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【行ってきました】市谷の杜 本と活字館

こんにちはnagamです。
ずっと行ってみたかったけれど、少し遠いし毎日暑いし…と思って、なかなか行けずにいた「市谷の杜 本と活字館」に先日行ってきました。

1階では活版印刷で本をつくる流れが工程別で紹介されています。
印象深かったのは3つめの工程「文選」
原稿をもとに1文字ずつ活字を拾うのだそうですが、

活字がずらり

……どこになにが??
単純に訓読みあるいは音読みでのあいうえお順?と思いきや、使用頻度によって分けられ、文字種・部首順に配列されていると初見泣かせ。

「新人で文選担当になったら、もたもたして慣れるまで毎日怒られるな……」なんてことを思っていると、まったく同じ話をしているほかのお客さんが。やはり心配になりますよね…と心で頷いてみたり。

しかし、頻出する単語は一字一字拾う必要はなくまとめて用意されているそうで、コンポーネントみたいな考えだと感動してしまいました。

「新庄」や「イチロー」(2段目中央)や政治関連の語句など、その時代を感じる単語のセット

雑誌「小学六年生」のロゴや「(笑)」、「♥」などの活字も存在していたのも驚きでした。行間や字間を調整するものもあり、なんとなく「一つ一つの文字だけ」と思い込んでいました。

雑誌「小学六年生」のロゴ
(笑)!
行間調整のインテル、文字間調整のクワタ

そしてさらに驚かされたのが、ルビの存在。
当たり前といえばそうですが、これがまたサイズが小さい!
けれどこれもつまりは一つ一つ職人さんが作っていて…?!とまた1つ目の工程「作字」に戻ってしまったり。

途中、スタッフさんからの解説も聞くことができて、とても有意義な時間でした。

2階では企画展「発見!雑誌づくり工場(無線とじ編)」が開催中でした。
(会期:~2024年10月14日(月))

ルーペで表紙を見ると網点がぎっしり。
知っていても実際に色が変化するとちょっと感動

自由研究にも!とのことで、とてもわかりやすく雑誌の印刷・製本について解説されていました。
解説を読むだけでなく実際に触れられると、より理解が深まり且つ楽しむことができるので良いですね。

帰る前にカフェスペースでひとやすみ。
期間限定のCMYKフロート・シアンを購入しました。
あとから人になぜわざわざその日に出かけたのかと言われるほど暑い日だったようで、フロート美味しかったです…!

館内は展示以外も活字にあふれていて、細かいところまでついつい探索してしまいました。
特に活字のベンチ(右上)が印象的です。

自販機のマーク(左上)がかわいい

次なる企画展や、人気ですぐ満員になってしまうワークショップもチェックして、また遊びに行きたいと思います!

市谷の杜 本と活字館
開館時間:10:00~18:00
休館:月曜・火曜(祝日の場合は開館)、年末年始
入場無料


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