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フォルティトロフ
2020年12月23日 21:56
「もし自分の鼻が1日1ミリずつ伸びていったらどうなるだろう。何日たつと自分の顔は見分けがつかなくなるだろう?」 ミラン・クンデラの『存在の耐えられない軽さ』で、主人公の一人である女性テレザは大きな鏡の前で問いかける。上の台詞の後、クンデラはこう続ける。 「そして、体の部分が大きくなったり、再び小さくなったりし始めて、テレザとまったく似つかないようになっても、まだ自分自身なのだろうか。まだ