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[土鍋でおかず作り#5]サラダチキン

FORME note読者のみなさま、こんにちは。
土鍋料理研究家の塚田綾です。

今回ご紹介するのは、サラダチキン。
サラダチキンは低カロリー・高たんぱく質で、その上美味しくて、注目の人気メニューですよね。
でも、鶏むね肉は加熱し過ぎるとパサパサになり、しっとり美味しく仕上げるのは意外と難しいもの。
ですが、土鍋を使うだけで、失敗しないで上手に作れます!

大まかな工程は下記の通り。

(1)土鍋に鶏肉・水・しょうが・昆布・塩を入れる
(2)ふたをして中火にかけ、沸騰したら差し水をする
(3)火を止めて完全に冷ます

※できたてより、しっかり冷ます or 冷蔵庫で寝かせた方が美味しい。

とても簡単です!

完成したサラダチキンは文字通り、たくさんの野菜とサラダに仕立てるのはもちろん美味しいのですが、私のおすすめはズバリ、晩酌のおつまみとしていただく食べ方です!

薄切りにして柚子胡椒やかんずり、とっておきの塩などを添えて、好きなお酒とちびちび味わう……最高です。
みょうが・ねぎ・スプラウト・香菜など、たっぷり薬味野菜を添えてごま油をかけて、塩やポン酢で食べるのもいいし、きゅうりと胡麻ダレでバンバンジーもおすすめ。

うどんやラーメン、冷やし中華の具にするのもおすすめ。

保存する場合は煮汁と一緒に密閉容器に移して冷蔵庫に入れて、2日ほどで食べきりましょう。
その際、煮汁は一度こしてアクなどを除き、昆布やしょうがも取り除いてください。
残った煮汁は水で割って好みの塩加減にして、スープやシチューにします。

残業などで帰宅が遅くなっても、寝る前にさっと火を入れて朝まで放置しておけば土鍋が仕上げてくれて、翌日美味しく食べられます。お弁当のおかずはもちろん、ヘルシーな夕食(晩酌)の一品になりますよ。

使用した土鍋は、一人前の鍋焼きうどんを作るのにちょうどいい6合サイズです。
このサイズの土鍋はちょっと煮物を作ったり、ぶりしゃぶなどミニ鍋をしたり、ひとつあるととても重宝しますよ。

土鍋は蓄熱力が高いので、火を止めたあとも余熱でやさしい加熱状態が続きます。
容量は800㎖です。

この土鍋は「伊賀土鍋 刷毛目 小サイズ」です。
こちらで購入可能です。

土鍋で作るサラダチキン

【材料】
[A]鶏むね肉 1枚(約370g)
[A]水 2カップ(400㎖)
[A]塩 小さじ1
[A]しょうが(薄切り) 5g
[A]だし昆布 3g
差し水 100㎖

(1)土鍋に[A]を全て入れ、ふたをして中火にかける。

鶏肉はさっと水洗いします。

(2)十分に沸騰したら肉の上下を返し、差し水を加えて火を止める。ふたをして、そのまま一度完全に冷ます(余熱調理)。※必ず1時間以上冷ましてください。

最低でも1時間は冷ます(余熱調理する)こと。

(3)煮汁から鶏肉を取り出し、食べやすい大きさに切り分けて、お好みのアレンジでいただく。※そのままだと塩味は薄めです。

しっとりジューシーな仕上がり。岩塩をかけて食べました。

この料理は「余熱でじっくりゆっくり火を通す」ことが成功のカギです。
目を離したすきにうっかり長時間沸騰させてしまうと、鶏肉がパサパサに仕上がるので注意!
調理中はタイマーをかけるか、できるだけ土鍋のそばで見守ってください。

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