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女性三人組で天下統一 今更三国志11(3)

これは、シミュレーションゲーム『三国志11』のプレイ記録です
前回の記録と登場人物紹介、そして縛りなど

登場人物紹介簡易版

縛り内容


1 江州の戦い(252年1月)

鍾会 いよいよ我々は江州攻略に乗り出す。既に通達しているように、出陣部隊は次の通りである。

関銀屏(戟)5000    姜維(槍)5000    王濬(弩)5000     鍾会(弩)5000     費禕(衝車)5000

鍾会  このうち費禕どのを除く4部隊が先発する。敵は江州に至る渡付近に集結し我が軍の移動経路を塞ぐ可能性がある。先発隊の任務は、これを未然に回避、または除去することにある。
王濬  御意。
鍾会  関銀屏どのは渡に入ったら後続を気にせず突出して、敵部隊の目を引いていただきたい。貴殿の特技「血路」があれば、万が一部隊が壊滅しても帰還して再出撃が可能だ。
関銀屏 心得た。任せろ。
鍾会  敵将で厄介なのは鄧艾。だが、姜維ならば奴と互角の戦いが可能だ。できる限り鄧艾軍を引きつけ、敵の自由を奪う位置を確保してもらいたい。
姜維  了解した。鍾会の期待に応えてご覧に入れよう。

 こうして、三人娘軍の初めての合戦がはじまりました。武力担当の関銀屏以外のムスメ二人は、成都の残って兵装や徴兵を繰り返し、部隊の再出動に備えます。


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鍾会  敵将・師纂は我が計略により混乱状態になった。姜維、たたみかけよ。
姜維  さすが鍾会。だが、鄧艾は放置してよいのか?
王濬  残り兵数が少なくさほど脅威ではありません。我が軍の弓でも壊滅させられるはず……なにっ、まだ部隊として健在とは。
姜維  ううむ、統率94は伊達ではないな。

 というわけで、意外と野戦で苦労させられました。能力高い武将が集まっているのですが、戦法を強化する特技を持った人が少ないせいか、能力値のイメージほど大差がつかない印象です。
 それでも、衝車が城に張り付けばあとは時間の問題。最後は姜維を中心とする一斉攻撃で江州は陥落しました。三人娘軍、初戦勝利。
 江州陥落は252年7月。攻略に半年もかけてしまいました。ううむ。


2 新たな仲間と新たな火種

董白  生きていてなんぼだもの。お世話になる。あと、お金ならあるから。
杜氏  よろしくねー董白ちゃんー。
董白  よろしく。あ、でも、あんまり目立つことしたくないから。お祖父さま極悪人って評判だから。身内にそういう人いると面倒なの。

 というわけで、新たな都市を得たため、また5人の配下武将を増やせることになりました(戦の最中、孫乾が王修という人を推挙してくれましたが、推挙イベントは縛りのカウント外)。
 江州で新しく三人娘の仲間になった武将たちは、董卓の孫娘という設定の董白をはじめこちらの面々。董允と張松は在野でしたが。

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杜氏  よかった、董白ちゃん仲間になってくれた。
関銀屏 特技「富豪」のおかげで金の心配が減るのはありがたい。
杜氏  張松さん董允さんも、そして地味に王頎さんもすごい人なんだけど、それにしても鄧艾くんは別格だなあ。全部の能力が高いよ。統率はウチで一番だね。
関銀屏 武力・知力・政治がそれぞれ姜維・鍾会・費禕を下回っていたため登用制限には当てはまらないことになった。だが、総合力では姜維を上回るな。
李氏  その鄧艾なんだけど、やっぱり懸念通りというか、ちょっと困ったことになってるのよね…。
杜氏  んにゅ? どしたの?


