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知ることで、きっともっと身近に感じられるはず。女優、雪見みとと「みんなで考えるSDGsの日」

今年も、3月17日「みんなで考えるSDGsの日」がやってまいりました。
ちょうど1年前にも、雪見みとが携わらせていただいたSDGsがテーマのお仕事や活動をご紹介した記事を公開いたしましたが今回は雪見本人がSDGsらぼのナビゲーターなどを通じて、SDGsの17の目標とどのように向き合い、考えているのか直接インタビューしました。

──SDGsを知ることになったきっかけは?

初めてSDGsっていう言葉を聞いたのは大学の講義でした。商学部だったのですが、「会社」にまつわる経済活動などを勉強していて、その当時は大きい企業が中心になってSDGsという活動を始めているっていうぐらいの時期というか、皆あんまりその言葉を知らなくて。その時はまだ大企業だけがコスト削減に取り組んでるみたいな話でした。

今となっては色々なところでSDGsっていう言葉を聞くようになったので、例えば手に取る商品を選ぶ時とか、SDGsっていう言葉が目に入った時に、ここの団体はどういう取り組みをしてるのかな?みたいなところにも目を向けて、自分でも少し調べたりするきっかけになりました。

──実際にSDGsについて勉強したり、SDGsらぼでのお話を聞いてどうですか?

それこそ大学生の時に初めて聞いた時は、まだ全然身近なワードではなかったので、当時は何言ってるんだろうな…っていう感じではあったんですけど、今となってはSDGsらぼで身近なSDGsに取り組んでる方たちの話を聞く機会が多く、今日から自分でも始められるなっていうものだったり、誰でも気軽に取り組めそうと思えるようになってきました。

SDGsらぼでは、本当に様々な活動をされている方のお話を伺っていて、
ヴィーガンの方の話を聞いたとき、ニュースとかで見るヴィーガンの方たちの運動って、正直過激なイメージもあったりしたんですが、そういうことじゃなくても、意識的にちょっと野菜中心の生活にするとか、週に1日だけでもお肉を食べない生活にするみたいな意識を持つだけでも、全然違うのかなと思ったりしています。

そもそも何故ヴィーガンとSDGsが結びつくのかっていうことさえ知らなくて、(もちろん動物権利や愛護の観点ででヴィーガン主義を選択している方も多くいらっしゃるかと思うのですが)牛糞がメタンガスの発生源の一つと言われており、畜産業全体で牛の飼育管理の改善や食物の効率的な利用などを通じ、メタンの排出を削減する試みが行われているそうです。牛の飼育数が減るだけでも、実は温暖化の進行が遅らせられるという、私には初めての気付きがありました。

あとは西武渋谷店で冷凍パンのイベントをさせてもらった時にも、廃棄される食品が減れば良いのにっていうのは、私も大好きなパンだったり特に日持ちがしないものとかに対してずっと思っていたことなので、冷凍してちょっとでも長期保存ができたらロスが減るよねというのは、今は意識して取り入れるようになりました。

あとはSDGsらぼで、色んな方の話を聞く中でSDGsの目標って食品ロスや温暖化だったり、環境問題のテーマについて結構フォーカスされることが多いと思うのですが、実は貧困だとか飢餓に対してとか、あとは教育、福祉などの人権問題も目標の中に含まれていて。
例えば働きがいや経済成長といったことも絡んでくるので、会社での働き方を見直すだけでもSDGsになるし、「すべての人に健康と福祉を」だったら医療保険サービスの充実だったり身体障害のある方に対するサポートとか、そういったこともSDGsの課題の一つに含まれているので、日本だと皆が気付かないうちにみんな既にやってたりするんじゃないかな?と思うことも実はあったりします。そういう取り組みもSDGsなんだよっていうのを私は番組を通して知り、環境に優しいことをすることだけがSDGsみたいに思っていたし、社会的にもそういうイメージをまだ持たれがちかと思うのですが、人のためになることもSDGsだと伝えていきたいです。

SDGsらぼ収録時のオフショット

──サステナビリティだと最近ではコカ・コーラ水資源アドバイザーにも就任しましたが、これはどんなお仕事でしたか?

