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女性三人組で天下統一 今更三国志11(4)

これは、シミュレーションゲーム『三国志11』のプレイ記録です
前回の記録と登場人物紹介、そして縛りなど

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1 南蛮軍、襲来す(252年8月)

 成都から南方に位置する都市・建寧から、一部隊が成都に向かっているとの報告がありました。政庁では対策を協議します。

関銀屏 こちらに向かって侵攻しているのは確実だ。だが一部隊であれば十分対応可能。鍾会どのと姜維どのに撃退を依頼したい。
李氏  撃退する際、渡の手前に陣を設置してください。今回の損害を減らすだけでなく、今後の備えとしても使いたいの。
姜維  了解いたしました。謹んで拝命いたします。
関銀屏 (防衛戦であれば、弩兵に秀でた鍾会と組ませるのは、統率が高く戟兵適正の高い鄧艾が適任なのだが、奴らの仲を考えるとやむをえまい。姜維であれば能力には問題はないのだし。)

 とはいえ、敵は騎兵一部隊のみ。鍾会と姜維で無事撃退し、敵将を捕虜にする功績まであげてくれました。
 なのですが。

伝令  申し上げます。南方より敵影、その数6000。率いるのはおそらく孟獲と思われます。
杜氏  どうする? そのまま鍾会くんと姜維くんに当たらせるの?
関銀屏 いや、彼らとて消耗している。私が出よう。鄧艾どのにもお願いしたい。
鄧艾  …心得た。

鍾会  李氏様、好機です。孟獲隊を駆逐したのち、即座に建寧攻略隊を出陣させましょう。今なら建寧の兵力は手薄です。
李氏  わかってるわ。でも、もう少しだけ待って。
鍾会  何が問題なのですか。建寧を攻略する上で最も必要なのは、移動の長さに伴う兵糧の確保。しかし、現時点での建寧の兵力ならばさほど時間もかからず城は落とせます。
李氏  ……。

 実のところ、李氏が(そしてプレイヤーが)悩んでいるのは、攻略部隊の忠誠度の低下です。
 配下は季節をまたぐごとに忠誠度が下がることがあります。もちろん、褒賞を与えることで忠誠度を上げることはできるのですが、配下武将が兵を率いている状態では褒章を与えることができないのです。
 我が軍の有力な武将は、「義理」の数値が低い鍾会と、君主たる杜氏との相性があまりよくない姜維。つまり、忠誠度が下がりやすい武将たちです。こういった武将たちを長期の遠征に出すと、忠誠度が低下しても褒賞を与えることができず、最悪他の勢力に引き抜かれてしまう可能性もあるのです。
 なんというか、我が軍の武将たち、能力的にはものすごく優秀なのですが、性格や人間関係に難を抱えている人が多いんですよね。

 対応する手段はあるにはあるのですが、何をチョイスしたらいいかなあと悩んでいたところ。

伝令  申し上げます。巡回に出ていた孫乾どのが、成都郊外にて何かを発見したとの由。
李氏  (待ってた!!!)


2 孫乾、廟を発見す(252年12月)

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孫乾  いやいや、李氏様のおっしゃる通り色々と探って見たのですが、何か見つかりましたよ。それでご褒美をいただけるそうなのですが。
李氏  ありがとう孫乾どの。これで建寧の攻略が楽になるわ。
孫乾  おやおやそうなのですか。それは私としても探し回った甲斐があったというもの。

 城からちょっと離れたところに廟だの遺跡だのが隠されていて、発見すると能力値上昇や特技が得られるイベントです。どっちになるかは発見してみないとわからないのですが、今回は特技を得られるものでした。
 早速、あまり有用とはいえなかった李氏の特技を変えることに。新たに得た特技は、同じ都市にいる配下の忠誠度が下がらないという「仁政」。まさに今の状況にマッチしたものです。

