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湘南の地に根差した、地域の発展に貢献する『グレイトカンパニー』を目指す会社のピザーラストーリー

宅配ピザの「ピザーラ」などを展開する、私たち株式会社フォーシーズの事業拡大には、フランチャイズ店舗を経営してくださるFCオーナーの方々との連携が必要不可欠です。
湘南の地に根ざした経営、そして13業態63店舗のフランチャイズチェーンを展開していらっしゃいます、株式会社フクシマ商事 代表取締役社長 福島 良治様に、ピザーラ加盟のきっかけから現在までの、ピザーラヒストリーを語っていただきました。

株式会社フクシマ商事 代表取締役社長 福島 良治 様

株式会社フクシマ商事 会社の歴史

昭和58年1月 創業
・東京都世田谷区祖師谷
 サンドイッチとお弁当の店「サンドーレ祖師谷店」を個人にて開業
昭和61年3月 
・藤沢市湘南台
「サーティワンアイスクリーム湘南台ロードサイド店」開店
 →同11月:営業拠点を湘南に移すため「サンドーレ祖師谷店」閉店
昭和63年
・個人営業より有限会社フクシマ商事設立
平成5年3月
・藤沢市湘南台にて「ピザーラ藤沢北店」開店 
    →その後、1年に2店舗ペースでオープンされ、現在9店舗を運営
  湘南の地にフランチャイズチェーンを13ブランドを展開中



脱サラ、そして起業


SEとしてITサービス業に就いていた私は、30歳を過ぎた頃から起業することを考えていました。 

「起業して、何をやるか。」

「勝てる」事業ができる分野を…と考えた時、今まで続けてきたITサービス業でなく、より入り込む余地と幅が広い「飲食業」でチャレンジすることにしました。

1年半かけて関東圏のほとんどの主要駅の周辺を1人で歩き回って出店場所を探し続け、36歳の冬、ついに約10坪の「サンドイッチとお弁当のお店」を東京・祖師谷にオープン。小さな店舗でしたが、効率よく収益を出すことに成功しました。これを足がかりに、地元である湘南の地に根差した事業展開へと駒を進めることになります。

その後は、パッケージがすでに完成されていた、各業態トップの外食フランチャイズチェーンに加盟し、イートイン・テイクアウト業態の出店を加速。店舗数も順調に増加していきました。


事業の危機から、新たな挑戦へ


そんな中、高額な投資をして出店したロードサイド店舗の売上不振が、経営に黒い影を落とし始め、
初めて会社存続の危機に陥りました。

この現状を打開できる術が、どこかに無いだろうか。これまで自分についてきてくれた社員・アルバイトスタッフのためにも、必死に考えました。

そこで私が着目したのが、不振のロードサイド店舗にあった、約20坪の駐車場スペース。

「この20坪の空間を有効活用できないだろうか。」

今までやってきたイートインやテイクアウト業態では、駐車台数も限られるため、事業としては成り立ちません。。では逆転の発想で、こちらからお客様の方へ出ていくデリバリー業を展開するのはどうか?と考えたんです。


ピザーラとの出会い


当時、デリバリー業界では、アメリカから日本に上陸した大手宅配ピザチェーンの出店も重なって、空前の宅配ピザブーム。そこで、当時宅配ピザNo.1・2チェーンであった2社に連絡を入れ、フランチャイズ加盟の申し込みをする寸前まで行ったんですね。。
 
ここで、私は一度、立ち止まりました。

このままこのチェーンに加盟すれば、ある一定の収益は見込めますが、私たちの会社が置かれている経営不振という状況はどう変化するだろう、と。私に求められていたのは、単に収益の見込めるブランドを選ぶことではなく、「勝負がかけられる、ポテンシャルのあるブランド」を選ぶことなのだと気づいたんです。

その時、店舗数がまだ100店舗を超えた程度の、「日本生まれで、日本人の味覚に合わせた商品」を開発している宅配ピザチェーンを見つけました。それがピザーラとの出会いです。

当時の多くの宅配ピザチェーンが、アメリカから直輸入したようなピザを販売していた中で、ピザーラだけは違ったんですね。ピザーラについて調べてみると、食材は厳選した良いものを使い、商品開発も日本人に合わせてで一から行われており、競合他社のピザとは完全に差別化された日本人好みの商品ラインナップが揃っていました。
 
「これは、いける!」そう考え、すぐにピザーラのフランチャイズ本部に連絡を入れることにしました。

本部の前向きで活気のある社風にも魅かれ、約20坪の土地にピザーラを出店することを決意した私たちは、平成5年3月、藤沢市湘南台に「ピザーラ藤沢北店」をオープンさせました。

一店舗目では、私が自らフランチャイズ本部の店長研修に参加し、ピザーラ藤沢北店の初代店長として陣頭指揮をとって存続の危機に立ち向かいました。もちろん、社長である自分が収益構造を把握することで、より経営効率が上げられる、という意義もありました。。まさに「率先垂範」を実践したわけです。

同年の秋頃から収益が一気に増加したことをきっかけに、会社の経営も復調傾向となり、翌年からは毎年2店舗をオープンするまでになりました。現在は、この湘南の地を中心に、9店舗のピザーラを展開しています。 

ピザーラ1号店の藤沢北店の現在の写真

フクシマ商事にとってピザーラ1号店となった藤沢北店(現在)


ピザーラ本部と加盟店とのWIN-WINの関係づくり


一般的なフランチャイズ本部は、「本部が儲けないと事業が成り立たない」という姿勢で、私たちフランチャイズ事業者と向き合われます。時には私たちの都合が受け入れられなかったりすることもありました。一方で、ピザーラのフランチャイズ本部は、「加盟店にも儲けてもらおう」という姿勢が随所見られ、売上の分配方法も実情に沿っていて誠実であると感じています。

「良い時も悪い時も、本部とFC事業者で共に歩んでいこう」という姿勢、WIN-WINの関係を構築できていることが、ピザーラを安心して運営できてる1つのポイントでもあります。


今後の展望


現在フクシマ商事では、湘南の地に根差した「職住接近」の考えを基に、本社より1.5時間以内のエリアにのみ出店するなど、社員・アルバイトスタッフが長く働き続けられる環境を作る事を重要視しています。

人口250万人を擁する湘南エリアの「グッド・カンパニー」として、これからも湘南の地に根ざした経営を継続しつつ、今後は新しい事業展開も積極的に行うことで、地域の発展にも貢献する「グレイト・カンパニー」へと成長させていこうと考えております。