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原価10%でも、満足できたらそれでいい。ブランドの魔法に酔いしれたい!

ここ最近、「透明性」を合言葉に原価率50%を掲げているブランドが増えた。

かくいう私もfoufouの設立した2年前くらいから1年くらいは物が作られるまでの流れを紹介しながら、
これにはこのくらいお金がかかっているんですというのを伝えることに注力していた。

それはあまりにも生産者と消費者の距離が遠いと感じていたし、
ファストファッションでも人が縫製していることを知らない人が多かったので
単純に見せられるなら見せようと思ったから。

「透明性」がコンセプトの有名なブランドといえばサンフランシスコの「エバーレーン」で、
彼らはその原価50%の透明なモノづくりで爆発した最初のブランド。

その哲学が日本で流れて最近では「10YC」というブランドもでてきた。
とても素晴らしい流れだと思う。

こういう選択肢が増えていくことは新しい時代の流れの1つとしてとても大事だ。

エバーレーンの創業者は「透明性はブームじゃない、普遍的な価値感なんだ」と言っていた。
もっとこういうブランドが増えてその価値観が普通になっていけばよりいいのになあと思う。

ただ、ここで私たちが頭に入れておかないといけないのは

たとえ原価10%でも納得できればそれでいい

という気持ち。
ボッタくりと思ってしまうのはその人にとって商品に価値を感じなかったからで、

でもそれはきっとある人にとっては「価値」を感じるものだったわけだし
それがブランドの姿でもあると思う。もちろんしっかりした理由はないといけないのだが。極端に言えばという話。

安っぽい言葉かもしれないけれど「ステータス」になるものを購入して帰る道はどこか
自分が強くなった気にもなるし、そういう魔法をかけてもらってそれを楽しめる心の余裕や
ミーハー心は人生を楽しむのに大切なことだ。

夢の国も、アイドルの物販も、ブランドのロゴTシャツもきっと楽しんだもん勝ち。


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