コカ・コーラさんは飲料メーカーなので、水っていうのが1番大事な資源というか材料になっていて、その水ってじゃ例えば『コカ・コーラ』とか『いろはす』になる元の水って、どこから引っ張ってきているのかっていうと、その工場によって水源は違うんですが、例えば東京の工場だとしたら、山からの湧き水が原料になっているんです。

普段飲んでる水の原料ってじゃあその湧き水をきれいに保つこと、そのもとを辿れば、もうちょっと山の環境を保全することなどをコカ・コーラさんは取り組まれていて、“水を使うからこそ、使う水のもとになる自然を守る”というのと、あとはその工場で使った排水(飲料用だけでなく色んな場面で使う水)も、今度は自然に返す時に元の水より綺麗にというか元の水と同じぐらいのすごく高い水準で返すことで、例えば工場があるのは山の上流の方ですが、下流の方が人の生活に使われるので、この工場で綺麗な水を返すことで、その下流域に住む人々の生活の水が安心安全に保たれるようにっていうような活動をされています。
こういった水の流域全体を保全するっていう活動がコカ・コーラさんによる水資源保全のプロジェクトです。

水って日本にいると当たり前に水道からも綺麗な水が出るし、安全な飲み水もたくさんあると思うんですけど、それって世界的に見たら、全然当たり前のことではなくて。
私達は普段そういう意識はしてないけど、企業努力とかによって私達の水を守ってくれている人が実はいるんだなっていうことに気付けました。
木を間伐することによって土壌を保ち、その上にいい水が蓄えられる…という山を守ることが水を守ることに繋がるっていうことも新しい発見で
それを実際に現場に行って体感することができた凄く貴重なお仕事だったし、それが映像を通して皆さんにも伝わると良いなと思います。

コカ・コーラさんのお仕事で実際に丹波山村を訪れた際のオフショット

──日常生活でSDGsは意識していますか?

SDGsらぼのゲストの方々のお話が私自身も一番参考になっていて、これは取り組めそうだなとか、これはちょっとまだハードルが高いなとか様々あるなかで
例えば買い物に行ったときにフードロスを減らすために手前から商品を取っていくみたいなことは当たり前になり、そういった本当に簡単な意識から行動に移しています。

国際的な支援みたいなところでいうと、まだ私も自分の身近なことに目を向け始めていて、今はまだ日本国内で精一杯なので、国際的な支援をしていたり最先端技術を取り入れてSDGsの課題に取り組んでいる方々っていうのは視野が広くて凄いなと驚かされます。

──SDGsらぼの方々のお話で、特に印象に残っている方はいますか?

本当に皆さん凄く素敵なお話を聞かせてもらっているので、どの方も印象には残ってるんですが、ご自身の経験とかを生かして支援を行ってる人とかのお話は、そこにかける熱い想いみたいなのを強く感じますね。
例えば家庭環境だったり親御さんとうまくいってなくて自分の居場所がないと感じる若者のメンタルをサポートするためのコミュニティーを作っている方がいたのですが、自分の過去の経験とかを顧みてこういう居場所があったらいいなっていうのをカタチにされているというお話でした。そういったケアって本当は各学校や周りが気付けばうまくいくのかもしれないけど、そうはならない現実があるっていうところに目を向けられていて私自身考えさせられました。

あと印象的だったのは、ご自身がうつ病になった経験を活かしてゲームを作っている方がいらっしゃって、会社のオリエンテーションといった場面で使うような「例えばこの社員のグループの中にうつ病の人が出たら、どう対応したらいいのか?」みたいなことを、カードゲームを通じて学ぶっていうのが新しい発想で面白いなと思いました。うつ病になってもその周りにいる人たちってどう接していいかわからない、という悩みをポップに解決するというのがご自身の体験を活かされていて凄いです。

