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#クソ映画
星の王子ニューヨークへ行く2
1を超える2は難しい。それは、シリーズ物映画においてよくあること。1を超える2で成功したのはターミネーター、エイリアン(エイリアンは、3→4で失速した)、稀なパターンで全シリーズ傑作なのはBTTF。 "星の王子ニューヨークへ行く"の続編は、見事にダメな2である。1が、映画史に残るラブコメ映画であったのに対し、今回の2は、根本的に1を台無しにするクソみたいな設定の数々が、とにかく酷い。以下参照(ネタバレあり!!)。 -伝統に囚われない先進的な王子だったはずのアキームは、伝統にしばられたクソ国王に。男尊女卑思想、政略結婚の賛成など。 -アキームの意にそぐわない婚外子がいるという設定そのものが、1の全てを台無しにしている。あの1のストーリーは何だったのかと思うと一気に興醒めする。 -大した事件、出来事もないにも関わらず婚外子一家とリサをはじめアキーム以外の王族と関係者の距離が突然縮まっている。いつの間にか勝手に縮まった距離感に違和感しか感じない。 -中途半端なミュージカル。全体を通してミュージカルとするならまだしもごく一部だけがミュージカルという中途半端さなら無い方がマシ。 -婚外子が政略結婚を放棄し、ザムンダを離れる決心をするきっかけが1と一緒。 -ライオン、象といった動物のCGが安い。 この映画を唯一褒めるとしたら端役も含めてオリジナルキャストがそのまま出ていることとオープニングのキャスト、監督等主要スタッフの表記のフォントが、1と同じだったという同窓会要素のみ。
ベスト・キッド 2
100歩譲ってミヤギとサトウの対立は納得できるとして、ダニエルとサトウの甥の対立(むしろ甥の一方的な憎悪)の理由についての説明があやふやで全く理解不能で共感出来ない。 ミヤギやダニエルに対し、甥が”卑怯者”というセリフを何度となく吐くが、ケチくさい手法で村人から小銭を巻き上げたり、3対1で襲撃したり等々、どっちが卑怯かは一目瞭然でこんな間抜けなセリフはない。 根本的に45年も一方的にミヤギを恨み続けるサトウは、いわば異常者としか言いようがない。異常者とその間抜けな手下による器物損壊、不法侵入、傷害など度重なる犯罪行為による罪は、かなり重い。 前作のコブラ会との対立、アリとの恋愛は全く無視の暴走第2弾。