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女性三人組で天下統一 今更三国志11(2)

これは、シミュレーションゲーム『三国志11』のプレイ記録です
登場人物紹介と前回の記録

登場人物紹介簡易版


1 外交官さん出番です(251年9月)

 5人の有能な人材を配下に迎えることとなった三人娘。ようやく成都の開発に取り掛かります。裏でこっそり能力開発研究だけは進めていたものの、市場や農場の開発はまさにこれからです。
 そんな251年の8月末のこと。

伝令  申し上げます。北方に敵影、騎馬隊およそ6000。南に向かって進軍しています。率いるのは鄧芝のようです。
杜氏  えええええっ。鮑三娘ちゃん、もう攻めてきたのおおお。
関銀屏 いや、まだこちらに侵攻するとは限らないだろう。涪水関の確保が目的という可能性もある。迂闊に攻めて関係を悪化させるのも得策じゃないな。
李氏  成都のすぐ近くにある綿竹関を奪われるのは避けたいけど、衝突を回避できるならその方がいいわ。まだ東に対する防備も整っていない状態だもの。
関銀屏 それに、鮑三娘どのの下で働いている関索兄上とは、まだ正面切って戦いたくはないな。
杜氏  じゃあ、鮑三娘ちゃんに交渉してみよっか。

孫乾  おやおや、何か呼ばれたような気がしますが、勘違いですかな?

 というわけで、特技「論客」(舌戦で勝てば金を積まなくても停戦できる)持ちの孫乾で、北に位置する梓潼を拠点とする鮑三娘(フィクションに登場する関索の嫁で梓潼の君主)に対して停戦を申し込みに行きます。成都は北からの攻撃に対しては比較的堅牢なのですが、東にも南にもいる別勢力と二正面作戦できるほどの余力はありません。
 ただ、直接の交渉(舌戦)相手となるのは…。

費禕  うむ、あちら側には蒋琬どのがおいでなのですか。これは孫乾どのといえども簡単な案件ではないですな。
杜氏  費禕さんはその人知ってるの?
費禕  勿論ですとも。私の前に蜀の大将軍と録尚書事を務められた方です。
関銀屏 そんなすごい人がいつの間に梓潼に……孫乾どのは大丈夫なのか。
費禕  送り出したのであれば、孫乾どのを信じるべきです。二の策三の策については私も考えてありますが、それが無駄になることを心から願っています。
関銀屏 …うむ、そうだな。孫乾どのを信じよう。
費禕  というわけで、私は宴席に出て参りますので。ああ李氏さん、例の区画の市場開発については段取り整えて万事指示してありますから。多分李氏さんの担当区画よりは10日ほど早く目標達成する見込みですよ。ご安心ください。
李氏  …くっ、有能なのは認めるけど、なんか腹たつわ。

 というわけで、意外な大物と舌戦で勝負することになった孫乾。その結果はというと。

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杜氏  やあったあああああ。孫乾さんありがとおおおおお。
孫乾  いやいや、なかなかしんどい相手でした。何度相手の「詭弁」に惑わされたことか。私「詭弁」の話術持ってないからわからんのですよ。塞翁の馬が戻ってきたから何だっていうんですかねえ。
李氏  それは私にもわからないけど、ともあれ本当にありがとう。これで北からの備えの分を東を攻めるために使える。今後の展開が楽になったわ。


 というわけで、とりあえず衝突は回避されました。今後の展開も固まりつつあります。持つべきものは「論客」。


2 花園の誓い?(251年10月)

 孫乾が蒋琬相手に舌戦で勝利した後のこと。

李氏  敵影の件ですっかり忘れていたけど、技巧ポイントが500を超えたので、義兄弟の結義ができるようになったの。私たちも契りを結んでおこうと思うのだけど、どうかしら。
関銀屏 それについては異論はないが、この時期にすることに意味があるのか?
李氏  実を言うとね、わたしと杜氏って相性よくないみたいなのよ。
杜氏  ええええやだあああ。なんでそんな悲しいこと言うのおおお。
李氏  ごめんごめん、あくまでゲーム上のことね。ええと、杜氏は曹操の側室で、わたしは蜀の将軍の妻じゃない? わたしと杜氏って、それぞれ別の陣営に属する人間と関係が深いのよ。
関銀屏 なるほど。ならば、私も父上の血筋のことを考えると、杜氏とは相性がよくないということになるな。
李氏  そういうこと。ゲーム上、相性が悪いと忠誠度が下がりやすいの。だから、お互いがバラバラにならないようきちんと契りを結んでおくのがいいかなって。
杜氏  うん、わかった。じゃ義兄弟になろう。いや義姉妹?

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…というわけで、ゲーム上での有利不利の問題と、あとは最初に立てた制限(=技巧研究する前に結義か婚姻を行う)を守るために、三人は義姉妹の誓いを立てました。
 今後、この周辺を攻略する上で、「難所行軍」という技巧が必要になる可能性が高く、そのために早いとこ技巧研究を進めないといかんのです。今までは、このゲームやる上で技巧ポイントを貯めることをそこまで意識していなかったのですが、今回はこの縛りのせいで色々考えることになるかも。


3 軍議はじめました(251年冬)

 ある日、成都の政庁にて。

李氏  皆様にお集まりいただいたのは、今後の中期的な展望について議論し、意識の統一を図るためです。皆様、忌憚なきご意見を頂戴できれば幸いです。
関銀屏 ご承知の通り、孫乾どのの尽力により、北の梓潼とは24ヶ月の停戦協定が結ばれた。この状況を生かして今後の戦略を考えたい。
鍾会  なれば軍師として申し上げます。かかる現状においては、まずは東の江州を攻め、然るのち南中を平定するのがよろしい。南中を支配下に置けば後背を突かれる懸念は不要となる故。
姜維  某も同様に考えます。我が軍の人員を鑑みるに、江州に対しては十分勝機はありましょう。一方、南中方面は距離があるため備蓄等を準備する時間が必要かと。
李氏  よろしいでしょう。では鍾会どの、これを中期的な戦略とした上で、軍師として江州攻略の具体案を策定していただけますか。姜維どのにはそのための練兵をお願いします。
鍾会  はっ。
姜維  謹んで拝命いたします。


関銀屏 まあ、おおよそ予想通りの展開ではあったな。
杜氏  江州の君主の董白ちゃん、仲間になってくれないかなあ。
李氏  そうなるといいわね。ただ江州には、あの名将・鄧艾がいるわ。いかに鍾会どのや姜維どのといえど、簡単に攻略できると思ってはいけない。
杜氏  その鄧艾って人も、わたしたちの仲間になってくれるといいねー。
李氏  それは私も考えたの。でも、色々と難しい部分もあってね…。
杜氏  ふうん、そうなんだあ。でも、なんとかならないかなあ。仲間は多いほうがいいもん。
関銀屏 確かに。鄧艾どのほどの逸材であれば尚更だ。だが、難しい部分とは一体何なんだ?


 …というわけで、東に向かって戦端を開くことで合意した三人娘とその仲間たち。鄧艾擁する江州の君主・董白は、どのような形で迎え撃ち、軍師・鍾会を中心とする三人娘軍はいかなる軍略でそれを打ち破るのでしょう。

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