妄想クラブ運営記録 今更サカつくEU(16)
1 8月の成績(08-09年 8月)
フランス1部リーグ2年目を迎え、まさにクラブの力が試されている我が「ラシン・クラブ・ド・ベルサイユ」。
開幕戦は無事勝利となりましたが、その後どうなったか。開幕戦を含めた8月の成績をどどんと整理。
開幕2連勝したものの、なぜかニースには引き分け。そして、リーグ最強と言ってもいいリヨンには敗退。うーん、まあこんなもんでしょう。
ただ、前回も書いた通り、ゲーム上の戦術を微妙に変更したことで、これまでにはなかった試合中の挙動が見られるようになったのは面白いところ。
昨年までは、全体的に攻撃意識を高く持った上で、攻撃面ではポゼッションを重視し、守備面ではやや前めからプレスをかけるようにしていました。引きこもりカウンターがあまりうまくいかない印象があったので。
ですが、今年からは相手によっては戦術をカウンターよりにしてみています(プレスの位置や強度は変えず)。ハイプレスショートカウンター、みたいなイメージでしょうか。それによって、裏狙いのパスが増えたような気がする、というのは前回に書いた通り。
この違いによるいい変化は、これも前回に書いた通り、右サイドの快速アタッカー、MFフランク・リベリが生きたこと。そしてもう一つは、どうも球離れがよろしくないワントップFWジェイ・ボスロイドのプレイが、多少シンプルなものになってきたような気がすること。ま、多少というか程度の問題なんですけど。
あと、主将でボランチのMFミカ・ヴァイリネンから左右のアタッカーを走らせるようなロングパスが増えたような気もしています。ポゼッションを重視させると、どうしてもポジションチェンジしながらのショートパスでのパスワーク、みたいな展開が多い気がするのですよね。でも、ボランチからの長短のパスによる展開を見たかったこともあり、この変化には満足。
ただ、サイドバックのオーバーラップがもっとあればいいのになーとは思います。元々サイドバックの上がりは少ないゲームだと思うのですが、それでもポゼッションを重視させると、左サイドでボールキープしている間にDFロナン・ボナールが上がったりするシーンも見られたのですよね。攻撃スピードを上げると、その機会も減ってしまっている気がします(そりゃそうか)。代わりに、ボランチはやたらと中央にポジションどりしようとします。
2 9月の成績(08-09年 9月)
そして一気に9月の成績まで。
ううむ。あまり勝てないな。なんでかな。
モナコに勝てないのは仕方ありません。パリのパウレタが高齢となった現在、リーグno.1のストライカーは、間違いなくモナコ所属のチェバントン。これに加えて長身FWアデバヨールがいて、しかもエブラ、ジベ、スキラチといった後のフランス代表勢揃いのDFライン。勝てるわけないわ。
ただ、いただけなかったのは、不動のセントラルMFの片割れヴァシリキ・ディアビが、開始わずか2分で退場となってしまったこと。いやいやレフェリー厳しすぎだろうという気がしないでもありませんが、これで勝つのは難しくなりました。
実は、この退場処分はそれ以上の問題が。
7節と8節の間には国際Aマッチが組まれています。つまり、ディアビはよりによって、フィンランド代表当確のMFヴァイリネンが疲労を溜めて帰ってくる試合に出場停止処分となってしまったのです。これで、8節はレギュラークラスのダブルボランチを二人欠く状態で臨まねばならなくなりました。
というわけで、8節のソショー戦のダブルボランチは、ここまでずっとベンチに入るも出場機会がないMFクリスティアン・ケラーに加え、DFダニエル・シューマンを一列前で使うという苦肉の策。シューマンは流石のディフェンス力を見せましたが、いささか攻撃の面でうまく機能せずスコアレスドローという結果に。
いやいや、巡り合わせって怖いですね。
もっとも、その次の節ではレギュラー揃い踏みでトゥールーズに負けてるので、実は大きな問題ではなかったのかもしれません。
そんなわけで、順位は9位と中位ですが、FWジェイ様はそこそこ得点を重ね、左サイドのスウェーデン代表MFトビアス・ハイセンは3アシストとリーグ全体でも2位と好調。
なのですが、得失点差はマイナスです。さてさてどうしたものか。
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