杜氏  よかったね、李ちゃん。これで鍾会くんの提案、受けてあげられるね。
李氏  うん、そうね。根本的な解決と言えるかはわからないけど、差し当たっての問題は解決できるわ。 
鍾会  李氏様、杜氏様。それでは鄧艾と関銀屏様が孟獲隊を駆逐したのち、直ちに私と姜維も出陣することにいたします。王濬どのには後を追って衝車隊で出ていただきます。
杜氏  うん、ありがとう。よろしくお願いねー。
李氏  祝融の下には、あの智謀の士・龐統が仕官しているそうです。お気をつけください。
鍾会  は。
李氏  ……時に鍾会どの。実は、龐統どのはしばらく前、成都にいたことを知っていますか?
鍾会  ほほう。我が軍に迎え入れようとはしなかったので?
李氏  それは考えたのだけれど、必要ないと思いやめました。
鍾会  断られたのではなく、声をかけなかった、と。何故に?
李氏  軍師はあなたがいるからです。
鍾会  ……。
李氏  わたしはあなたの知略を信じています。かの鳳雛を上回る才を持っていると。だから、どうか、あなたもわたしたちを信じてください。よろしくお願いします。
鍾会  ……御意。ともあれ、出陣の準備をして参ります。


3 建寧攻略部隊、出陣す(253年4月)

 253年1月、他の勢力に遅れながらも、ようやく熟練兵の技巧研究が完了。そして4月、鄧艾と関銀屏が孟獲隊を撃破してそのまま建寧に。同じタイミングで鍾会と姜維も出発します。

杜氏  がんばってーーー。
李氏  さて、わたしたちもできることをしないとね。
杜氏  お米も武器も一気になくなっちゃったからなあ。
伝令  申し上げます。費禕様と孫乾様がお二人に申し上げたいことがある由。
杜氏  にゅ? なにかしら。

 というわけで、建寧攻略隊が出払っている中、二人の名内政官が知り合いを推挙してくれました。無事舌戦にも勝利し、以下の二人が新たに仲間入り。推挙イベントなので、1都市につき5人という制限外とみなします。

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 そしてもう一つ。建寧を攻略する上で重要な案件の時期が迫っています。北に位置する鮑三娘との停戦協定がまもなく切れるのです。
 というわけで、253年10月、「論客」持ちの外交官の孫乾がまたも交渉に向かい、敵方の名宰相・蒋琬との舌戦に臨みます。その結果は、

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杜氏  おおおおおお。さすが孫乾さんだああ。
孫乾  いやいや、蒋琬どのの手の内はだいぶわかってきたように思います。もっとも、向こうとて次回は同じようにはいかないでしょうな。
李氏  それは仕方ないわ。とにかく、南中を制圧するまで北ともめなければいいの。孫乾どの、本当にありがとう。

停戦協定といい廟の発見といい、孫乾は地味にいい働きをしてくれています。


一方、時間はやや戻り、建寧攻略隊。

関銀屏 鄧艾どの、城はそっちではないぞ。
鄧艾  …防衛任務のまま出撃したため兵糧が足りない。農場から接収する。
関銀屏 む、まあ仕方あるまい。
祝融  よそ見してるんじゃないよ。私が直々に相手してやるんだ。覚悟しな。

姜維  鍾会、関銀屏どのが祝融隊と接敵したようだぞ。
鍾会  ふむ。気力が足りない可能性があるため不利だ。急ごう。

でも、出撃してきた祝融軍の部隊は一部隊のみ。あと詰めの姜維・鍾会に撃破され、あとは城を取り囲むのみです。

姜維  兵糧が足りるかギリギリの線だな……おお、衝車隊が城に突撃した。王濬どのの部隊か。
王濬  遅くなり申した。あとはお任せあれ。

 攻城兵器の到着で戦況は圧倒的有利となり、最後は鍾会の一斉攻撃で建寧は陥落しました。懸念していた忠誠度の低下も、李氏の「仁政」のおかけで問題なし。鄧艾と鍾会という犬猿の仲である二人にも、特に問題を起こす場面はありません。
 それにしても、建寧陥落は253年11月。やはり半年くらいかかってしまうなあ。


関銀屏 よし、できるだけ早いうちに雲南まで攻略したいものだ。
李氏  ごめん、ちょっと輸送隊の到着に時間がかかってるの。すぐ雲南を攻めるのは難しいと思うわ。
関銀屏 ううむ、まあ仕方あるまい。だが、敵が余力を蓄える前に攻め切りたい。
杜氏  それはそうだね。準備だけはしようよ。
伝令  申し上げます。雲南から敵がこちらに向かっているとのことです。
関銀屏 …懲りないな、あちらさんも。

 建寧を攻略したら、早くも今度は防衛戦。しかも補給線が長くやや物質面で劣勢の中、我が軍の精鋭部隊が迎え撃ちます。


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