あとは使い切ることができなかったコスメを画材にし、アート作品として絵を描いたり作るみたいな活動をされてる人もいました。自分の好きな分野で、コスメひとつとっても、そういう画材に再利用するっていうのもあるし、あとはジェンダー平等の目標と掛け合わせてジェンダーレスコスメみたいなのを作ってらっしゃる方もいらっしゃって。もっと男性女性関係なくコスメを使えるようにっていう活動をされている方もいましたし、多分ひとつのトピックに対して色んなアプローチでSDGsの課題に向き合えると思うので、私自身も自分で考えて色々掛け合わせられたらいいなと思ってます。

SDGsらぼ収録時のオフショット

──SDGsを通じて、皆さんに伝えたいことはありますか?

私もまだまだ専門家とかではないので、SDGsってなんだろう?とか、自分には何ができるんだろう?って修行中の身ですが、その中でもやっぱりまずは身近に感じてもらいたいので、自分の共感できるコトとかモノとかを発信していけたらいいなと思いますし
noteを読んでくださってる方も自分のちょっと興味のあるところから、少しでもいいのでSDGsに対する意識を日頃の生活の一部でもいいので、気を向けてくれる瞬間が増えたら嬉しいなと、思います。そういうお手伝いが私はできたら光栄だなと思ってます。

──SDGsを“自分ごと化”して考え、行動していくためにはどうしたら良いでしょうか?

まずはやっぱり知るっていうところから始めてもらえたらと思うんですけど17の目標があって、そのうち全部じゃなくていいんですよ。絶対にできないこと、できることがあるので、まずは17の中から2〜3個ぐらい自分の興味があることとか、身近にありそうな目標を選んでみて、これだったらできそうみたいなのを決めてみるのはどうでしょうか。完全に0の状態から始めるのは難しいかもしれないのでまず一度17の表を見てみたら、意外と身近に感じられることが見つかるんじゃないかな。
17の目標から更に細分化されていくのでそれを見たら、多分これなら私(僕)にもできそう!って多分思ってもらえるはず。たとえば日頃会社で仕事をしてて、なんかもうやってるなかもみたいなことも意外と見つかるかもしれないので、それをちょっと掘り下げるとかしていけたら、誰でも気軽にとっつけるんじゃないかなと思います。

コカ・コーラさんのお仕事で実際に丹波山村を訪れ、雪見本人が撮影した写真
コカ・コーラさんのお仕事で実際に丹波山村を訪れ、雪見本人が撮影した写真

──最後に。SDGsに纏わる活動やお仕事は、今後どんなことに挑戦していきたいですか?

私は専門家ではないので、既に専門的に活動されている方のお取り組みを沢山の人に知ってもらうために広めていくっていうお仕事が今SDGsらぼのナビゲーターをやらせてもらっていても非常にやり甲斐を感じているので、日の目を浴びるべき活動をもっと世に広まるよう発信していくお仕事がしたいですね。

あとは、自分の好きなこととSDGsの目標とを掛け合わせた貢献活動ができれば良いなと思っています。例えば先程のパンイベントのようなこともそうですが、パン以外にもファッションや車の運転も趣味だったりするので、具体的にはまだ浮かんでいないですがそういった自分の得意分野をSDGsと掛け合わせ、自分からも提案できるようにしていきたいです。
私はこれまでSDGsらぼを通じてインプットしてきた知識などもあるからこそ、既にそういったお取り組みをされている企業様に伴走し発信のお手伝いをさせていただいたり、まだまだ私が身近に感じることができていないような活動にも関わらせていただくことで、また私にとって新しいSDGsの知識を得られたら嬉しいなと思います。

お洋服が好きで、Instagramでも「#ゆきみとコーデ」というファッション紹介をしている

今回のインタビューは以上となります。
最後までお読み頂きありがとうございました!
今後の活動にも是非、注目していただけたら嬉しいです。

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