見出し画像

【読書感想文】『夢をかなえるゾウ』水野敬也著 <Vol.3>

◎はじめに<Vol.3>

<Vol.3>では、ガネーシャの教えの11~15について書いています。

■「全体の感想」、「あらすじ」、「ガネーシャの教え1~5」は<Vol.1>に記載しています。

■「ガネーシャの教え6~10」は<Vol.2>に記載しています。

よろしければ、そちらもご訪問ください。

◎ガネーシャの教え

11.毎朝、全身鏡を見て身なりを整える


「意識や内面を変えることは難しゅうおます。そやけど外見は変えられるんです」

文庫本P139

1~2年前でしょうか。あるテレビ番組で、おしゃれな場所に住んだら人はおしゃれになるのかという実験をしていました。

地方から出てきたある女性に、数か月間だけ限定で六本木のど真ん中に部屋を用意して暮らしてもらい、その女性が変化するかどうかを密着しました。

はじめはジャージみたいな服で出歩いていた彼女は、街を歩く人がみんなおしゃれであることに気づきます。

近所のコンビニに行くときでさえ、それなりにきちんとした格好をしているのです。

彼女はジャージで出歩くのをやめました。

しばらくして、眼鏡をコンタクトに変えました。

六本木ヒルズのおしゃれなお店で靴を見ていると、店員さんに声をかけられます。

それまでペタンコの歩きやすい靴を履いていた彼女は、店員さんに勧められた真っ赤なハイヒールを買いました。

それからまたしばらくして、ウィンドウショッピングする彼女は、その街にすっかりなじんだ、美しいレディになっていました。

これって、「10.決めたことを続けるための環境を作る」と「毎朝、全身鏡を見て身なりを整える」が合体した成功例じゃないかと思うんです。

おしゃれになるために(テレビの力を借りたけれど)環境を作り、毎日身なりを整えた成果ですよね。

彼女の見事な変身ぶりには驚きました。

最近の自分を振り返ると、鏡を見る時間減ってるなぁ……( ̄▽ ̄;)

気を引き締めます。

12.自分が一番得意なことを人に聞く

「自分の仕事が価値を生んでいるか決めるのはお客さん、つまり自分以外の誰かなんやで」

文庫本P142

自分ではこれが得意分野だと思っていても、人から見たら全然違うことがあるから、人に聞いてみる。

これ、この歳になって今更ですけど、目から鱗でした。

そもそも人に聞いてみるという発想がありませんでした。

確かに、「あの人こういう仕事に向いてそう」と思っても、わざわざ自分から言ったりしないですもんね。

13.自分の苦手なことを人に聞く

「この世界に闇がなければ光も存在せんように、短所と長所も自分の持ってる同じ性質の裏と表になっとるもんやで。たとえば、ひとりの作業が好きなやつは、人と会うと疲れやすかったり、逆に人と会うのが好きなやつは、ひとりの作業に深く集中することがでけへんかったりするもんや」

文庫本P147

長所は短所の裏返しということですね。

就活のアドバイスなどでもよく聞きます。

例えば、石橋を叩いて渡るような慎重な性格は、リスク管理を徹底するとか。

私の短所を娘に聞いたら、かなり厳しい答えが返ってきそうで、怖くて聞けません:;(∩´﹏`∩);:

長所なんて聞こうものなら、「ない」の一言で瞬殺されそうです(◞‸◟)

14.夢を楽しく想像する

「誰に言われるでもなく、勝手に想像してワクワクしてしまうようなんが夢やねん。考えはじめたら楽しゅうて止まらんようになるんが夢やねん」

文庫本P157

「夢を思い描かないとダメだ」と、親や周囲の期待に応えようとして無理やり考えるのは夢じゃない。

はっ、としました。

いつからか「夢は強く思い描けば実現する」というのが、あたりまえのように言われるようになり、夢がないとだめ、みたいな風潮が生まれてしまったように思います。

夢を持たなくては、というプレッシャーのようなものがあったとしたら、それはもう夢じゃないかもしれませんね。

15.運が良いと口に出して言う

「自分にとってうれしゅうないことが起きても、まず嘘でもええから『運が良い』て思うんや。口に出して言うくらいの勢いがあってもええで。そしたら脳みそが勝手に運がええこと探しはじめる。自分に起きた出来事から何かを学ぼうと考えだすんや。そうやって自然の法則を学んでいくんや」

文庫本P165

世界は秩序正しい法則によって動いていて、成功も失敗もその法則に従って生まれている。だからその法則と自分のズレを矯正することが成功の方法であり、成長である。

山に登って雨具がないのに雨に降られたとき、「天気予報では降らないといったのに」と思うか、「山の天気は変わりやすいんだな。次からは準備しておこう」と思うかの違い。後者は自然の法則を学び、自分の考え方をその法則に合わせた。

とても分かりやすい例でしたが、日常生活の中でこれをどの程度意識できるだろうか。

難しい課題だなと思いました。

ただ、私、いろいろあったにも関わらず、自分は運がいいと思っている能天気な人間なので、この課題は既にクリアしていると思いました。(´艸`*)



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

「15.運が良いと口に出して言う」以外は、ほぼ全滅でした。トホホ

特に、自分の長所とか短所って、なかなか人に聞く機会ってないですよね。

下手に聞いたりしたら、傷つきそうな気もして怖くて聞けないというのもあります。

逆に家族なんかに聞くと、ここぞとはかりに辛辣なこと言われて、下手したら喧嘩に発展しかねません。笑

程よい距離間のある、信頼できる人に聞くのがいいかもしれません。

「14.夢を楽しく想像する」は、子供のころのような、未来だけを見ていた純粋な気持ちで見られる夢が一番ワクワクしていいなと思いました。

子育て時代は夢を見ている暇もありませんでしたが、今は小さな夢ができました。

最近、その夢を形にしようと一歩踏み出したばかりです。

叶っても叶わなくても、今はわくわくを楽しみたいと思います。

今日という日があなたにとって良い一日となりますように。


この記事が参加している募集

読書感想文

読んでくださってありがとうございます!もし気に入っていただけたらサポートいただけると嬉しいです。猫さまのために使わせていただきます。