王濬  軍師どの、落ち着かれよ。いつもの貴殿らしくないですぞ。
鍾会  何を言う、私は常に冷静だ。あやつは処断すべきなのだ。早急に李氏様に申し伝えねばならんっ。
鄧艾  ……俺は請われて仕官したまでだ。処断される筋合いはない。
鍾会  黙れっ。お前のことだ、また独断専行して軍を私物化するに決まっている。そうなる前に切らねばならんっ。
鄧艾  …あのときは、俺は自身の判断を伝えたまで。誤りがあったとも思わん。
鍾会  何も反省しておらぬではないかっ。それ見たことか、また勝手な独断で軍の綱紀粛正を乱すに決まっている。このような奴を味方に引き入れるべきではないのだっっっ。
鄧艾  …俺とて、李氏様に従ったのであって、貴様と手を組んだ覚えはない。


杜氏  うわうわうわわ。けんかしてるよう。
李氏  あの二人、犬猿の仲だとは聞いていたのだけれど、ちょっと予想以上によくない状態ね…。
関銀屏 ともかく、私は二人を止めに入る。落ち着け二人ともっ。諍いを起こすにしても時と場所を考えんかっ。

杜氏  鍾会くんと鄧艾くん、一緒に蜀を攻めた人たちだよね? なんであんなに仲悪いの?
李氏  まあ、色々あったらしいのよ。姜維なら知ってると思うわよ。
杜氏  そっか、姜維くんは二人と知り合いだっけ。あとで聞いてみようかなあ。
李氏  彼は彼で心配なところもあるから、杜氏のほうで話をしてみてくれる?
杜氏  うん、わかった。……あれ、でも、鄧艾くんも鍾会くんも、どうして「李氏に伝える」とか「李氏に従った」とか言ってるの? わたしじゃなくて。
李氏  ……さあ。


 期待の降将・鄧艾ですが、軍師・鍾会とは互いに嫌悪しているというデータ上の設定があるのです。どうも義兄弟とすることもできないっぽい。
 姜維、鍾会、鄧艾という蜀の滅亡に関わる三人の名将は、(データ的に)我が軍の至宝といってもいい存在です。どうやって舵取りするのか、三人娘の器量が問われます。てか、どうすりゃいいかなあ。


3 杜氏、みんなをねぎらう(252年8月)

 三人娘軍、江州を支配下としたことで、献帝より州刺史の地位が与えられました。と同時に、なのかどうかはよくわかりませんが、能力研究が進んだことで部下を称えるイベントが発生。

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姜維  杜氏様、州刺史就任おめでとうこざいます。
杜氏  あー姜維くんー。別にかしこまる必要ないよー。そういえば、お城落としたの姜維くん指示の一斉攻撃だったんだよね。さすがだねー。
姜維  いや、それは兵たちを含め諸将の協力があってのことです。僕の功績ではありません。
杜氏  そうだ、姜維くんて、むかし鍾会くんと一緒に反乱しようとしたんだっけ?
姜維  …すみません、そのことはあまり思い出したくありません。
杜氏  あ、ごめんね。いや実はね、鍾会くんと鄧艾くん、今もめてるじゃない? わたしとしては仲良くして欲しいんだけど、どうしたらいいかなーって思ってて、二人を知ってる姜維くんに話を聞きたかったの。
姜維  僕になんとかできることでは…。言えることといえば、二人とも当代きっての俊英であり同時に野心家でもある、ということでしょうか。
杜氏  へー。そうなんだあ。
姜維  ですが、経歴は対照的です。鍾会はお父様が魏の重鎮で、本人も子どものころから天才と謳われた、絵に書いたようなエリートです。一方、鄧艾は寒門からの叩き上げ。実力でのし上がってきた人間です。
杜氏  むー。そういう違いが仲悪い理由なのかなあ。
姜維  それはどうでしょうね。…そうだ、人間関係も対照的ですね。鍾会は王弼や何晏といった文人たちと交流があり、議論を戦わせたりしたそうです。反面讒言も多かったようですけどね。一方で鄧艾は口下手だったので、名士との交流は少なかったと聞いたことがあります。
杜氏  ふーん。なるほどなあ。そのあたり、姜維くんとも重なるかもだなあ。
姜維  え?
杜氏  ううん、なんでもない。忙しいのに話してくれてありがとう。申し訳ないけど、姜維くんのほうでもちょっと気にしておいてくれるとうれしいな。
姜維  心得ました。

伝令  杜氏様、ここにいらっしゃいましたか。南方より敵襲です。騎兵5000、率いるのは顎煥のようです。
杜氏  えええええ。


というわけで、江州攻略の直後に南蛮からの襲来です。身内に嫌悪武将を抱えながら迎え撃つことになります。


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