見出し画像

【読書感想文】『夢をかなえるゾウ』水野敬也著 <Vol.2>

◎はじめに<Vol.2>

Nol.2では、ガネーシャの教えの6~10についてご紹介します。

■「全体の感想」、「あらすじ」は<Vol.1>に記載しています。

よろしければ、こちらもご訪問ください。

◎ガネーシャの教え

6.トイレを掃除する

「トイレを掃除する、ちゅうことはやな、一番汚いところを掃除するっちゅうことや。そんなもん誰かて、やりたないやろ。けどな、人がやりたがらんことやるからこそ、それが一番喜ばれるんや。一番人に頼みたいことやから、そこに価値が生まれるんや」

文庫本P85

「トイレの神様」という歌が流行ったことがありましたね。

トイレをきれいにするとべっぴんさんになるという歌詞だったでしょうか。

風水でもトイレを掃除すると金運が上がると言いますし、やはりトイレ掃除は運勢をあげるためにも必須のようです。

人がやりたくないことにこそ、価値が生まれるってことですね。

言うは易し行うは難し。

7.まっすぐ帰宅する

「会社終わったら自由↓から遊んでええというわけやないんやで。むしろ逆やで。会社が終わったあとの自由な時間ちゅうのはな、自分がこれから成功していくために『自由に使える一番大事な時間』なんや」

文庫本P96

まっすぐ帰宅するのは自信あります。笑

でも、肝心なのはそのあとの時間の使い方ですね。

(私は猫と遊んじゃう自信満々です💦)

昔勤めていた会社に、ものすごく優秀な中国人の男性がいらしたんですが、その方が言っていました。

「暇な時こそ、その時間をどう使うかが問われるんだよ」と。

当時の仕事はプロジェクト単位だったので、プロジェクトとプロジェクトの谷間がふっと暇になるときがあるんです。

そんな時こそ、新しいことを勉強する時間に充てるのだと、その方は仰っていました。

人より抜きん出ている人は、それだけ努力もしているのだと気づかされた言葉でした。

8.その日頑張れた自分をホメる

「これからはな、毎日寝る前に、自分がその日頑張れたことを思い出して『ようやったわ』ってホメや。そうやってな、頑張ったり成長することが『楽しい』ことなんや、て自分におしえたるんや」

文庫本P114

我慢して頑張らなくてはと、努力することそのものを目的にしてしまうと、楽しくないから続かない。

腑に落ちる言葉でした。

頑張れなかったことを思い出して自分を責めるのではなく、その日頑張ったことを一つ思い出して自分をホメる。

それが頑張ったり成長することは楽しいと思えて続けることができる秘訣だそうです。

好きなことは何時間でもやっていられるのは、楽しいから。

昨日より今日はうまくできるようになったことや、予定通りに過ごせたとか、小さな成功体験を思い出して、頑張った自分をホメる

これ、私が苦手なことなので、意識しようと思います。

9.一日何かをやめてみる

「(時間が)ぱんぱんに入った器から何かを外に出すんや。そしたら空いた場所に新しい何かが入ってくる。それは、勝手に入ってくるんもんなんや。たとえば、自分の周りで会社辞めたやつも、意外としぶとう生きてるやろ。それは、会社辞めることで空いた器に何か新しい仕事がはいってきとるからやねん」

文庫本P120

「何かを手に入れるには、相応の代償を払う必要がある」

どれだけ欲張っても、器以上のことはできない。

つまり、新しい何かを手に入れるためには、空いたスペースを作る必要があるってことですね。

「7.まっすぐ帰宅する」の自由な時間をつくるために、不要な付き合いをやめるということとも似ている気がしました。

例えば、デジタルデトックスするのもいいかもしれません。

1日だけPCやスマホを触らずに、その空いた時間で本を読んだり、散歩をしたら、それまで気づかなかったものに気づくかもしれないですね。

10.決めたことを続けるための環境を作る

「本気で変わろ思たら、意識を変えようとしたらあかん。意識やのうて『具体的な何か』を変えなあかん。具体的な、何かをな」

文庫本P130

こうすると決めたことを実行し続けるには、そうせざるを得ないような環境を作らなくてはいけないということ。

なんか、グサッと来ましたね。

三日坊主……何度経験したことか。

私はスマホを見る時間を減らして、創造する時間を増やさないといけないと思いつつ、なかなか続かない。

具体的な対策が必要です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

私は自分をホメるのが苦手でした。

できたことは「できてあたりまえ」で、できなかった自分を責めるのは得意でした。

ダメなやつですね。

これを続けていると、自己肯定感がどんどん低くなります。

今でも自分をホメることは特に意識したことがありませんが、子育てについてだけは我が家では全員が自分の手柄にしようとします。笑

娘を連れて実家に帰ってから8年間お世話になったんですが、両親はそりゃあ孫が可愛くて仕方ないわけですよ。

何をしても「えらい、えらい」と褒めまくります。

そのうち娘がちょっと学校で表彰されたりすると、「さすが、私の孫だ。私の育て方がよかった」「いや、わしの育て方がよかったんだ」「いや、私が生んだから私の遺伝子だ」とかみんなで手柄をわがものにしようとするんです。

それを見て育った娘は、なにを血迷ったか本人がエントリーしました。笑

「わたしってすごい。えらい」と言い始めたときは、笑っちゃいました

結果的に娘はめちゃくちゃ自己肯定感が高く育ったので、結果オーライですが。笑

自分をホメるには、周りから褒められるという体験も必要かもしれないなと思ったエピソードでした。

今日という日があなたにとって良い一日となりますように。


この記事が参加している募集

読書感想文

読んでくださってありがとうございます!もし気に入っていただけたらサポートいただけると嬉しいです。猫さまのために使わせていただきます。