100スキ

細々とのnoteを書くことを続けていると、ダッシュボードには100のスキが集まった。ごく個人的なことを書いている。それが誰かに見つかり、さらには一手間スキのボタンを押されることに、ちょっとした不思議と感謝を感じている。
見渡す限りでは、共感の余地も無く、孤独を呼ぶだけの価値観も、どこか誰かとは通じ合うのかもしれない。インターネットの恩恵とはそういうことなのだろう。
私もまた誰かのnoteにスキを押す。こんな素敵な文章はそっと誰かの賞賛に触れるべきだと。

ふと、スキを誰が押してくれているのだろうと、通知を遡ると、やはり比較的近しい文章を書いている方もいれば、むむ何かビジネス用のアカウントなのかと思うものもある。それはそれとて、本来お近付きにならないであろう方に文章が届いているのであれば嬉しいが。

スキをしている向こう側は分からない。各人の背景も分からぬ、均質なスキ。ただ、アカウント名やその人が書いている文章は分かるので、何となくの想像はできる。袖触り合うほど近くはないが、ちょっと距離を空けてすれ違うこの距離感が現代的だなと思いつつも、やはり現代人の自分にとっては心地良いのだ。近からず遠からずだからの安全な交歓。noteは良い場所だと思います。

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