ベランダに出て、ウイスキーソーダを飲みながらタバコを吸った ハイボールって言っても良かったけど 大分濃いから ウイスキーソーダと言ってみた ゆるしてほしい ところで、ベランダから見える通りには、信号がいくつか見える 真っ直ぐに たまたま、見たときに信号は青だった 全部 ただそれだけなのに、気持ちがいいのだ すっきりと なぜだか 気持ちがいいもんだ でも、ずっとみていると、当然信号は点滅し始める ちかちかと そして 赤になる でも、おれは凹みも
風が吹いた。 世界をなぎ倒す といったほどのものでもない。 ただの風だ。 でも、それはベランダから見える水道道路のおおきな木をゆらした。 木々はみな一様に、もさもさした天然パーマのような髪を自在に、もこもこと動かしている。 (かれらは同族なのだ) それは夕立だった。 はじめての夏日に降った夕立だ。 大粒の雨がぱらぱらと、 降っては止んで、降っては止んだ。 大粒の雨が、鼻先と右の肩にあたる。 熱した大気はもののみごとに冷やされたのだ。 (40歳にもなろうというのに、自分がまだ
前々から癌治療に抗がん剤の使用することに疑いを持っていましたが、この情報は初耳でした。 しかも、発表されたのは去年とのこと。 WHOが多くの人間の利権にも左右される団体であることを考えると、本当のところ、一部の人間にはもっと早くにわかっていたのではないかなと思います。 癌は自己免疫力でほっとけば治ることも多い病気。これもあまり知られていない。 ※糖質を数ヶ月断つことで、癌細胞が死滅するとの研究もあり。糖質が癌細胞の餌なので。ただし抗がん剤治療の後は難しいとのこと。僕自
ジェイムス・ジョイスの『ユリシーズ』をみなさんはご存じでしょうか? ジョイスは20世紀最大といわれるふたりの作家のうちのひとり。 1904年6月16日のダブリン市民のなんでもない一日を長大なスケールの長さをもって描いています。 文体がまずセンセーショナル。 通常の小説が、読者がわかりやすいように順序だて背景説明など行うところ、まったくそういったことを無視しています。 会話文も実際のひとびとが話したであろう、脚色がまったくなされない口語体。 自分がこどものころ、小説
自分がこの世で1番好きな詩を紹介させてほしい。 エミリー・ディッキンソン。 19世紀を生きた人類史上、稀にみる才能をもった女性詩人。裕福な家庭にうまれ、不自由もなく暮らし、生涯結婚もしなかった。彼女の詩集は生前まともに出版もされず、公になった詩の数編は、悲しくも酷評にあっていた。 まずは実際に詩を読んでみて頂きたく。 (タイトルはない。彼女はタイトルをつけなかった) Because I could not stop for Death — わたしが死のために立ち止
いまから50億年以上前、はじめての有性生殖が始まった。そのときから、僕たちは永遠の命を得たという。 有性生殖が始まる前、生物は無限に分裂を繰り返し、自分のコピーを作った。 しかし、コピーが劣化していくなか、逆に環境最適を行える自分たちの遺伝子を残す、繁栄の道を生み出したのだった。 僕は高校のころ、「主観こそがすべて」だと思っていた。これは哲学的な命題でもあり、幼稚な自分を魅了した。 エゴイスティックに自分以外のだれかをいつも批判していたし、自分が世界の高みに立っている
いきなりですが、データは楊井人文さんの記事(https://news.yahoo.co.jp/byline/yanaihitofumi/20200519-00179128/)からの転載です。 この記事「【新型コロナ】東京都の重症者病床使用率、大阪を下回る 正確なデータを公表せず」がYahooニュースでアップされたのは、昨日の5/19。 ぜひオリジナルの記事も読んでもらいたいですが、このことを大きく朝のニュース番組が取り上げることはなさそう。 続いて、下のデータは厚生労働
はじめて書きます。 アパレルで長く働き続けて、転職の末、いまは衣服、インテリア、食品を取り扱う小売業にて、衣服のマーチャンダイザーをしております。 ところで皆さんはマーチャンダイザーときいても、ピンとこない方も多いかも知れません。 困り顔をされているかたに説明するときに僕がよく説明するのが、怒られる仕事と言っています。 開発と、発注に携わる仕事ですが、発注が多くとも少なくともだめ。商品にトラブルがあってもだめ。商品設計の計画を立てる際には、データを分析したうえで、的を