・地域の人々 目的の違うみんなに利益)
※ 海岸のボランティア清掃で観光客回復を図る団体とボランティア清掃活動に参加して社会性を回復したい自助グループの協力や、かちPICAはメンタルヘルスケア利用者の自助や支援が目的で、虐待を経た当事者グループのしょうりゅうのつどいへの支援が、かちPICAの目的達成となるケースなどか?。こういった連携は他の多くの大きな団体や機関でもあり得るケース。

協力は相手本位 わたしの目標はあなたの目的達成に有益です、と
相手のしたいことを十分考慮すること 
自分の利益のために相手を利用しない
関係者・課題・目的・活動・役割・相利を表にして 同じ活動で協力できるか

共生社会づくり
NPOフュージョン長池 公園管理 
(NPO・自治体・地元自治会・学校・障がい者団体・地元企業・大企業)
公園管理プログラム
(管理の仕事受託・学生の学習機会・就労プログラム・社員研修とCSR・お祭りの開催)

スコットランド エジンバラ お祭りによる街おこしNPOへ6つの団体が連携
(スコットランド政府・市・観光庁・国際交流団体・経済団体・文化団体)
ブランドアップ・就労雇用・観光振興・国際交流プログラム・EUからの投資拡大・文化イベント開催と、目的は違うが同じ活動
観光と文化と教育と政府と自治体と住民という各ステークホルダーが満足

熊本のNPO法人自立応援団 障がい者の支援・居住支援も
障がい者福祉団体・高齢者福祉団体・母子家庭支援団体・生活困窮者支援団体・外国人支援団体とをネットワーク化 お互いの足りてないところを補い合う
保険屋さんも不動産屋さんも数があると対応してくれる
空き家対策と地域トラブル解決

「相利の開発」5ステップ
相利を使って連携  相手も自分も理解する
1 自分のしたいことの明確化
2 相手のしたいことの明確化
3 企画・実施
4 評価・改善
5 拡大 

地域住民の関係者ごとの価値を提供できるとNPOの価値も向上
地域にとって必要なNPOへ

※ 大小のグループや企業の営業とも近い話ではないでしょうか。

第2部

1 赤い羽根共同募金の助成の説明 
  市区町村のネットワークで町のための取り組みへ
  毎年12月あたりに募集、3月に助成決定 赤い羽根福祉基金については人件費も含む活動経費
  (一般助成については経過の情報発信体制を作ればしょうりゅうのつどいとかちPICAも対象になりそうですね)


2 釜石市社共の取り組み
  
  基幹産業衰退、人口減少、東日本大震災、コミュニティの消滅可能性

  一人一人が地域を支え、地域が一人一人を支える
  釜石版地域包括ケアシステム(医療・介護・予防・生活支援・住まい+復興)
  自助+共助+公助+互助 
  地域資源 地域にあるものを生かしていこう 新たな価値を
  事業を行っていくうえで、連携が必須 手をつないでいこう
  
  林業と生きがい就労 林業と社共それぞれの強みをつなげる
  林業のSWOT 社共のSWOT分析(強み・弱み・機会・脅威) 
  相利評価表 (関係者・課題・目的・活動・役割・相利)
  男性高齢者への就労支援 被災者や障がい者の生活向上や体力向上も
  過疎地域 中山間地の中間就労の開発モデルに


3 WAM助成の説明
  福祉制度の狭間にある活動へ
  他団体や行政棟と連携する事業などを対象
  モデル事業助成行政や伴奏者との事業
  
4 連携の事例 
  社会福祉法人 楽笑  
  理事長 小田泰久 氏 
  愛知県蒲郡市三谷町で障がい者総合支援法に基づく福祉支援サービス
  NPOでも街づくりの活動
  B型や短期入所、放課後デイ相談支援など
  障碍者施設立ち上げ時 地域の方から思わぬ反応。
  治安が悪くなる、大変なのは障がい者だけではない、障碍者は地域におらんなど。
  障がい者だけでなく地域へ。福祉だけでなくいろんな要素を掛け合わせる。
  主婦の働く場所、子どもたちのお使いの場所、障がい者の働く場所
  パン工房 就労 子供の施設 漁港振興 地場産業 団塊退職者
  介護保険のお世話になりたくない  子供の貧困 子ども食堂 障害のある方も一緒に
  人脈 ノウハウ の連携  関係ないとか敬遠する人にも納得と共感を得ていく
  それぞれの立場と課題を語りあう場を 自治会さんや地区の総代さんの参加
  どなたでも 地域で暮らし続けることができる 社会的価値と経済的価値
  地域のかたをできる範囲で参加を 巻き込んでいけるきっかけづくり
  地域 共生 社会 が誰なのかを明確にして活動を
  福祉と言って施されてるだけではない
  ひとつひとつ言葉を受け取って 丁寧に 地域住民の方と信頼関係を
  例:単に高齢化で困ってる、ではなく 誰が高齢でどのように困っているので対策がこのように必要

※ 一人でぐちぐち言ってるだけでは何にも進まないし、話に行って理解者がすぐ出てくるとも限らない
  しかし、それぞれなんらかの課題は抱えていて、つないでいって解決できることも多い
  偏見やトラウマでお互いを嫌悪している場合ではなくて、
  みんなでつながってみんなが助かる、みんなが笑顔になれるように。

(わたし思ったのですが、地域貢献をしてる団体やグループなのにお互いを敬遠しあってることはないですか? 今までの何かは置いといて、交流して助け合えば救われる方が倍増しそうならそうしましょう。行政の方もそうですし、地域住民の方も、どこのグループもそうです。我々は何かのいきさつは置いといて、助け合わないともう大変な状態であります。)


  
  
  
  
  


  
  
  
 
  
 
 
  
  
  
  
  



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