アメリカの大学 授業の履修の仕方

履修をするときには、毎回自分の担当のアカデミックアドバイザーと相談して次の学期の履修科目に関して面会が行われることがほとんどです。履修は、大学の自分のアカウントに授業コードを入力し履修をします。何かわからないことや、不安なことがある場合は履修前のアカデミックアドバイザーとの面会の際に質問するようにしてください。例えば、あなたが英語作文の授業が苦手な場合、成績をつけるのが易しい教授の授業を紹介してくれたり、あなたの弱点や強みに合わせて色々なオファーをアドバイザーはしてくれます!

アメリカの大学ではGPAを高く保つことが非常に重要になってくるので、アドバイザーと相談しながら履修をするようにしてください。

この記事では、履修の仕方や仕組みをご説明します。

1. レジストレーション (Class Registration)
現在は、授業の履修登録は全てオンラインで行われます。授業の履修全体を管轄するのはRegistration Officeです。履修登録をする際には、事前に科目を選択し、大学が定めるアカデミックアドバイジングを受ける必要あります(アカデミックアドバイザーとの面会)

( 1 )科目選択
科目選択をする際には、まず下記の方法で候補となる科目を書き出していきます。

①大学カタログ
自分の選考の大学カタログは、大学のウェブサイトからPDF形式でダウンロードしたり、ブラウザ上で確認することができます。ここには卒業までに履修が必要な授業一覧や、それぞれの授業の単位数等が記載されています。学業上の規則や選考・副選考を選択するための必要条件、それぞれの授業の内容(Course Description)が学部ごとに簡潔にまとめてあります。カタログには、Requirementsという必須事項が書かれた箇所があるので、注意して読みましょう。卒業に必要な条件や専攻に関する条件などが細かく記載されています。履修するクラスの内容をできるだけ理解してから、アカデミックアドバイザーに相談しに行ってください。

②他の学生からの情報
他の学生からもらう情報のメリットとしては、学生から見た授業の印象、例えば試験は難しいか、教授の授業の進め方はどうか、レポートはどれくらいの長さのものを何回提出するかなど、かなり詳しく率直な情報を得ることができます。Rate my professorsなどのサイトでは自分の大学名と授業名を入力すると、過去にその教授の授業をとった学生が書いたレビューを確認することができるので、こういうサイトを利用するのも一つ方法としてあります。

③履修する科目について
カタログのクラスリストには、学科のコース番号が書いてあります。例えば、ENG101:English Compositionは、Englishのコース番号101で、一年生が履修する英作文のクラスという意味です。この3桁の数字の100の位はクラスの平均のレベルを表し、例えば1の場合は、Freshman-level、2はSophomore、3、4は上級生レベルというようになっています。つまり数字が大きいほど内容が高度になるということです。

そして、レベルの高いクラスを履修するときは、pre-requisiteのクラスに気をつけましょう。これはあるクラスを履修するときに、それ以前に履修しておかなければならないクラスがあることを意味します。基礎知識なくしていきなり専門性の高い授業を履修することは通常できません。

また、上級生から順番に履修科目登録を行うので、新入生の場合、自身の番になった時にすでに希望する科目が定員に達していたり、たまにキャンセルになっていたりする科目があるので、予備の科目もリストアップしておくと、いざという時に慌てずにすみます。

(2)アカデミックアドバイジング
アカデミックアドバイジングは、学生が無理な履修計画を立てたりして不用意に成績を悪化させないための仕組みです。学生は履修科目登録を行う前にアカデミックアドバイザーに登録予定の科目を報告し許可をもらいます。許可されれば、履修登録の際に求められるPINナンバーを教えてもらえ(大学によってこのシステムは異なります。)、それを使って履修登録を済ませます。

(3)履修科目登録
アカデミックアドバイジングの際にアカデミックアドバイザーが自信に変わって登録をしない場合は、なるべく素早くインターネットを通じて履修科目登録を済ませます。大学のアカウントにログインし、授業登録ができるリンクにアクセスすると、大概はクラススケジュールに記載されているレジストレーションコードと呼ばれる複数の桁数の番号を使って登録することになります。

登録を終え、しばらく授業に出席してみて極端に授業が難しかったり、自分の興味と合わなかったり、試験やペーパー提出の時間が重なってあまりにもハードなスケジュールなることが予想されたら、授業の登録変更(Add/Drop)をするのが賢明です。しかし、留学生としてのステータスを維持するために、一学期間に最低12単位を履修する必要があります。登録を変更する場合は、大学によってやり方が決まっているのでその方法に従ってください。一定の期間を過ぎると、履修科目の変更はできなくなりますので要注意です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?