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ルクレール、クラッシュ!——F1フランスGP

まだレース途中(※この記事の個人サイトでの公開は24日23時7分)だが、ルクレールが18周目のターン11でスピンし、クラッシュ! 本人は無線で「スロットルが戻らなかった!」と怒鳴りまくっている。

2週前のオーストリアで発生したスロットルトラブルの原因をチームがつかめていないのなら、由々しき事態だ。前戦のルクレールの激走も、予選でのサインツのアシストも、すべての努力が泡と消えた。

(※ただし、決勝レース後、このクラッシュはスロットルトラブルではなく、ルクレール個人のミスとフェラーリのビノット代表は指摘している。詳細は不明だ)

決勝でポールからスタートしたルクレールは序盤にフェルスタッペンに追い立てられたものの、13周目ごろに1秒差圏外に追いやり、16周目にフェルスタッペンをタイヤ交換に追い込んだ。タイヤの持ちは前戦に続いてフェラーリに分がありそうで、ルクレールが勝つチャンスは十分あった。

F1では「誰々のリタイア」「誰々のクラッシュ」といった、たった1つの事件がレースの印象を決定づけることがある。古くは88年モナコGPでのセナのクラッシュ、91年ポルトガルのマンセルのタイヤ交換ミス、比較的近いところでは19年日本GPでのフェルスタッペンの接触リタイアなどだ。今回のGPも、「ルクレールがクラッシュしたGP」として記憶に残るに違いない。

これでフェルスタッペンが優勝した場合、現在のルクレールとのポイント差「38」が、「63」へと一気に増える。

今日は鈴鹿のF1チケット一般発売日。シーズン終盤のタイトル争いを楽しみに購入した人も多いだろうが、とんでもない事態となった。鈴鹿までタイトル争いが続いているのだろうか。。?

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